表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【魔弾編】
52/288

コード51「魔弾の大悪魔」

第51話

前回、リーナの正体が分かってから

リーナによる一斉射撃が開始された。


ザミエルとリーナの融合。

それにより、能力が大幅に強化された。


リーナは、ただひたすらにカナリーへ大量の魔弾を放っている。


魔力之魔術<スペル・魔破片(フラグメント)


カナリーは魔弾の雨をダッシュしながら防いでいる。だが


「無駄だよ。」


魔弾がいくつか重なり、握りこぶし程度の大きさへと変わる。

そのままカナリーへ発射され、カナリーが躱すと


魔弾は軌道を変え、7つに分裂し、その7つ全てに炎が纏っていた。


「あれはまさか…。」


カナリーは空中で回転しながらそれぞれをいなし躱すが、

一つ一つが魔破片(フラグメント)を貫通してきた。


リーナの放つ魔弾には願いを込めることが出来る。

7発という制約があったが、融合した今、

弾丸数の制約などもはやなかった。


リーナの体力、魔力その全てが続く限り

無限の弾丸となる。


そしてその全ての弾丸に願いを込めることができ、

カナリーの使う魔術、魔破片(フラグメント)を貫通したい。という願いが込められている。

リーナが融合する前に炎を纏わせた貫通魔弾で気が付いたことである。



現在、カナリーの扱う魔術、

魔力之魔術<スペル・魔破片(フラグメント)>。

これは扱いやすい魔術であり、様々な応用が可能である。

だが、その魔力純度は低いものだった。

マナの魔力制御により普段の総魔力よりも低くなっている。


「マナ…!もう少し、魔力出力を上げたい!お願いできる!?」


マナがカナリーを視界に収めてる限り脳内で会話できるはずだが、

この弾丸の嵐の中、カナリーは焦っていたため、直接マナへ口頭でお願いしていた。


「マスター、承知致しました。マスターの魔力出力を一時的に上昇させます。」

マナは胸に手を置き、鍵を開けるように、カナリーの魔力出力を全開ではないが一時的に上昇させた。




カナリーが輝きだす。純度の上がった魔破片(フラグメント)

リーナの魔弾を防ごうとした。だが、


リーナの魔弾は魔破片(フラグメント)そのものを貫通する術式が組み上げられている為、

どれだけ純度を上げたところで、意味を成さなかった。


カナリーが1発の魔弾を受け止めるのに使った魔破片(フラグメント)の枚数は

その数、10枚だった。

本来は有り得ない。魔破片(フラグメント)そのものを壊す術式。

それをカナリーは何とか斜めにしたり、挟んだり、

逸らしたり、最終的に螺旋状に受け止める事で10枚で受け止めることが出来た。


弾丸がカナリーの横を通り過ぎる。

後ろでポニーテールにしていた髪留めがちぎれてしまい、

クリーム色の綺麗な髪の毛が宙に舞う。

いつものスタイルへと戻ってしまう。


「…これは少しまずいかもしれないね。」


リーナが魔弾を後ろへ撃ち、推進力を上げたいと

願ったことで、リーナ自身の推進力が上昇。

そのまま超加速し、突っ込んできた。

ソニックブームが発生し、周りの建物が一瞬で壊れる。


カナリーごと建物を何枚も壊し、貫いていく。

そのまま急上昇し、地面へ降下。カナリーを地面に叩きつけた。


人々がパニックになり、逃げ惑う。

雨が横殴りとなっている。

リーナの体から、煙が噴出する。

恐らく冷却だろう。


「…満足しましたか?フィリナさん…。」

カナリーは優しさを込めた表情でリーナに問いかける。

しかしそれはリーナにとって逆効果だった。


カナリーは魔破片(フラグメント)の性質を変化させ、柔らかくし、

地面に当たる瞬間クッションとしていた。


「やめて!その名は捨てた!私は…リーナ!もう…変わったんだ!」

リーナの顔は酷く悲しそうであり、目の雫は雨なのか涙なのか

分からなかった。


リーナは手を掲げ、魔弾をいくつも生成し、魔球のように魔弾の塊を形成させた。

「…ぶっ潰れろ!」

そのまま、その塊をカナリーへ落とす。


あんな数の魔弾の塊、火薬は?いや、魔力で生成している。

でもあんな大きな塊、落ちたら大爆発しちゃう。


上に…逸らせれば…!でもさっきのような効果があるなら貫通しちゃう…。

そうだ…!


さっき使ったクッションの魔破片(フラグメント)を補強させ、

魔弾の塊よりも大きなクッションを生成させた。


「剥がれ落ちる部分は、随時補強しながら!このまま上に…!ぐぐぐぐ!ぬんー!」

カナリーは魔弾の塊を上に逸らす事に成功した。


上空で魔弾の塊が爆発する。


「大変そうだね。じゃあ…これは耐えられる?」


先ほどよりも更に数倍大きな魔弾の塊が落下してくる。


魔力之魔術<スペル・魔破片(フラグメント)

カナリーは魔破片(フラグメント)を剣のように形成させ、

そして、魔弾の塊へ振り下ろした。魔破片(フラグメント)が欠ける。

だが、欠けた部分から、随時魔力を流し込み、強引に魔弾の塊を斬った。


リーナが息を切らし始める。

何か様子がおかしい。

息を切らすにしても、汗があんなにたくさん…


「あ!フィリナさん!?大丈夫ですか!?」


うるさい…私は…私はリーナだ!

もう…その名前は捨てたんだ…何もかも…


どこからか、ピキっ…と音が鳴る。


リーナの体から大量の魔弾が一斉に射撃され、

その全てがカナリーへと向かって飛んでいく。

まず解説するところがいくつか。

魔弾は魔破片(フラグメント)を貫通する術式があったはずなのに、

どうしてカナリーは受け止められたのか。

これは、威力そのものを無くしたからです。

弾は回転しています。魔破片(フラグメント)を弾の回転の向きに少しずつずらし、

少しずつ少しずつ威力を落として、貫通するまでもなく、止めた。ということになります。

螺旋状に花開くような状態となって、貫通してくる魔弾を受け止めました。


次に、魔弾の塊を上に逸らすという場面、

以前体力は魔力と同義であると説明したかと思いますが、

腕力もまた、魔力で補うことができます。

カナリーは咄嗟に一時的に簡易的に魔力で筋力を補ったという事ですね。


魔弾の塊を強引に斬ったというのは、

塊を崩した。が正しいかもしれません。

一つ一つが魔破片(フラグメント)を貫通するので

勢いよく当てれば魔破片(フラグメント)が負けてしまいますが、

押し潰すようにし、強引に斬った。と言う事ですね。


第51話、読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