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ツンデレ系ヒロインの恋愛事情



 国内外に子会社を多く持つ月咲ツキサキ財閥。

 その総帥の長子として月咲凜子リンコは生まれ、何不自由なく蝶よ花よと育てられた。だが決して甘やかされただけではない。財閥の長子として高い教養と知性を求められ、凜子も幼いながらも一生懸命応えた。そのおかげで凜子は両親にとっては良き娘であり、他人からは良き令嬢としてとても褒められた。


 そんな彼女が六つになると弟が生まれると、良き娘、良き令嬢の上に良き姉が加わり、凜子はその頃から息苦しさを感じるようになった。

決して両親や弟、自分の取り巻く人々が嫌いになったわけではない。ただ自分の笑顔が本当に自分のモノか、造ったモノかわからなくなっていた。女子は年齢の割にませているというが、凜子はさらに早熟だったのが原因だろう。


「大丈夫?」


 とあるパーティでそう背後から話しかけられた。周りには財閥の令嬢ということで、親から嗾けられたであろう子供に囲まれ愛想笑いを浮かべていた凜子は、その言葉にビクリと肩を震わせる。振り返るとそこには男の子が首を傾げて立っていた。服装から男の子だと判断したが、男とも女とも思える顔立ちだった。


「大丈夫?」


 何も答えない凜子に向かって男の子はもう一度問う。だがそれでも凜子は答えない。否、答えられなかった。コップいっぱいまであった水が縁から溢れでたように、声もあげることも出来ず涙が彼女の頬を伝う。


 男の子は無言で彼女の手を掴むと、周りで狼狽える子供達を掻き分けて彼女を連れ出す。そして夜のライトアップされた誰もいない庭園の噴水まで手を引いてくると、彼女を噴水の縁に座らせ自分も横に座った。

 そして男の子はそっとハンカチを凜子に差し出す。


「……どうして?」


 ハンカチを受け取り目元を押えながら凜子が問う。なぜ彼が自分に大丈夫かと声をかけたのが不思議だった。男の子は凜子の言葉にちょっと悩みながら答える。


「なんとなく泣きそうな顔をしてたから。」


 そう言って男の子はにこりと笑う。


「女の子はね、笑っていたほうがいいよ。それに男は女の子を守るんだよ!」


 胸を張って答える彼に、凜子がクスリと笑う。すると男の子がさらに笑顔になった。


「うん! 笑っていたほうがずっと可愛いよ!」


 その言葉に凜子の頬が朱に染まる。だがあたりは暗い為、その変化は男の子にはわからなかった。


 ふと遠くで誰かの呼ぶ声が聞こえた。


「あ、父さんが呼んでる!」


 男の子は噴水の縁から降り走り出す。


「待ってハンカチ!」


 凜子も噴水の縁から降りて彼に呼びかける。すると彼は立ち止り振り返った。


「あげる! もう無理しちゃだめだよ!」


 そう言って彼は室内のパーティ会場の人込みの中へと消えていった。


 凜子はハンカチに視線を落とす。そこにはあの少年のイニシャルであろう『H』という文字が刺繍されていた。


「……ありがとう。」


 ハンカチを握りしめ、凜子は呟いた。


 それから凜子は少し変わった。後に振り返れば年相応の子供になった。聞き分けのいい令嬢が少々我が儘なお嬢さんになり、素の自分を出すようになったのだ。


 凜子の両親はそれに戸惑うことなく受け入れた為、彼女は曲がることはなかった。

 ただ彼女が変わっても周りが変わることは難しく、令嬢という立場に群がる人間達は存在する。凜子は自分に付属された富に群がる人間をあしらう為、あえてツンした態度をとって距離をとったりしてツンデレお嬢様に成長していった。





 そんな月咲凛子が高校部一年の終わり、来週から高等部二年生が始まろうとしている三月の下旬のとある日、両親はとんでもない爆弾を投下してくれた。


「凜子、今まで黙っていたんだが実は君に婚約者がいるんだ。今年で十六になったし、来年から高等部二年だ。知っていた方がいいと思ってな。」


 そう父が夕食を終えた後のお茶を啜っている時切り出し為、凜子はお茶を吹き出すかと思った。現に器官にお茶が入って逆流し鼻から飛び出るかと思った。


「お、お父様!?」


 お茶のせいでツーンと鼻の奥が痛く、性格がきつそうな印象を与えがちな切れ長な瞳に涙が溜まる。ポニーテールにした色素の薄いパーマのかかった髪を揺らした彼女は、苦悶の表情を浮かべたとしても万人が美少女だと認めるであろう。


「相手は一年生で生徒会長になった子高ネダカ君。確か名前は悠都ハルト君だったかな。成績優秀で眉目秀麗の優等生だと聞いているよ。」


 慌てる凜子を余所に父は満足そうに頷いている。助けを求めるように凜子は母をみたが、母も同じように頷いていた。さらに動かすと六つ下の弟だけが不満そうな顔をしているのが救いである。


