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0019話 たまには作者も読者も叩いてみよう(確たる証拠も無いのに罪人扱いについて)

 世の中には困った事に明確な証拠も無いのに他人を犯人扱いする人がいる。


 以前書いた話しだが、数年前、ある殺人事件があった。とある一家のうち全員ではないが数人が殺害された。

 そこでテレビのワイドショーやネット上で犯人扱いされたのが、その一家のうちの無事だった一人だ。

 警察への通報が遅かった。

 マスコミへの言動が怪しい。

 態度が怪しい等々から犯人だと疑惑がもたれたのだ。

 あるワイドショーの司会者は名指しこそしなかったものの、まるでその人が犯人かのような疑惑を口にした。

 あるタレントは自分のブログにその人が犯人だと書いた。

 だが、明確な証拠は何も無かった。

 そしてある日、警察が犯人を捕まえた。

 犯人はそれまで疑惑を持たれていた人とは全くの別人だった。

 つまり、ワイドショーやネット上で犯人だと推測されていた人には何の罪も無く、正に「冤罪」だったのだ。

 その結果、その人が犯人かのような疑惑を口にしたワイドショーの司会者は、あるホテルの一室で番組スタッフに付き添われながら、疑いをかけた人に謝罪した。

 自分のブログに犯人だと書き込んだタレントは事務所から謹慎を言い渡され、暫くの間、芸能活動の中止を余儀なくされた。

「冤罪」をかけられた人が後に週刊誌のインタビューに答えているが辛い思いをしたそうだ。当然だろう。家族を亡くしたのに犯人扱いをされていたのだ。


 こういう事件が起きたのだから「冤罪」という罪をおかす事を恐れて少しはネット上でも自重する動きが出るかと思いきや、そうでもない。


 昨年の話しだが北海道で小学生が行方不明になる事件があった。

 色々不審な点があり父親の言動にもおかしな点があるという事で、ネット上ではその父親が既に子供を殺したなんて犯人扱いしている人もいた。

 だが、実際には殺害などしておらずその小学生は無事保護された。

 また「冤罪」が起こったわけだ。


 自分には真実を見抜く目がある。

 私は洞察力に優れている。

 何て己惚れている人がこういう「冤罪」を起こしやすい。

 それが如何に危険な事か……

 何の罪も無い人を無惨に傷つけるのだ。


 それは、ここ「小説家になろう」でも変わらない。


 ちょっと日間ランキングの上位に入っただけで、もうクラスタだの複アカだの不正行為をしていると騒ぐ輩がいる。

 明確な証拠は何も無いのにだ。

 そういう人達が証拠だと思っているのは大抵は根拠薄弱な推測でしかない。


 それが、もし盤石な証拠だと言うのなら運営に通報すればいいだけの話しだろう。

 相手が違反している。証拠もあるというのなら通報すれば万事解決するだろう。

 運営は我々よりも多くの点から会員の投稿状況をチェックできる。

 我々が不正をしているという証拠を掴めるのなら、運営はもっと確実に裏付けがとれる。


 某作者さんが不正をしていると騒いでいる者がいた時には呆れた。

「俺TUee◯」で見ても不審な点は見当たらない。

 クラスタ疑惑をかけられていたが明確な証拠があるわけでもない。

 はっきり言って内容的に日間上位に来ても何らおかしくない作品だ。

 と、言うよりも、私はその作品をたまたまランキング上位に来る前に読んでいて、その時、この作品は上の方に来るだろうと思ったらやはりそうなったという作品だ。

 この不正をしていると悪評をたてられた作者さんには心底同情した。

 ただ、自分の作品を投稿しただけで不正扱い、悪者呼ばわりだ。

 これではたまらないだろう。 


 ここ暫くの事だが、まぁ8月からだが、私はブックマークも評価ポイントを付けるのも自粛していた。

 お気に入りユーザーも登録していない。

 たまたま、私の作品2つが8月にジャンル別ランキングで日間上位に来て、総合ランキングでも31位と39位にまでなったからだ。

 ちなみに私が投稿した作品でここまで上がったのは初めてだ。

 だからクラスタだの相互評価だのと言い掛かりをつけられてはたまらないから自粛していた。

 全く肩の凝る話しだ。


 そもそもだ。不正な相互評価と偶然の相互評価を見分けるのは難しい。

 基本的に誰かの作品をブックマークしたり、評価ポイントを入れたりするのは、その作品が自分の好みに合致しているからだろう。

 当然、その作品を書いた作者も好みが似ていると考えていい。

 ポイントを入れて評価した相手が、こちらの作品を好みに思い評価しても何らおかしくはないのだ。

 類は友を呼ぶのだから。


 ところが、不正、相互クラスタと叫ぶ輩の中には、そういう事は一切考慮しないで、ただ相互の作品にポイントが入っていれば十把一絡げで不正扱いする者がいる。

 これが明確に相互クラスタとしての証拠でもあればいいのだが、そんな物は無くてもおかまいなしだ。


 しかも、そういう不正だと声をあげる者と、その声に同調する者達が、それこそお互いの作品に対してポイントを入れ相互評価している。


 自分達は相互評価していない。正当に評価しただけ。

 だけどあなた達は不正な相互評価だ、というわけだ。

 呆れる話しである。


 ランキングについても、上位に入る作品は不正をしている。

 でも私達がランキング上位に入った場合は不正では無い、というわけだ。

 開いた口が塞がらない、とは正にこの事だ。 


 いったいどこまで他の作者を愚弄し貶めれば気が済むのか。


 まぁこういう人達には言っておこう。

 他人のランキング入りは不正と騒ぎ貶めるのは結構だが、自分達の作品がランキング入りした時にそれを不正行為と思われても、それはそれで仕方が無いという事を。

 何せ、他人が不正をしていると騒ぐ薄っぺらな根拠は、それを騒ぎ立てるあなた達にも当てはまるのだ。


 散々根拠薄弱で他人を不正作者呼ばわりして来た者が、逆の立場に立たされたからと言って文句を付けるのはお笑い種だろう。

 せいぜい同情するのはそれこそ相互評価しているお仲間ぐらいのものだろう。


 繰り返すが盤石な不正の証拠があるのなら通報すればいい。

 結局は確固たる証拠が無いからとやかく言って批判するのだろう。

 だが、それは誹謗中傷に過ぎない。


 反省してもらいたものである。

   

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