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追放された龍の番

「龍帝の(つがい)を偽った罪で追放する!」


ある日いきなりそう言われ、リルリアーナは龍の住まう城を追い出された。夫となるはずだった男の態度が急におかしくなったのは気づいていた。なんだか知らない綺麗な女の人を真実の番と呼び出し、自分は偽物だったと言い出した。

呆然としている間にいきなり周りにいた侍女達は拘束され、自身は知らない龍に掴まれて何が何だか分からぬままどことも知れぬ地に1人で放り出された。


彼女からすれば偽ったつもりは微塵もない。なんなら自ら番を名乗ったことすらない。全て自分の預かり知らぬところで始まり終わったのだ。


龍帝との出会いはリルリアーナが11才の頃。花の妖精族と呼ばれる彼女は森の奥地でひっそりと暮らしていた。妖精とはいえ、少し小柄なくらいで羽があるわけでもない。ただし人から見て美しい種族。色々なトラブルに巻き込まれぬよう先祖代々森から出ることのほぼない一族であった。

しかしリルリアーナの運命とも言える日。いつものように友人たちと森の花畑で遊んでいた時に事件はおきた。当時まだ幼子だったリルリアーナは、体長2メートル超の大鳥に咥えられ連れ去られたのである。


「きゃあああ!?」

「リルー!?」


一瞬にして大空へと連れ去られ、翼を持たぬリルリアーナには抵抗することすら出来なかった。嘴に咥えられたままぐんぐん妖精の森の外へと攫われ、どのくらい引き離されたかもわからない。


(このまま食べられちゃうのかなぁ…??)


半分死を覚悟して泣いていたその時、黒い閃光が煌めいた。

その眩しさに目を瞑った瞬間、身体が大鳥の嘴から離されたと思うとすぐに何かに支えられた。何がなんだか分からない。リルリアーナはその時のことはよく覚えていないが、次に目を開いた時に黒い何かがこう言ったことは覚えている。


「見つけた…!俺の番…!」




前作が半端になってしまっていてすみません。

全然関係ない話を思いついてひとしきり書いたのであげてみます。

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