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0013話 たまには自己の経験を憶測で語ってみよう(ブックマークについて)

 時々、ここ「小説家になろう」で、ブックマークを外された、外した事を題材にしたエッセイを見掛ける事がある。


 たまには私もブックマークを外された経験について語ってみようと思う。


 ちょっと長い前置きになるが……


「知足安分」と言う言葉がある。

 高望みせず自分の境遇に満足する事だ。


「三平二満」と言う言葉もある。

 少しの物で満足し心穏やかに過ごす事だ。


 私はこうした「知足安分」「三平二満」という傾向の強い心持ちをしている。


 これまでのエッセイや他の作品の後書き等で書いて来たが、私は元々、◯◯年前から同人活動をしており同人誌即売会に長年参加して来た。

 はっきり言って不人気同人作家である。

 それも落ちる一方の不人気同人作家である。


 日本最大の同人誌即売会「夏コ◯」「冬◯ミ」では新刊が20冊も売れればいい方で、一桁しか売れない時もある。


 隣のサークルさんに行列ができても、私の所は素通りして誰も立ち寄ってくれないなんて事は珍しくもないどころか、それが普通だ平常だ。

 コミ◯が開催されている午前10時から午後4時までの間、実に僅かなお客様を迎えるだけである。


 大手サークルみたいに何千部、何万部売るなんて夢のまた夢! 三桁さえ売った事はない。


 ◯◯年前には、小さな同人誌即売会にサークル参加して1冊しか売れなかった事もある。

 それ以来、私の口癖に『0よりはましだ!』というセリフが加わった(笑)


 まぁ、大抵の人間はこんな経験を長年していれば嫌になり「コミ◯は卒業する」なんて負け惜しみを言って、やめていってしまう。


 だが、しかし、私の場合は「慣れて」しまった。

 

 売れないのは当たり前。手に取って見て貰えないのも当たり前。

 それが普通。

 そして毎回、売れないけれどきっちり新刊を作成してコミ◯に参加する。


 ただし、手抜きはしていない。自分なりに満足のいくものを書いている。

 少ないけれど手に取ってくれる、読んでくれるお客様はいるという事に満足しきっている。


 まさに「知足安分」「三平二満」の境地なわけだ。


 もう鋼の神経どころかダイヤモンドの神経で、ちょっとやそっとの事では傷ついたりへこんだりはしない。 

 

 そんなものだから作品については手抜きはしていないが、いささか向上心には欠けるかもしれない。


 ブックマークが減る事を嘆く作者さんも、こういう「知足安分」「三平二満」といった考えを心に持てれば、それほど辛い思いや惨めな気分にならなくてすむだろう。

 まぁ、逆にハングリー精神や向上心と言ったものを減少させたり無くさせるかもしれないので、積極的に他人にはすすめる気はない。


 さて、そんな私が「小説家になろう」で小説を投稿するどうなるか。


 ブックマークをしてくれた方、評価をしてくれた方にはとても感謝している。


 だが、ブックマークやポイントが増えたとか減ったとかで一喜一憂するまではいかない。

 

 それよりも、どちらかというと、気にしているのは投稿初期のユニークアクセスだ。

 そこで累計で何人の方に読んでもらえたかを気にしている。

 

 これまで投稿した私の作品は、どんなジャンルの作品だろうと投稿初日で20人以上の方には読んでもらえているのがわかる。

 だから、もうそこで満足しきっている。

 「夏コ◯」「冬◯ミ」では新刊が20冊も売れればいい方なので、それを基準にしてしまっているのだ。

 低いハードルである(笑) 

 つまり投稿初日で満足しきっているのだ。


 さて、そういうわけでブックマークやポイントの増減をあまり気に掛けない性質なものだから連載作品のうち2作品は未だに「ノンジャンル」のままだ。

 昨年、ジャンルの改編があったが、設定しないままに連載を続けている。

 理由? めんどくさいから(笑)

 そのうちの1作品のジャンル設定をするとなると歴史になる。


 歴史のジャンルだと日間ランキング100位に載るのに2ポイントあればいい。

 その時の状況にもよるが80位~100位ぐらいまでは2ポイントという事がよくある。

 ブックマークを1個もらえればランキングに載る。

 そうなれば各段に見てもらえる確率が上がる。


 しかし「ノンジャンル」のままだとランキングに参加できない。

 だけど、私はもう充分に読まれたから満足して、それでもいいやという考えなのだ。

 

 ついでに言うと、そういう考えだからブログやツイッターや他のSNSで宣伝する事もしていない。

 情報発信はごくたまに「小説家になろう」での「活動報告」ぐらいのものである。


 さて、ながーい前置きはこれぐらいにして、この「ノンジャンル」のままにしてある歴史の作品でブックマークの動きがおかしい時があった。数ヵ月前の事だ。


 最初は気付かなかった。

 たまたまブックマークの数の末尾の数字が丁度キリのいい0だったから増減に気付いた。

 それに、その作品はまだ20話しか投稿していなかったので、小説管理ページを見る時、その中の小説情報の項目の中にあるブックマーク数が目に触れやすいという事もあった。

 これが50話だの80話だの連載していたら小説情報の部分はページの下の方に追いやられ気付かなかっただろう。


 その歴史作品は1年半以上、更新していなかった。

 ただ大掛かりな加筆訂正をしている最中だったので小説管理ページを開く事が多く、ある時気付いた。


「あれっ? 確かブックマークは◯00じゃなかったっけ? 何か増えてる?」

「あれっ? また増えてる」

「あれっ? 今度は減ってる」


 そんな感じでブックマークの動きが頻繁に変動している。

 その割には評価ポイントの方は全く動いていない。


 他にも「ノンジャンル」の作品で1年以上更新が止まっている作品があるので、そちらも見るようにした。

 ブックマークは全然動いていない。


 更新が止まっている作品で、たまにブックマークが動くというならまだわかる。

 しかし、更新していないのに変動が多い。 ましてや「ノンジャンル」の作品である。ブックマークが入ってもランキング外である。その上更新が止まっているのだから新規の読者を取り込むのは難しい。


