コード80「サマーデュエル予選開始」
第80話
前回、サマーツールフェスの後
サマーデュエルの予選の週となった。
カナリーとケーシィは予選会場へ来ていた。
闘技スタジアム アンフィテアリーナ
衛星都市サテリッズが誇る世界最大の闘技場
観客動員総数 約15万人。
世界各国からの首脳陣や著名人などのVIP席も存在している。
宙に浮いている席も存在している為、ここまでの動員数となっている。
「うわぁぁぁ~!ひっろ~い!!!大きい!!」
「わたくし達、ここで戦うんですね!恥のないよう、健闘しなくてはいけませんわね!」
会場には既に多くの客が出入りしており、まるで人の川のようであった。
「ピピーっ!フレー!フレー!!ほら!もっと声出して!拡声魔術が無くてもスタジアム全域に届くように!」
チアガール達もみんな張り切っているようだ。
「マスター、予選ファイトです。本日は特別に魔力出力を上げておきます。どうかご武運を。」
マナやみんなも応援してくれている。
「あれ?リベラさんとリーナさんは?姿が見えないみたいだけど…。」
マナは作り笑顔をし、こう答えた。
「さて、私は分かりません。お手洗いか、お土産コーナーにでもいらっしゃるのかもしれませんね。」
なるほど、リベラさんならあり得る。
それの付き添いにリーナさんが同行しているのかもしれない。
そう捉えた。
スタジアムにアナウンスが入る。
「皆様、おはようございます。サマーデュエルの予選の時刻が近づいてきました。選手登録した方はスタジアム別館にお越しください。司会進行を務めますは、ラフィー・ルンルーナと申します。覚えて頂けると幸いです!もう一度、ラフィー・ルンルーナです!皆さま、何卒よろしくお願いします!熱き戦いが今始まろうとしています!」
そろそろだ。
夏の一大イベント。サマースペルフェス、サマーデュエル。
カナリーとケーシィは2人で別館へと向かった。
その後ろに、薄群青色の髪の魔女帽を被った小さな女の子と
薄桃色の髪を持つフードを被った女の子が後を続いていた。
学生の部の予選は別館で行われる。
大人の部の予選が本館で行われている。
学生の部だけでも、参加者は軽く千を超えている。
そこから本選へ行けるのは50名ほど。
「さて、学生の部、サマーデュエル予選は~~~!スペルマラソンだ~~~!総勢千人越えから、上位50位までが本選へと進むことが出来ます!別館スタジアム中央に超巨大な扉が設置されているのを確認できますでしょうか?そこへ進むと、ロードベルト外に出ることが出来、オレスティエから、インペスト大山脈のふもとに向かって貰います!そのふもとには扉があり、このスタジアムに繋がっています!競争ですよ~!50名がゴールした時点で、予選は終了とさせていただきます!ルートは決まっていますので、そちらを走っていただく形となります!」
「さて!では、サマーデュエル予選、スペルマラソンの準備は出来ましたか!?」
みんなウォーミングアップしている。
別館にも、観客が大勢いる。大盛り上がりだ。
スタジアム中央の上には映像魔術が展開されている。
「では、カウントダウンさせていただきます!」
5!
4!
3!
2!
1!
「スタートです!!!!!皆さんがんばってください!」
「ピピッー!イェイ!イェイ!ファイトー!!!フレーッ!フレーッ!!!頑張れーーー!!!」
応援団の大声援が聞こえる。胸に響く。
開始を知らせる花火が何発か上がった。
カナリーとケーシィはお互いに手を握り、
「行きますわよ!ふぅ~~…
ライジェル流格闘魔術<スペル・魔力速脚>!
+
魔力之魔術<スペル・魔破片>!」
カナリーが魔破片でボードを生成させ、
ケーシィのダッシュの加速で、一気に超加速した。
誰よりも速く、先頭集団を突っ切った。
「おおっと!一気に加速した者がいます!あれは?ふむふむ、ペアのようですね!」
「え!?カナリーと、ケイトさん!?負けてられない!」
フェニもまた魔術を使い、ダッシュしている。
「よし!俺たちも走ろうぜ!リルフ!」
「うん!本選に行けるか不安だけど、頑張ろう!」
カナリーとケーシィが重厚で大きな扉を抜けると、そこはオレスティエ上空だった。
「うわぁぁぁ~!!落ちますわーーー!!!」
魔力之魔術<スペル・魔破片>
「クッション生成!」
樹林上部に巨大クッションが生成される。
人がなだれ込んでくる。
みんな上空から降ってくるが、カナリーのクッションがある事をみんな確認すると、
誰も魔術を使わずに、そこへ着地していた。
魔女帽を被った女の子と、フードを被った女の子がペアとなり
先頭を目指している。
「私達も、走るですよ。」
「えぇ!もちろん!体は衰えてない?追いかけるよ!」
こうして、予選が始まった。
スペルマラソンが始まりました。
みんなで本選に行けるのでしょうか。
ちなみに、マナは不参加です。
第80話、読んでいただきありがとうございます。




