表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/20

0011話 たまには作者も読者も叩いてみよう(感想欄と活動報告での荒れについて)

今回はある意味、自爆エッセイです。

いつも辛口で他人の事をとやかくかく言っている私がこんな事を言ってもねぇ……

とか、他の作品の感想でお前の書いてる事は何なの?

という部分があるのは百も承知で書き上げました。

ほらっ私は自分勝手で我儘な人間ですから(苦笑)


「小説家になろ◯」の人気作品では感想欄や活動報告が荒れる事がある。

読者の皆さんも見た事があるのではないだろうか。

作者VS読者、読者VS作者&読者、読者VS読者、そんな形で議論をしている時がある。


人気のある小説は当たり前の事だが多くの読者が読んでいる。

当然、感想欄に書き込む読者も増えて来る。


だが、それは必ずしも作品を全肯定し誉める感想ばかりが増えるというわけではない。

その読者から見て悪い点、欠点、おかしいと思える点を指摘する感想も増えるという事になる。

中には今後のストーリー展開を要望する読者もいる。

まぁ当然の流れであり人気作品の宿命と言えるかもしれない。


私の作品なんぞ全く縁の無い話だ(笑)


そんな私の話はともかく、読者が作品の悪い点やおかしいと思える点を指摘するのも、それは作者にとって作品にとって良かれと思い本人は親切心から指摘している場合もあるだろうし、ただ単に自分の知識をひけらかして優越感に浸りたいだけの場合もあるかもしれない。もしかしたら人気作への僻みや妬みからかもしれない。

それは書いている当の本人にしかわからない。


まぁ何にせよ、好きな作品、興味を魅かれた作品について何かを言わずにはいられない、と思う気持ちはよくわかる。


別に「小説家になろ◯」の感想でなくとも多くの人が日々、Twitterやブログ、その他のSNS(ソーシャル・ネット・ワーキング・サービス)で色々な情報を発信したり、自分の思うところを述べている。

自分の考えを主張したい。そして他人に認められたいと思うのは人の素直な欲求だ。

何もおかしくはないし恥じる事でもない。


私もそうだからこんなエッセイを書いている。


ただ人は色々だ。昔から十人十色と言うように人はそれぞれ違う。

自分と同じような似たような考え方をする人もいれば、全く違う考え方をする人もいる。

だから時には衝突する事もある。


だから「小説家になろ◯」の感想欄や活動報告で衝突が起こる事もある。


違う意見の衝突は別に悪い事ではない。

自分とは違う物の見方や見解を知る事で自分の見識を深める事になるからだ。

時には自説よりも理論で優り説得力で優るような意見に出会い認識を変える場合もあるだろう。

逆に自説に自信を持つ場合もあるだろう。


まぁそれはともかく根本的に「小説家になろ◯」の感想欄や活動報告は議論してよい場所なのかどうかというと疑問符がつく。


作者さんの中には感想欄は議論するべき場所ではないという考えを明確に述べている人もいる。

だがその一方で作者さんの中には読者と長々と議論をしている人もいる。


「小説家になろ◯」のルールにも感想欄や活動報告での議論については明確には書かれていないので灰色の部分であり、作者に任されているというところなのかもしれない。


ただ、あくまでも感想欄や活動報告は作者・作品とそれに対する読者のための場であるのだから読者と読者が衝突するのは趣旨に反する事だろう。


そうは言っても私としては、せっかくたくさんあるネット小説の中で、同じ作品に興味を持った者同士なのだから節度あるやりとりをするくらいなら大目に見ても良いのではと考えている。


これが他の小説サイト、例えば「ハーメル◯」だと、他の人の感想にコメントをしてはいけないという完全に読者と読者の交流や対立は禁止というルールがあったりする。

実際、他人の感想あてに書き込んだ感想は削除されるシステムだ。


そういう風に「小説家になろ◯」でも完全にルール化されて決められていればそれに従うのだが、そうでないから感想欄や活動報告が時には荒れてしまう事も起きるわけだ。


とは言え、その辺のところは感想欄と活動報告を管理する立場にいる作者さんの手腕次第とも言える。


作者さん自身の場合で言えば議論に応じなければいけないというルールは無いし、それこそ議論は禁止と自分の作品を読んでくれている読者に立場を明確にしてもいい。

まぁ中には議論が大好きで、または相手をやり込めるのが快感でとことん相手をしたいというのなら、それはまぁ仕方ないだろう。


議論はしたくないのにしつこい読者がいて従ってくれない場合は削除するとかブロックユーザーに入れればいい。


読者同士の加熱した議論も作者が穏やかに諫めれば鎮まるだろう。

上から目線でルールに従えと言っても逆に反発される事もあるから、ここは下手に出て「申し訳ありませんがちょっと荒れ気味ですので、少しクールダウンしていただけませんか」みたいな穏やかなコメントをしておけば、議論している読者達も頭を冷やして作者さんや他の読者に迷惑をかけていると恐縮して止めるだろう。

