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私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【夏休編:夏の大祭章】
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コード86「古の深緑の龍」

第86話

前回、謎の地震が起こってから

スペルマラソン2日目 別視点


ケーシィ&フェニ視点


フェニには良く人が集まる。

彼女は以前、魔小学校時代に悪党を懲らしめたことがある。

その悪党というのが、一大犯罪組織であったため、

フェニは表彰され、仮魔術士(リトルメイジ)の称号を手に入れた。

そこから、最速で魔術士(メイジ)となり、資格を手に入れた。


そんな話もあり、フェニは皆の憧れの的となっている。

フェニの周りにはよく人が集まっており、スペルマラソンでも

彼女が1人で走っていても常に人が集まって来ていた。


レクス級のモンスターが現れたことでフェニ達は避難。

だが、フェニだけが結果としてケーシィの救助に向かったのもあり、

今はフェニとケーシィの2人なのである。


「フェニお姉さんは、カナリーさんの事本当に大切に思っていらっしゃてるのですわね。」

ケーシィとフェニは走りながら軽く会話をしていた。


「うん。そうだね。カナリーやアステライト家のメイド達みんなは何にも代えられない大切な私の家族なんだ。いつも仲良くしてくれてありがとう。ライジェルさん。」

ケーシィはアステライト家が少し羨ましく思った。


「そんな。いつも仲良くして頂いてるのはこちらの方ですわ。こちらこそありがとうございますわ。あと、ケーシィもしくは、ケイトで大丈夫ですわ。むしろそっちの方で呼んで頂けると嬉しいです。」


ケーシィとフェニの2人はこのスペルマラソンで関係値が生まれ、仲良くなれた。


2人が仲良く話していると、

大きな地震が起こった。




オレスティエ奥地


大きな何かが動きだし、地響きを起こしている。



カナリー視点

「それじゃあ、私達もう行くから!またどこかで!またね!」


モンギィ・レクスは寂しそうにしていたが、

カナリーに手を振って見送っていた。



リベラ&リーナ視点

「この地響き…まずいかもしれないです…!」

リベラは不安になる。

(…。)


リーナはさっきよりも気を引き締め走る。



スタジアムでは

「さぁーて!先ほど大きな地震がありましたが、一体なんだったのでしょうか!え?あ、これは言わなくていい?分かりました。」


解説役の人が誰かと示し合わせている。


「改めまして!現在1人がゴールしております!確か、名前は…ココロさんですね!仮面を付けた謎の少女ですね~!2日目からは続々とゴールする者が増えて来るでしょう!皆さん、適度に休憩しつつ、マラソンの中継をお楽しみください!」


マナはそのココロと呼ばれた少女について考えていた。




スペルマラソン終盤、事件は起こる。


「あははっ!逃げろ逃げろ~!」


カナリーは全速力で森の中を爆走する。

彼女の背後には大きな山のようなものがあった。


地響きが起こる。


山が動いている。


「あれ、なんだろうね。モンスターかな?でも、逃げた方が良さそう~!」

カナリーは楽しそうにエリナをおんぶしながら走っていた。


山のようなものが口開く。

巨大なエネルギーが収束していく。



緑龍高等魔術<ハイスペル・緑龍魔波(ナチュラル・レイ)


「ん?」


カナリーへ向けて、極太レーザーが解き放たれた。


魔流之魔術<スペル・魔衣風(ヴェンストル)

風を纏い、極太レーザーを蹴り上げた。


空に浮かぶ雲が霧散し、穴が開く。


光り輝くレーザーが空に飛んで行く光景は都市からも誰もが見えた。


「ななななな、あれはいったいなんだ~!?!?」


教員達が慌ただしく駆け回る。


「あの攻撃は…まさか、ドラゴン…!?オレスティエに封印されていた古の龍か…!?」


魔術大教会(ギルド)内でも、受付嬢や魔術士(メイジ)

多くの者が慌てていた。


「落ち着いてください!あれは魔術大教会(ギルド)が対応してくれるはずです!急に立ち上がったり、今皆さんがパニックになると、むしろ危険です!大丈夫ですよ。」


解説役の人も皆を安心させたかったが、龍が現れたとなると、

みんながパニックになるのは当たり前のことだった。

会場は何とか静まる。



カナリーの元へ、ある2人組が到着した。


「やっぱり、ここに居たですね。」

「やっと見つけた…!会いたかった!」


リベラとリーナが光を見て、カナリーの方へ走り合流した。


「あれを討伐しないといけない…で…す…?」

(リベラ、私と交代だ。)


リベラの雰囲気が変わり、漏れ出ていた魔力が消えた。


「リベラさん?どうかしましたか?いや、ベアトリクスさん?」


リベラはベアトリクスと交代していた。



「カナリーさん、急いでいるんだろう。あれは私に任せて、ゴールを目指せ。」


カナリーとリーナは不服そうな顔をしている。

「ちょっと、ベアトリクスさんだっけ?あなたがどれだけ強いか知らないけど、あれは3人で協力して倒すべきだよ。」


リーナさんの言う事も分かる。

等と考えていると、



緑龍高等魔術<ハイスペル・緑龍魔波(ナチュラル・レイ)


2発目が飛んできた。


ベアトリクスはカナリーの手に持っていた長い槍を借り、

緑龍魔波(ナチュラル・レイ)そのものを、魔術を斬った。


「とにかく、あなたはゴールするべきだ。ここで脱落などしたら怒る。だから、先に行け。あとこれ借りるよ。」


リーナは驚いていた。

それもそのはず、まだ直接ベアトリクスの剣技を見たことはなかったからだ。


「リーナさん、カナリーさんの道案内よろしくお願いしてもいいかな。分散した方が良い。」


カナリーは悩みに悩みまくり、ベアトリクスに頼むことにした。

「ん~…!分かりました!でも条件があります!怪我無く帰ってくること。無茶をしない事。いいですか?」


ベアトリクスは虚を突かれた。

思わず笑みがこぼれる。


「あぁ。怪我をしない。無茶もしない。ちゃんと帰ってくる。約束しよう。」

カナリーがそれを聞くと、安心したのか不安そうな表情は消えていた。

かつて最強と言われ、心配されることなんて今まで無かった。

だから、心配されることが新鮮で笑みがこぼれた。


ベアトリクスは、カナリーとリーナの袖に一瞬で槍を通した。

「え?ベアトリクスさん?何をして…」


「それじゃあ、気を付けて。」

ベアトリクスが思いきり振り回し、

エリナを抱えたカナリーとリーナが空に飛ばされた。


「うああああっ!」

リーナは再度驚く。


「わああああっ!」

カナリーはどこか楽しそうだった。



「さて、深緑のドラゴン、魔剣ノ魔女が永遠の眠りというものを教えよう。」

(まあ、魔剣じゃないけどね。)

古の深緑のドラゴン

オレスティエに古くから封印されていた伝説的なドラゴン種

その大きさは体長約50m。山と間違えられる程の圧倒的な大きさ。

モンスターランクは、当時はAランクオーバー。

Sランクにも届くほどの強さ。


第86話、読んでいただきありがとうございます。

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