「凜子達には話していなかったが彼のご両親と私達は昔から付き合いでね。最近はお互い忙しくて付き合いは少ないが、もしお互いに子供が出来たら結婚させようと話していたんだ。」

「待って下さいお父様! 私はッ」

「……もしかして付き合っている人でもいるのかね?」


 穏やかな声とは裏腹に、表情は顔を一転し鋭い目つきになった父に凜子は押し黙る。


(別に付き合っている人はいないけど……)


 自分は月咲財閥の長女。財閥は弟が継ぐだろうが、一般の女性のように恋愛し好きな人と結婚できるとは思っていない。


 だが心に残るのはあの日の男の子だった。既に記憶は遠く、顔もおぼろげにしか覚えていなくても、自分が変わるきっかけをつくった彼は凜子にとって初恋であり憧れの人だった。


 父に何も言えず自室に戻ると凜子は化粧台前の椅子に腰かける。そして化粧台の鍵がかかる引き出しを開け、そこから丁寧に折りたたまれたハンカチを取り出し、筆記体の『H』の文字を撫でる。


「はぁ……」


 凜子は深いため息を漏らす。そんな彼女のを意識を逸らすかのようにノックが響いた。彼女が慌ててハンカチをしまい鍵をかけて返事をすると、入ってきたのは真剣な面持ちした弟、寿太スズタだった。


「どうしたの?」


 凜子が手招きしながら聞くと真剣な表情で寿太は口を開く。


「……姉さん、結婚しちゃうの? したらいなくなっちゃうの?」

「え?」

「だってお父様がそう言ってたから……」


 今にも泣きだしそうな顔でいう弟から飛び出た言葉に、凜子は一瞬呆気にとられたが、すぐに笑ってみせた。


「そんなすぐにはいなくならないわよ。いなくなるとしてももっと寿太が大きくなってから。」

「やだ! 姉さんがいなくなっちゃうなんてやだよ!」


 泣くのを堪えていう弟に凜子は苦笑を漏らす。どうやら弟には思った以上に好かれていたらしい。嬉しいような気恥しいような微妙な気持ちだ。


「まだまだ先の話よ。寿太もう遅いんだから寝なさい。明日は友達と遊ぶ約束していたでしょう?」


 そう言って彼を部屋から出し、凜子は表情を曇らせる。

 脳裏に浮かぶのは自分の婚約者となる子高悠都だ。


「まさかあいつだなんて……」


 確かに彼の評判はよかった。大物政治家を父に持つ彼は成績優秀でスポーツもでき、容姿も最上級。爽やかな性格をしていて教師の評判もよく、凜子も初等部から高等部一年まで何度も委員会で一緒に活動した覚えがある。


(だけど……)


 再度凜子はため息を漏らす。

 彼は優秀で能力も高く、人の使い方もうまい。だけど爽やかな性格は建前で本当は腹黒毒舌家が彼の本性だ。

 なぜか自分ともう一人の幼馴染にはその本性を見せるため、委員会活動でも何度も口論になった。その度に彼の幼馴染が割ってはいってくれなかったら、あの見た目爽やかな顔に数発平手打ちしていたに違いないと凜子は思う。


「どうにかして断れないかしら。」


 彼と婚約、しいては結婚なんて考えられないと凜子は思う。だが月咲財閥の頂点に君臨する父が納得するような理由がなければ婚約破棄は難しいだろう。

 ベッドの上に転がりなら凜子は思考を巡らせるが、名案は思い浮かばない。


「とりあえず、嫌われるようにするくらいしか思いつかない……」


 枕に顔を埋めつつ、凜子は今日一番の深いため息を吐いたのだった。





 それから高等部の二年になった凜子は、出来る限り自分の婚約者に会わないようにしたり、会ってもつっけんどんな対応したりした。その度に彼の爽やかな表情が一転し不機嫌そうになったが凜子には関係なかった。


(自分でも可愛げのない女だと思うけど……)


 だけど凜子にはそれ以外方法が思い浮かばなかった。

 そして五月に入り連休の中頃、自分の婚約者の父である子高氏が主催する政治資金パーティに招待された。断ろうとも思ったがその理由が見つからず渋々参加し、子高氏の挨拶を終えた後、ジュースを片手に一人壁の花となっていた。

 チラリとみてくる男性の招待客の視線を無視して、自分の失敗を反省する。


(やっぱり断固断ればよかったかも。)


 母が選んでくれたネイビーの光沢のある膝上丈のパーティドレス。スカートが短く肩と背中が大きく開いて地肌を晒すデザインで、とても可愛いが五月だが冷房が効いた室内では少々肌寒い。


