コード44「五つの戦場と嵐は近づく」
第44話
前回、それぞれの準備が終わってからの邂逅
「あ~かったりぃ~。なんか腹減ってきたなぁ。」
黒い髪の若い男はイベント会場をぶらつきながら、露店を見て回っていた。
「ふんふん…これも…美味しいです。」
リベラも同じく露店で食べ物を美味しそうに食べていた。
「くっくっく…つ~いに!完成したぞおおおお!我が最高傑作だ!」
癖の強い男が展覧会の地下で岩のようなものの点検が終わったらしい。
「あれ?ケーシィ~?どこ行ったの~?んー、ここ…もしかして入っちゃダメなところ…?」
リルフは1人迷子になっていた。
「おーい、坊主、そこは入っちゃダメなところだ。ん?そこのお前、何してる?」
ビルがリルフを保護しようとしていたが、不審な人物を発見してしまう。
「あーん、この国のお酒はうまおすなぁ。やっぱし来て良かったどす。ん~!もっと欲しおすなぁ。」
角の生えた女性はお酒を浴びるように飲んでいた。
「リルフ~?どこ行ったんですの~?まったく、あの子また迷子ですの?もう。」
ケーシィは迷子になったリルフを探していた。
「見つけた…。今日こそは絶対に負けない。」
「リーナ。あんまり固執しすぎるなよ。標的は政治家だけだ。」
リーナとダンテは政治家と、カナリーを発見していた。
「今日は、マナも一緒だし、ちょび髭おじさんも今は平気だし、きっと何もないよね!昨日の事もあったし、一応警護しとかなきゃ…。というか、マナどこ行ったんだろう…?」
カナリーは政治家男性を警備しつつ、マナがどこに行ったのか心配していた。
「大変失礼します。そこのお二人。このような場所で何をなさっているのでしょうか。お話を…お聞きしても…よろしいでしょうか…?」
マナは建物の上にジャンプし、リーナとダンテに話しかけていた。
「これはこれはお嬢さん、ここは高くて危ないので、早く…降りた方が…よろしいかと思いますよ?」
ダンテはにやりと笑い、手元の箱のような塊を破裂させた。
箱が破裂した瞬間、イベント会場のそこかしこで爆発が起こった。
爆発を聞いたダンテの仲間たちが動き出した。
「あ?今飯食ってる途中だっつーの。まあでも、やるか。」
「合図だな。我が岩石人形を起動させるぞおおおおお!」
「始まりましたか。酔うてますけど、まあ、楽しましてもらいまひょ。」
「ダンテ、先に行ってるよ。私はあの子にリベンジするんだ。」
「さて、黒髪のお嬢さん。俺と楽しく踊ってくれませんか?」
衛星都市サテリッズに嵐が近づいていた。
雷が遠くで鳴り響く。
リベラ視点。
黒い髪の男が従魔をイベント会場へ解き放っていた。
「ほらほら!お前ら!存分に暴れ来い!あ、このバーガーうめぇな!」
「ん…!そこのあなた!そんな物騒なの出しちゃダメです!それからそのバーガーどこに売ってたですか!」
リベラが魔力爪を出し、お客さんを避難させながら従魔の動きを止めていた。
「あ?邪魔すんなよな!ガキ!そこらの警備員よりかはつえ~みて~だが!」
影のオオカミがリベラに襲い掛かる。
「ガ…!…。私はガキじゃないです!あ!そこの従魔も行っちゃダメですよ!」
1体目の従魔を魔力爪で引き裂き、2体目の従魔を止めながら、黒髪の男を警戒していた。
黒髪の男の名前は、カガヤ・リンフリック。
めんどくさがり屋な性格の彼
影魔術使いであり、従魔を上手く扱い、
今まで敵なしだった。だが、そんなカガヤはダンテに出会った。
カガヤはダンテにボコボコにされるが、カガヤは有用と判断され
ダンテに雇われる形で力を貸している。忠誠を誓っているとかそういうのはなく、
あくまでも同僚と考えているようだ。
はたから見れば上司と部下の関係だが、
カガヤは俗にいう、ヤンキーな性格のため、
ダンテを上司だとは思っていないらしい。
「もっともっと行くぜ!さて、これをしのげるかぁ!?」
従魔を5体同時に出し、リベラの元へ走らせる。
リベラは考えていた。
今まで諜報員として、処刑人として働いてきた。
明らかな悪人はしっかりと見分けることが出来る。
目の前の影魔術使いを殺すことは彼女にとって造作もない事だった。
だが、リベラの仕えるカナリー様の思想から、
命を奪う。ということは出来るだけ避けようと考えていた。
「ん…そんなの、何体出てこようが、大丈夫です。」
「魔力武器同時発動…です!」
ブレスレットに魔力を込めると、リベラの背後に魔力武器が生成された。
短剣、槍、盾、鎖、鎌を一気に生成する。
短剣をまず投げ、槍を踏みつけ、盾で押し付け
鎖で巻き付け、鎌は蹴り飛ばし、それぞれの武器で影のオオカミを消滅させた。
「はぁ!?おい!なんだよそれ!あ~…くそ。も~!これ使うと疲れるんだよ!でもお前イラつくから、使うわ。」
「影従纏魔術<スペル・黒影狼纏!>」
男は影のオオカミの毛皮を着、狼男となり現れた。
「へっ!これで!てめぇは終わりだ!」
リベラは小さな男の子がつまづいて泣いていた為
男の子をあやして、避難させていた。
「ん…なんだか姿が変わったですね。オオカミの躾けはもう終わりです?まあ大きなオオカミであろうと、さっきみたいにあやしてあげますよ。」
リベラはカガヤにウインクをしていた。
カガヤは歯ぎしりしながらブチギレていた。
「ぶっ殺す…!」
カガヤは影の爪で引っ掻き攻撃を行っていたが、
リベラは魔女帽を手で押さえながらカガヤの攻撃を優雅に躱していた。
「爪…ですか。そんなんじゃ、当たらないですよ。」
カガヤ・リンフリック 17歳
廃棄都市育ち
敵なしだったが、ダンテにボコされ使えると判断される。
就職先を見つける。年相応普通くらい。
能力的に、かなりの応用が可能。
カガヤは学園にも行っていない為、世間の常識を知らない。
実力的には、せいぜい魔術士CよりのBランク程度。
以下参考
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仮魔術士
魔術士D
魔術士C
魔術士B
魔術士A
魔術師
魔術師C+
魔術師B
魔術師B+
魔術師A
魔術師A+
魔術師S
魔術師SS
魔術師SSS
魔術師EX
大魔術師ロード
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