 それなのにブックマークは頻繁に変動している。見ていると週5日ぐらいは変動がある。

 ブックマークの増減の仕方も二歩進んで一歩下がるような上がり方だ。


 おかしい。

 実におかしい。


 これはあれではないか?

 作者をへこますためにブックマークを付けその後に外すというブックマーク外しではないかと考えた。


 その作品は内容的に万人受けするような作品ではなく、正反対の考えを持つ人も多かろうと予測ができる作品だった。このエッセイと同じだ(笑)

 だから批判や嫌がらせはある程度覚悟していた。


 さて、その疑惑を持ったままに久々その作品の更新をした。

 土曜日から日曜日に日付けが変わる頃に最新話を投稿した。

 その14時間後の日曜日の午後2時頃にパソコンを立ち上げ執筆を行った。その時、更新した作品のブックマークを見ると前日より増えている。


 そして2時間後、執筆を止めてブックマークを確認してみた。

 

 いきなり15もブックマークが減っていた(笑)

 

 あまりに露骨な遣り口に笑ってしまった(笑)


 久々の更新で、もう作品を見限ったという読者もいるだろう。

 限られた時間帯に偶然に読者がブックマークを外す事はあるだろう。


 だが更新14時間後~16時間という2時間の限られた時間帯に15人もの読者が「偶然」にもブックマークを外したなんて確率はどれだけあるだろうか。

 もしかしたらもっと多かったのかもしれない。同じ時間帯にたまたまブックマークを入れた人もいて、その分、減り方が少ないという可能性もある。


 しかも、その日はそれ以後、夜の24時までに10時間もの時があったのにブックマークは全く変動しなかった(笑)


 直接的な証拠があるわけじゃない。

 だが、疑うには充分すぎるだろう。

 投稿から14時間過ぎた後に2時間という時間の中で15のブックマークが減る。

 

 100%あり得ないとは言い切れない。


 しかし、複数アカウントを利用した嫌がらせのブックマーク外しか、どこかの仲良しグループが行った嫌がらせのブックマーク外しと考える方が理にかなっているし確率的にも高いのではないだろうか。



 さて、これが嫌がらせのブックマーク外しと仮定しての話しだが、怒る気はないし呆れる気もない。


 ブックマーク外しをした人物、もしくは人物達を哀れみ、そのあまりの洞察力の無さに将来を心配してあげるだけだ。ほんのコンマ数秒間だけ。


 長々と前置きに書いた通り、私はブックマークの増減に一喜一憂するタイプではない。

 これまで活動報告や作品の前書き後書きに「ブックマーク◯◯◯突破!しました」というような事を書いた事は一度もない。

 それどころか人気の無い同人作家で惨めな境遇には慣れっこだと、これまでに後書きや活動報告で何度も書いている。

「ノンジャンル」にしながら連載続行中という事はランキングやブックマーク数やポイント数にも興味が薄いとわかるだろう。

 ツイッターを始めとするSNSで一切宣伝をしていな事もそれを裏付けているだろう。

 それに、ちょっとやそっとで傷付くような人間ならば、このような毒舌エッセイを書いて感想欄を空けていたりしない。読者から厳しい事を書かれるのは覚悟の上での投稿だ。


 そういう事は私の「小説家になろう」での活動方法や発言から、ちょっと考えればわかる事だろう。

 そして私という人間に対し、またはその作品に対し、ブックマーク外しが有効な嫌がらせの仕方かどうかは、ちょっと考えてみればわかるだろう。


 まぁそれがわからないからこそ行ったのだろうが、あまりの洞察力の無さに哀れみを覚える。

 何というかその無駄な努力に哀れを感じる。

 逆にそこまで洞察力が無いとこれからの人生大丈夫なのか?と心配になってしまう。


 そこまで思慮が足りないと、例えば学校生活や職場でも大して活躍できないでいるのだろうなぁと思わずにはいられない。

 まぁ出世のできないタイプだろう。

 独立開業したとしたら自分の店や会社を潰すタイプだ。


 だからブックマーク外しをした人物、もしくは人物達に、敢えて大きなお世話で言っておきたい。

 もっと注意力を身に付けろ、と。

 四方八方に目を配れる人間になれ、と。

 思慮深くなるようにしろ、と。

 洞察力を磨け、と。


 そうでなければ、君の、または君達の人生は、恐らくろくなものにはならないだろう、と。

 

 まっ頑張れや。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 【そして毎回、売れないけれどきっちり新刊を作成してコミ◯に参加する。  ただし、手抜きはしていない。自分なりに満足のいくものを書いている。】 素晴らしい心構えだと思います! 私もそうあ…
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