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0015話 たまには作者を叩いてみよう(現実は認めようよ)

「人は自分の信じたいものを信じる」

 昔からよく言われて来た言葉だ。

 実際に目の前で起こっている事でも信じたくない事は信じないという人はある程度いる。


 この「小説家になろう」の中にもそういう人はいる。


 私は以前よりこの「たまには毒者と作者に物申す」の中で、「小説家になろう」で書籍化されるのは何も異世界転生ハーレムチート物等の所謂「テンプレ作品」ばかりではないという事を主張して来た。


それをちょっと書き出してみよう。


●003話(2014/10/22投稿)において

『例えば「大人のた◯の恋愛小説レーベル」の「エタニティブック◯」では、既に二桁の作家さんが「小説家にな◯う」からデビューしているという事実がある。「エタニティブッ◯ス」の作品は殆どが現代日本が舞台の恋愛小説だ』



●008話(2015/11/10投稿)において

『2014年1月から2015年10月までの22ヵ月間に書籍化された「小説家になろ◯」の「テンプレ作品」を数えると28の出版社から102作品が出版されていた。これにはシリーズ物の第2巻とか第3巻みたいな続きの巻数は含んでいない。

では書籍化された「非テンプレ作品」はどれだけあるかというと18社から31作品が出版されている。

「テンプレ作品」に比べれば「非テンプレ作品」の書籍化された数は少ない。3割以下だ。

だが、この22ヵ月間で書籍化された「非テンプレ作品」の31作品という数は、「小説家になろ◯」において、「書籍化されるのはテンプレ作品だけ」とか「テンプレ作品を書かなければ書籍化デビューはできない」と判断するほどの数だろうか? とても私にはそうは思えない。

「テンプレ作品」に比べれば数は少ないとは言え、平均すれば月に1作品以上は「非テンプレ作品」が書籍化されているのだ』



●0010話(2016/09/18投稿)において

『今年の6月に結果が発表された第4回ネット小説大賞を見てみればいい。

ランキングで見た作品も受賞しているが、見掛けた事のない作品も受賞している。

中にはブックマークが3桁で受賞している作品もあった。

ランキングが書籍化される要素の全てでは無い事をこのコンテストの結果が証明している。

ついでに言えば異世界ハーレムチートでない作品が5作品も受賞しているし書籍化される。

以前から私が主張している通り「小説家になろ◯」だからと言って、異世界ハーレムチートでなくても面白い作品ならば書籍化されるという事をこのコンテストも証明している』



 と、言うようにこれまで3回ほど書いている。

 1年に1回書いている。

 今回の話しで4年連続という事になる。


 今回は今年の6月に結果が発表されたばかりの第5回ネット小説大賞を話題にしよう。

 28作が受賞し書籍化される。

 そのうちの実に9作品が非テンプレ作品である。

 テンプレ作品以外でも書籍化はされているのだ。


 私はこのように毎年1回、非テンプレ作品であっても書籍化されている事実を指摘している。

 それは誰でも確認可能な事実に基づくものだ。

 つまり証拠に基づいて主張している。


 だが、困った事に、未だに「小説家になろう」内においては、非テンプレ作品の書籍化は無理だと主張する作者さんがいる。

 驚くべき事に第5回ネット小説大賞が発表された後に、非テンプレ作品の書籍化は無理だと主張している人もいた。


 非テンプレ作品が書籍化されているという確たる事実、鉄板の証拠があるにも関わらず、それを認めようとしない。

 そして逆に非テンプレ作品が書籍化されていないという証拠は一切提示しない。

 まぁそんなものはどこにも存在しないわけだが。


 もう、ここまで来ると何を言っても無駄なのだろう。

 まさに「人は自分の信じたいものを信じる」を地で行っている。


 まぁ何を信じるのもそれは個人の自由だし権利だ。 


 だが、真実から目を背けたところで現実は変わらない。


 非テンプレ作品が書籍化されている事を

 どれだけ否定しようとも

 どれだけ無視しようとも

 どれだけ黙殺しようとも

 真実は変わらず書籍化はされている。 

 現実は変わらないのだ。

 それが真理だ。


 願わくば、一日も早く現実を認める事をおすすめする。

 そして自分の作品が書籍化されない事を「小説家になろう」のシステムや人気ジャンルのせいにする事なく、現実に真正面から向き合い努力する事を願うものである。



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[一言] 非テンプレで書籍化が決まった例! 『辰巳センセイの国語科授業』 ぐっと来る名作です!(だいま)
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