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小舟

朝露に憂い

夕立に嘆く


切ない恋はもう嫌だと

あなたに告げたけれど


切なくならぬ恋など

あるはずもなく


朝霧に迷い

花曇りに霞む


見果てぬ夢に自分を映す

あなたと共に歩みたくて



どんな恋を選んでも

所詮かなわぬ茨の道ならば


予定調和を裏切って

私を連れ去ってくれないか


手折りし花の棘で

傷めた指を

強く吸ったそのままに


どうか私の全てを

その唇で溶かしてくれないか


空が回る

海が泣いている


あなたの腕の中で

決意する


嵐に漕ぎだす

小舟になろうと




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