「凜子さん、そちらにいらっしゃったんですか。」


 その声に凜子はあえてその方向へは向かずジュースを飲むふりをしてやり過ごそうとする。しかし声の主はすぐ目の前に回り込み微笑んだ。

 黒曜石のような髪を揺らし、オーダーメイドであろうシルバーのスーツを着こなす八頭身の彼の名は子高悠都といい凜子の婚約者。身長は凜子より人差し指の長さほど高く、均整とれた体つきをしていた。


「今日も素敵ですね、さすが私の婚約者です。」


 爽やかに微笑みいう彼に凜子は内心舌打ちする。パーティ会場いう場所と月咲財閥の長子という立場がなければ思いっきり顔が歪んでいたろうと思う。


「こんばんは、子高様。素敵なパーティへのご招待ありがとうございます。」


 顔中の表情筋を駆使して微笑みを作り凜子は挨拶をする。周りの凜子を見ていた男性達がその笑顔に感嘆したほどだ。


「そんな他人行儀な……私達は婚約者同士ではありませんか、凜子さん。」


 凜子の微笑みを受けた子高は、少々憂いの帯びた微笑みで答える。その表情に今度は彼を注視していた女性達が感嘆した。


 第三者からみれば、彼らは美男美女カップルの甘い睦言タイムである。だが当の本人達の間にそんな甘い感情はない。


「で、本音は?」

「もう少し大人しい服装選べないのか、凜子。」


 先ほどとは打って変わって幾分か低い声で凜子が問いに、子高も微妙に違う声音で答えた。


「私が何を着ようと私の自由でしょ? あと凜子って名前で呼ぶのを許した覚えはないんですけど? しかも呼び捨てってやめて下さらない? 生徒会長殿。」


 周りには聞こえないくらいの声で、微笑んだままその表情を崩さずに言う彼ら。もし目がビームを発射する機能がついていたら、二人の間でバチバチと音を立て煙を上げていただろう。


「許嫁の服装を指摘したり、名前で呼んでなにが悪い。それともあれか? 好きな男にしか呼ばれたくない、なんていう乙女な理由か? 意外と少女趣味なんだな。服装もそういう趣味にすればいいものを。」

「なっ」


 子高の言葉に微笑みの鉄仮面を崩し凜子が紅くなる。確かに自分は顔に似合わず少女趣味な事に自覚がはあったが、この男に指摘されたくなかった。


(こういうことをいうからこの男は嫌いなのよッ)


 口で言ってもすぐに言い負かされる為、凜子は内心毒づく。


 子高悠都は容赦のない毒舌家だ。言っていることが正論なのだが、人の痛いところをピンポイントで突いてくる。頭の回転が速い為、凜子は出会ってから一度も彼に口で勝ったことはなかった。


「だからすぐに……」

「あなたには関係ないでしょ!」


 子高が言い終わらぬうちに凜子の言葉が遮る。彼が帰れというだろうと簡単に予想できたからだ。


(いくら私の事が嫌いだからって……!)


 場所のことも注目されている視線を忘れ、怒りで頬が頬紅以上に紅く染まり瞳に涙が溜まる。


 褒めて欲しいとは思わなかったが、貶されるとも思っていなかった。


「私だって----!」

「はいはーい、凜子ちゃんストーップ! 悠都も言い過ぎよ。」


 場を茶化すような声が二人の間に割って入った。


 現れたのはワインレッドのスーツに身を包んだ青年だった。


 彼は猫宮日向コミヤヒナタ。凜子の婚約者の幼馴染で、彼女とも初等部より何度か委員会で一緒に活動し、今年は同じクラスになったクラスメイトだ。

 中性的な顔立ちのイケメンだがお姉口調の為、男女問わず友人が多く、面倒見もいい彼は凜子にとって異性で唯一の友人だった。いつもなら可愛らしいヘアピンでアレンジしている明るい茶の髪が今はオールバックにセットしていて、場所が違えばホストのようだ。


「日向!」

「こんばんは凜子ちゃん。今日は一段と可愛いね。それ有名ブランドの新作でしょ? さすがいいセンスしてる!」


 凜子の言葉に日向はいつも通りの調子で答える。その様子に凜子は自分の中の怒りが静まっていくのがわかり、自然と微笑むことができた。


「日向こそ素敵なスーツね。その色を自然と着こなすことができるのはホストくらいだと思ったわ。」

「あら、あたし褒められた? それとも貶されたのかしら?」


 凜子の軽口に日向は微笑んで答える。彼は誰に対しても自然に振る舞い受け止め受け流すことができる。だからだろういつもならツンツンとした凜子も彼の前では幾分か和らいだ。

 凜子のその表情を見てか日向は安心した風に、ただいつもの彼の笑い方とは違う大人びた風に微笑む。


「やっぱり女の子は笑っていたほうがいいね。ずっと可愛いよ。」


 その表情が凜子の古い記憶を呼び起こす。あの男の子が脳裏にチラリと映った。


(え? なぜ?)


