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第41話 静谷ナギ

「ねえ、スマホのこれ見た?笑」


大学の友人から何故かスマホに入っていたアプリについて尋ねられる


「神々の盤」


詐欺アプリかもしれないと思いながら開いてみると

人類側は勇者としてダンジョンを攻略し魔王を倒してくださいとの事だった



何を言っているのやらと思っているとSNSには実際にダンジョン内の映像を載せる人が急増し


歩いているとダンジョンと思われる洞窟が見られるようになった

危険はあれどSNSでの話題性を見るに、インフルエンサーとして人気になる可能性も高かったし


私は薙刀の経験もあったお陰か、他の人には無い「固有スキル」が最初からありステータスも高かった為力になれそうだったので少し怖さもあったが参加する事にした。


私のサークルや大学の友人が集まり、10人程でダンジョンとやらに参加した


最初は危ないこともあったが、ダンジョン攻略は楽しかった。


「普通の大学生」というものに憧れ、ずっと続けていた薙刀を辞めてからというもの


それなりに楽しかったが、どこか張りが無い日常に飽きてしまっていた


しかしダンジョンは命の危険を感じながらも今まで培った経験が活かせて、仲間との連携という今まで味わって来なかった団体競技のような楽しさもあった。


そんな中、Lv.5になり固有スキルが増えた段階で

初めて魔王と対峙する事になった。


魔王は強く、初めて大型のモンスターと戦う事になったが


「人馬薙ぎ!」

「剛刃!」


固有スキルと10人パーティーという数の利点に個人の能力もそれなりに高かった為か思ったよりは苦戦をせずに倒す事が出来た


魔王は人間のような姿だったが、言葉や顔が明らかに人間では無かった為、特に罪悪感なく攻撃を加える事が出来た


数少ないダンジョン攻略者という事で

それからのSNSでの人気はすごく登録者数の伸び率も凄かった


周囲はドンドン調子に乗っていき、私やリーダーも注意はしていたが

注意している側も含めてどこか気持ちが浮ついていたように思う


それからも2つ程魔王のダンジョンを攻略したが、SNSでもダンジョンを攻略したパーティーが出てきたため差別化として


これまで領地が1つしか無い魔王のダンジョンを攻略してきたが、今回初めて複数ダンジョンを持つ魔王のダンジョンを攻略する事になった


怖さもあったが、今回は調査ということで危なくなったらすぐ引き返そうという気持ちでダンジョンに入るが


モンスターの強さはそれほどでは無いものの

高ランクの武器が手に入り、階層のモンスターが手強くなってきてもすぐに引き返す事は出来なかった



やっと引き返すかとなったタイミングで




あの魔王が現れた


これまでは配下が強くても、魔王自体は強くなかった


しかしこの魔王は魔法攻撃では無く、爆発する槍の雨を降らせてきて文字通り攻撃力の桁が違った


配下もゴブリンばかりだったが、包囲からの遠距離攻撃で前に進むことが出来ない


何とか無理やり前に出るが、そこで待っていたのは魔王による1撃


強力な投げ槍によって足を負傷した私はそこからまともに動けなくなってしまった。ポーションで回復しても足を引きづる私


皆は私をかばいながら戦ってくれたが、足を引っ張っているのは確実だった


そんな中、また魔王による爆撃が襲い掛かる

粉塵が巻き上がり、視界が悪くなる中誰かが叫んだ


「逃げろ!!」


私たちの誰かが叫んだ声では無かったかもしれない

でもその声に釣られて誰かが走り出すと走れない私は置いていかれてしまった



煙が晴れると魔王が近づき、眷属になる事をすすめてくる

最初は拒み、戦う事を選んだ。足は引きづっていても、敵が接近してきたからだ


「人馬薙ぎ!!」


スキルでの一撃が魔王の体を確実に捉えた




はずだった

しかし魔王は全くダメージを受けていないようで、そのまま私に組み付き抑え込んだ後私の腹部へ攻撃を加えてくる。


一撃ごとに痛みと共に体が動かなくなってきて、遂に倒れてしまい体の自由が生まれると再度眷属になる事を提案される


それでも何をされるか分からず、人間を殺す事になるかもしれない敵の配下になる事はごめんだった。このまま死んだっていいと考えていた矢先何故か人間のような声で魔王が喋り始めた




「そういえば、お前のお仲間はまだダンジョンから出られていないみたいだなあ」








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