コード37「リベラの新しい道」
第37話
前回、リベラが正式に仲間となってから
「カナリー様、お、お茶をどうぞ…です。」
手がプルプルと震える。
リベラはメイド姿で恥ずかしそうにしている。
魔女帽は絶対に外そうとしなかった。
かわいい。薄群青色の髪の超絶美少女メイド。
恥ずかしそうにしているのが何ともかわいらしい。
一度、アステライト家に戻り、マナによるメイド修行をしてもらっている。
「あの、リベラさん…やっぱり無理にメイドにならずとも…」
「いえ…これは絶対に、こなさなくてはなりません。いつかは、マナさんのように。」
リベラさんをアステライト家のメイド見習いとして雇い始めた。
それと同時に、オービット魔術学園の編入試験を受けてもらうことになった。
リベラさんならきっと大丈夫だろう。
この都市は広大である。リベラさんのような恰好の人は数えきれないほどいるし、
きっとルナリアにはバレない…はず。バレた時はその時だろう。
フィリナさん捜索は、リベラさんの持つ情報を基に捜索している。
ちなみに言うと、あれからリベラさんは何度か眠ったらしいが、
ベアトリクスさんに交代することはなくなっている。
逆に心配になっていたが、リベラさん曰く大丈夫とのこと。
ルナリアの事は話せないが、探偵部が危険になってしまうため
フィリナ捜索を一旦ストップしてもらっている。
探偵部にはマナが上手く言ってくれた。
アンセルだけは怪しがっていたが、ニハイルが信用すると言っていたので、
そのまま、部長を信じて、私達のことも信じてくれた。
ニハイルは引き下がるかと思われたが、
「依頼には様々なストーリーがある。どんな話にも守秘義務があるからね。詮索はしないさ。」
本心は気にはなっているだろうが、察してくれた。
魔剣ノ魔女との闘いがあって数週間が経ち、
オービット魔術学園の編入試験が行われた。
数ヶ月に何回か実施されており、
リベラ・ミクストも試験に参加。
実技、筆記、面接を行い、
難なく合格することが出来た。
「これで、皆と一緒に通えるんですね…。」
リベラは手を組み、嬉しそうにしている。
ちなみにリベラはカナリーとマナと同室が良いとアミルダに伝え、
2人の了承と部屋が余っているならとアミルダの許しを貰っていた。
部屋はいくつも余っている為、大歓迎であった。
いつかはルナリアに捕捉されるだろうからと、リベラが名前を変えようとしていたが、
「私達が必ずリベラさんを守ります。力不足かもしれませんが、その名前は絶対捨てちゃダメです。」
カナリーは真っすぐに見つめていた。
普通の人ならルナリアを敵に回そうとなんてしないだろう。
そんなことをすれば、命がいくつあっても足りない。
だが、ルナリアに目をつけられて睨み返せるのは、
きっとカナリー、マナ、ベアトリクスだけだろう。
リベラは皆に最大級の感謝をしている。
「本当に…ありがとうございます。でも、いつかは見つかってしまいます。その時は…」
「その時は…まずは話し合いましょう!ダメだったなら、話し合える環境を作りましょう!私達がなんとかします!」
そんな単純な、と思ったがカナリーならそれも実現させてしまうだろう。
そんな気がしていた。
リベラが魔術学園に入り、数日が経ち、
カナリー、マナ、リベラの3人は仮魔術士試験を受けるため、
学園施設へと相談に来ていた。
「こんにちは。魔術大教会ランク管理センターへようこそ。」
受付の人が軽く説明してくれた。
魔術士になる為にはまずは仮魔術士になる必要があり、
仮魔術士試験なるものが存在している。
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仮魔術士
魔術士D
魔術士C
魔術士B
魔術士A
魔術師C
魔術師C+
魔術師B
魔術師B+
魔術師A
魔術師A+
魔術師S
魔術師SS
魔術師SSS
魔術師EX
大魔術師
ーーーーー
ランク分けはこのように行われている。
学生の間は基本的に魔術士止まりである。
昇格試験は1年に3回あり、
5ムーン、9ムーン、1ムーン
となっている。
今は4ムーン終盤。
試験の成績が良ければ、飛び級も存在している。
飛び級と言っても、魔術士Aから魔術師B等にはなれない。
そういう仕組みとなっている。
「と、このように、学園の新入生の皆さんは、5ムーンの試験で仮魔術士になれるように、奮闘しておられます。でも、そんなに深く考えずとも、仮魔術士ならば誰でもなれますよ。大変なのは、魔術士になってからだと思います。書類を提出した後、また5ムーンになったらまた魔術大教会へお越しくださいませ。」
そんなこんなで学園生活を過ごしつつ、
5ムーンの仮魔術士試験の日となった。
カナリー、マナ、リベラの3人は魔列車を乗り継ぎ、試験会場へと足を運んでいた。
魔術士
魔術師
魔術大教会
少し時間がかかってしまいましたが、
読み方の問題もあり、正式にルビを振りました。
今まで分かりにくくてすみませんでした。
ムーン。我々でいうところの月です。まんまです。
第37話、読んでいただきありがとうございます。




