第37話 対陽キャ
まずはリラックスの為に陽キャ達のただれた性生活を想像し自家発電を行う
これは戦略を立てる為に敵の関係性を想定するに当たって
必要な作業だ。終わらせた後に賢者の如く澄み渡った頭で戦略を考える
今回の成果として出来れば薙刀を操る長身の女を仲間にしたいところだ
動画で自分達から言っていたが、Lv.1から固有スキル持ちの上
薙刀の経験もありステータスも高く、胸もデカい
しかし、かつての仲間を殺せば恨みを買うだろうし
仲間が1人でも死ねば、顔出しをして人気がある以上
炎上は避けられないだろう
正直レベル差もあるしユニークモンスターを使えば
全滅は難しいにしろ何人か殺したのに撤退させる事は容易だが
これは色々と策を練らなければなるまい
早速対策をと思い、賢者モードで触手スライムなどの開発に取り組んだが
現実問題として粘膜がある触手では拘束は出来ず断念となった
布系装備へ有効な石化ブレスを吐くコカトリスに望みを託すも
何故か石化しても破損はせず、割れやすくもならないとの事だった
この仕様に憤りを感じつつも、どうにもならない事に時間を使っても仕方が無い
先日Dランクにした造命を確認しつつ対策を考える
首無騎士 400pt 総合値 A
トレントスパイダー 100pt 総合値 D
パレットアント(弾丸アリ) 30pt 総合値 E
ナイトスケルトン 70pt 総合値 D
メガネウラ(巨大トンボ) 20pt 総合値 F
ガーゴイル 100pt 総合値 C
ゴブリンチーフ 50pt 総合値 E
ゴブリンスナイパー 40pt 総合値 E
うーん、トレントスパイダーで蜘蛛の巣を張り拘束するっていうのも
ありなんだけど、1人だけ捕まえるっていうのも無理があるな
やはり、ここは正攻法で行かねばならないか
大学生らしく朝は苦手なようで、明日の午後攻めてくるらしい
ここまでSNSに書いてしまうと情報が筒抜けだな
俺も気をつけねばなるまい
俺の学生時代には今ほどSNSが盛んで無かった事に感謝しつつ眠りについた
社畜時代の起床時間に起きた俺は大学生が寝ているであろう午前中から準備を開始していく
昼飯を食べてスマホをいじっていると、どうやら陽キャの一行が到着したようだ
スマホで告知していたものの、出待ちのファンなどはいないようだ
もしキャーキャー言われていたら全滅させていたかもしれないな…
お約束の第1階層はいつも通りのスライムやらゴブリンしかいないが
今回は2階層から少しづつ手を入れていた
俺は錬成のランクDで作成した鋼鉄の鎧を着込み
配下のモンスター達に指示を出していく