 凜子は自分に問いかけるが答えは見つからなかった。それを誤魔化すかのように凜子は日向に問う。


「……日向はなぜここに? 生徒会長に誘われたの?」

「まあ、そんなところかしら~。」


 日向の言葉に凜子は同情する。日向の家は子高家と近く、また彼の祖父が子高家と旧知ということで日向と悠都は幼い頃からの付き合いがあるらしい。本人曰く「腐れ縁ってやつよ」ということだ。


「日向も大変ね……クチュンッ」


 凜子は小さくくしゃみをして腕をさする。時間が経ってさらに冷房が効いてきたのだろう、本格的に寒くなってきた。


(風邪ひいたらまずいかも……上着を取りにいこうかしら。)


 凜子がそんなことを考えていると、ふわりと肩に服がかけられた。


「凜子ちゃん、大丈夫?」


 日向の心配そうな声が耳に届く。凜子が視線を向けると彼は上着を脱いでいて、その上着は自分の肩にかけられていた。

 上等な布地なのだろう肌触りがよかった。それにさきほどまで彼が着ていた為、少し暖かく男性物のコロンが微かに香る。


「確かにドレスは可愛いけど女の子が体を冷やしちゃダメ。フロントに行って上着をとってきたほうがいいわ。ほらジュース預かっておくから行っておいで。」


 凜子の返事を待たず日向はジュースを取りあげて急かす。凜子は彼と彼の服を何度か交互に見る。


「だけど日向は寒くない?」


 日向は片目をつぶって見せる。


「あたしは大丈夫、これでも男だからね。それに男は女の子を守るもんよ?」


 そう言って微笑む日向。

 その言葉と表情に凜子は自分の胸が高鳴った。どうしてもあの時の男の子と日向が被るのだ。自分の頬が高潮し紅くなるのが解り、慌てて視線をそらし背中を向ける。


「あ、ありがとう日向。すぐに返すから待っていてね!」


 それだけ言って凜子は足早に立ち去った。寒さなんて忘れ、今は顔が暑いくらいだ。


(……顔、見られてないわよね?)


 そう思いつつ彼の元に戻るまでになんとか冷やさないとと凜子は考えを巡らせるのだった。






 取り残された男二人の内、日向は苦笑しながら幼馴染に言う。


「悠都、寒そうに見えたなら普通に言いなさいよ。あれじゃ凜子ちゃんが勘違いしても仕方ないわよ。」


 不機嫌な幼馴染は眉間に皺よせ日向を睨みつけた。


「黙れ天然すけこまし。」

「は? すけこまし?」


 疑問符を浮かべる日向に子高はため息を漏らす。


 この男は昔から周りからの異性に向ける好意に疎かった。それが彼女出来てからは彼女一筋になった為、その鈍感さに拍車がかかった。


「とりあえずあたしのことは置いといて、悠都いい加減にしなさいよね。好きな子をいじめて許されるのは小学生までよ。個人的には最近は小学生でもやらないと思うけど。」


 保護者のように諭す彼に子高はイラつきを覚える。この余裕のある態度、器の大きさを見せつけられているようで気に入らないのだ


「黙れ、天然ホスト。」

「ホストってなに!?」

「黙れ、天然脳内花畑。」

「わけわからないんだけど、天然って絶対なの? ねえ??」


 それから凜子が上着を着て戻ってくるまで、腐れ縁の二人は漫才の如く続く掛け合いは途切れることがなかった。






お姉系男子の諸事情四つ目、ツンデレヒロイン視点でした。

幼い頃の記憶の男の子のは誰か……は、乙女ゲームではよくある設定ですが、ダガソレガイイ。と作者は思っております。


パーティ会場の場面ではゲーム風にいうと通常ルートでは猫は現れませんが、隠しルートで現れる設定です。

ちなみにツンデレヒロインの子ルートでは子の初恋がツンデレヒロインで、ずっと一途なんだけどヒロインが気が付かないという設定。

ツンデレヒロインの隠し猫ルートだと子→ヒロイン→猫という三角関係を楽しめるという設定です。

だれかこんな乙女ゲーム作って下さい、お願いします。(笑


ちなみに財閥とか政治資金パーティとかの設定は、作者が適当に考えてます。あまり深く考えてないです、ごめんなさい。



幼馴染の子さんは猫の素性や彼女持ちだと知っている、少ない人物の一人です。

ついでにツンデレヒロインの初恋が猫だと知っていて、さらにハイスペック猫に嫉妬もしてます。青春ですね。今度子視点も書きたいです。


2014/10/05 楠 のびる

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