第17話 初顔合わせとユニークモンスター
朝起きると、またもや通知が入っていた
「ユニークモンスター製造始まりのお知らせ 条件:造命 E以上」
う~ん、新要素多すぎるんだが開発途中でリリースしちゃったのかなあ??
心の中で小言をいいながらも内容を確認をする
コスパは定型創造の方がいいものの、能力値の操作がある程度可能な為
尖った性能のモンスターが作れるとの事
そして自分のルーツや地域性にあった創造を行った場合
ランダムで強力なモンスターが作成可能な場合があるようだ
ガチャ要素のあるモンスター錬成が可能になったって事でいいのかな
正直、今日はこれをやっていたい
いや、むしろこれに1日を費やすべきなんじゃないのか?
この無限の可能性に全振りした方がいいんじゃないか?
「ご主人様、気まずいのは分りますが時間なんだし
さっさと行った方がいいですよ?」
「馬鹿野郎!後ろから刺された上に彼氏を殺された女と
自分を殺しに来て、脅して眷属にされた女達との初顔合わせなんて怖くて仕方ないだろ!」
「全部自分でやった事じゃないですか」アリシアは慰めてもくれず
俺は気が乗らないまま家を出た。いつかお前に18禁オプション使える日が来たら覚えてろよ
ていうかあいつらも来たくないだろうし、今日は中止にしても
誰も損しないのでは...??
なんて考えてる内にイベントダンジョンに到着してしまった
とりあえずは、二人ともバックレずにちゃんと来てくれてよかった
「じゃあ行こうか」
二人とも気まずそうだし、俺も気まずいが
俺も気まずい雰囲気を出したら駄目な気がする
ちなみに、魔王や眷属は自分の手で勇者を殺したり
パーティを組んだり、レベルの高い鑑定を受けない限りはバレないらしい
ニートや引き籠りでは無い魔王に対する措置のようだ
昨日で大体の感じは分かっているので、まずは1階で様子見をする
「うーん、難しいな」
「すみません…」
とりあえずは前衛が俺、後衛はユキとミユの魔法メインで戦ってみたが
ユキは戦闘経験が俺と戦ったのみで、魔法が当たらんし誤爆しそうになった
「だって、こういうの初めてだし…」
初めていただきました。
どうやらアイラも陽キャが戦ってるのをほとんど見ていただけのようで
全然連携が取れん。取る気が無いのかもしれんが
てか、初めてじゃねえのに処女ぶるなよ
「まあ、初めてだし色々と試していこうよ」
指示待ち人間の俺が指示を出すのが結構きついな…
スライムやらゴブリンと戦っていく内に
前衛:「人形使い」で出した鎧騎士が壁になり
中堅:俺が前衛の漏らした敵を叩く
後衛:漏れた敵を女性陣が魔法で援護より各個撃破
と連携もクソも無い感じになった
彼女らがLv.3になり、慣れてきたところで
2階に行ってみる
火蜥蜴やら、トレントやら1匹なら問題は無いが
団体相手だとやはり手こずるな
正直、「人形使い」をずっと出し続けるのも魔力の消費がきついし
俺も1人で前衛は正直怖い
このままで3階に行くのも怖いし、「スタッフ(長めの杖)」、鉄の槍が
見つかり、全員のLvが1づつ上がったところで段階で続きは明日にする事にした
【ユウト Lv.8→9】
物理耐久 F+→E
※今回は獲得スキル無し
【眷属:ユキ LV.2→4】
身体能力 G→F
魔力 F→F+
物理耐久 F
魔法耐性 F
【魔王用ステータス】
造命 F+
錬成 F
【スキル】
・人形使い Lv.1→Lv.2 【固有スキル】
【眷属:ミユ Lv2→4】
身体能力 G→F
魔力 F→F+
物理耐久 F
魔法耐性 F
【スキル】
・風魔法 Lv.1→Lv.2
・毒耐性
「人形使い」で壁役を増やして、ミユは何が得意か分からないので
とりあえず火力が出る魔法のLvを上げる事にした
とりあえず疲れたので続きは明日にする事にした
「あ~疲れた」
アラサーに前衛での肉体労働はきついぜ
「お疲れ様です。収穫はありましたか?」
こちらに目もくれず、ゲームをやりながら聞いてくる
「まあ、微妙だね~前衛が出来る美少女剣士でもいればなあ」
妄想垂れ流してもしょうがないので
後は明日の自分に任せてさっさと寝る事にした