某作品で荒れていた感想欄がそれでおさまっていた。


あとは放置しておくという手もある。荒れるのはいつまでも続くものではない。そのうち自然に鎮まったり、第三者の読者が諫めたりする。

某人気作品の感想欄がそれで、これまで何度も荒れているが作者は放置している。それで荒れているのも自然におさまっている。


まぁそれでも気になる場合は、やはり削除するとかブロックユーザーに入れるか、一時的に感想欄を閉じる手もある。


どんな対応をするかは作者さんの考え方次第だろう。



まぁそうした対応策はともかく、問題なのは議論が過熱すると相手に対し露骨な悪口を書く場合がよく見られるという事だ。


◯◯だとか◯◯◯だとか◯◯◯◯だとか完全に中傷したりレッテルを貼ったりして口汚く罵っている。

これは読者にも作者にも見られる行為だ。


「小説家になろ◯」のルールには誹謗中傷をしてはいけないとあるが、いとも容易くそのルールを破る。

瞬間湯沸かし器というか沸点が低いというか、すぐに頭に血をのぼらせ一線を踏み越えてしまう。


何事にも限度というものがあるが、それを弁えていない。


まぁこれは「小説家になろ◯」だけの事ではなく最近の少なくない日本人の特徴とも言えるかもしれない。


「バカッター」などはその代表だろう。

一応知らない人のために解説しておくと、ろくでもない行動をして、それを自分でTwitterやその他のSNS(ソーシャル・ネット・ワーキング・サービス)で投稿する人の事だ。


パトカーの屋根に上って騒いでいるところを投稿したり、線路内に入っているところを投稿したりと色々だ。当然、警察のお世話になる事になる。


「バカッター」は2013年のネット流行語大賞にも選ばれた。


この年は「バイトテロ」と言われた行為も多発した。

バイト先のコンビニでアイスクリームの冷蔵庫に入っている姿を投稿したり、飲食店で食材を無駄な遊びに利用しているところを投稿する等、呆れたバイトの行為が続発した。

そのせいで閉店を余儀なくされたお店もある。

バイトテロを行った者は解雇されるだけでなく、多額の賠償請求を受けた者もいる。


悪ふざけも限度を超えれば、それはもはや犯罪になるが、それを弁えていない。


2013年には北海道の衣料品店「しまむ◯」で土下座事件が発生した。

不良品を買った40代女性がお店の従業員を土下座させて謝罪させ、それだけでなく店員の実名付きでその写真をネットに投稿した。その40代女性は強要罪で警察に逮捕された。


同様の土下座強要事件は翌年にも滋賀県で起こり犯人は警察に逮捕されている。


たとえ相手に非があっても何でもしていいというわけではないし許されているわけでもない。

繰り返すが何事にも限度がある。


ところが最近は限度を弁えていない人が多い。すぐにやり過ぎる。一線を踏み越える。


これも少子化の悪影響だろう。


少ない子供だから親が子供を溺愛する。可愛がって叱るという事をしない。

叱られない子供は我儘いっぱいに育ち、自己中心的でプライドの高い自己愛が肥大した性格を持つ。

叱られないから何をしても平気だと思うようになる。

学校でも先生が悪さをした子供を叱ると親が飛んで来て猛抗議だ。モンスターペアレンツの登場だ。

そんな子供が限度という事を弁える筈もない。


そうした子供が社会に出て来て問題を起こす。困ったものだ。


「小説家になろ◯」の感想欄や活動報告が荒れるのも限度を弁えていない者がいるからだが、読者も作者も是非とも限度を弁えてほしいと思う。


少なくとも「小説家になろ◯」のルールは利用者として守るべきだろう。

◯◯だとか◯◯◯だとか◯◯◯◯だとか相手の悪口を言って中傷する事は許される行為ではないのだ。


特に作者さんの場合だが、ちょっと批判を受けただけで過剰反応を示す人が幾人も見受けられる。

批判の感想に対し何度も長文の反論を書き込み更には口汚く罵るという人がいる。


私が読んでいる作者さんの数なんて「小説家になろ◯」の作者さん全体の数から見ればごく一部に過ぎないのだから、もしかしたらこういう作家さんはかなりいるのかもしれない。


それはともかく、口汚く反論に熱を上げている作者さんの対応を見た他の読者はどう思うだろうか。


確かに原因となった読者の感想も問題かもしれないし、全面的に作者さんの肩を持つ読者もいるかもしれないが、その一方で作者さんに対しても良いイメージを持たない読者も出て来るだろう。

前述した「しまむ◯」の土下座事件と同じ事だ。

やり過ぎると逆効果になる。

下手をするとこんな人の作品は読みたくないと離れていくかもしれない。


作者さんにはたとえ相手がどんな感想を書こうとも「小説家になろ◯」のルールから逸脱する事なく礼節を持って対応する事を望みたい。

そうすれば、少なくとも読者が減る事も無いし敬意を持たれるだろう。

スルーするのも一つの手だ。


読者の方も自分の考えが相手に受け入れられないからと言って、そうそう熱くならずに「小説家になろ◯」のルールから逸脱する事のないように願いたい。

論争相手が読者の場合、「小説家になろ◯」にたくさんある作品の中で、同じ作品に興味を持った者同士なのだから、多少は考えが違っても許容するよう願いたい。それで何か損失を被るわけでもないだろう。

相手が作者さんならばなおの事だろう。


相手に対する露骨な悪口は禁止事項なのだから、ルールは守って感想欄や活動報告を利用してほしいと思う。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