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私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【勇者編:世界会議章】
229/273

コード228「世界会議、最終日へ向けて」

第228話

前回、世界輝鳥調査局・ソリナが設立され

「でも、設立するのは分かりましたけど、その局の場所ってどこに建てるんですか?」

ヒノアマツ、ユウヒは素朴な疑問を口にする。


世界を自由に飛び回り、調査する。

ゆくゆくは世界中に支部を建てれば良い話なのだが、

世界のどの国にも属さない中立である為、立場という問題もある。


「最初は…ううむ…。確かに、どうするか。」


皆、悩んでしまう。

「あ、あの…王立司書委員会は最初はどうしていたんですか…?」



それを聞き、ルールアンカーは当初から考えていた考えを出す。

「どこの国じゃなくても、国と国の間でも構わないのではありませんか。実際、王立司書委員会本部は、どこの国にも属していませんし、国と国の間と言えば良いでしょうか。そこに建てればいいのではないでしょうか。」


実を言うと、輝鳥様は1人で世界中を回り、調査を行っていた。

その為、それ専用の建物は存在していない。

だからこそ、皆、悩んでいたのだが、

こんなにも簡単に答えが出て来るとは思っていなかった。


ちなみに、オリヴィア、アイジア、ルールアンカーなどはそれに気が付いており、

何も問題とは思っていなかった。



「あ…。お恥ずかしい。申し訳ありません。失態を見せてしまって…。」

ユウヒは恥ずかしそうに、扇で顔を隠した。

なんとも愛らしい。



世界中の摩訶不思議な事案や、依頼があれば、

それを調査しに行く。


危険はあるかもしれないが、教育し、

訓練をし、また、世界からの精鋭を募集する形を取れば、

何も問題はない。


「そういえば、組員はどうするんだね?どこの国にも属さないというのなら、組員はどこぞの、村の者から取ってくるわけでもないんだろう?」


そのような問いに対する答えも実は用意してある。

というよりも、完全中立な組織はもう既にある。


「王立司書委員会が良い例ですね。我々は、各国から様々な人種を雇っています。これは、その者が故郷を持っていたとしても、住民権を持っていたとしても、我が組織に属しております。もちろん、偏見などないよう、十分に教育しております。裁判官を務めてもおりますし、何なら、竜人種の役員も居ります。」


それを聞き、納得する竜の小国の王。

全てにおいて、王立司書委員会は便利である。

中立組織としての、良い例になってくれるからだ。


完全中立という事は、第三陣営として、敵対視される事も少なくないだろう。

でも、それでも、設立した。それは、必要だと感じたから。

やり方を間違えなければ、良い組織になると信じて。


文句はなくなったのだが、やはり、心配の声も上がる。

更に、文句を言わないだけで、良く思わず、内心で、色々と思う王もいた。


「新しい事をするのは何も悪くありません。保守派の意見も分かります。でも、これは、国の為とかそうじゃなくて、世界の為ですから。ね。手を取り合っていきましょう。」

オリヴィアは言葉で手を差し伸べる。

まるで、心を読んだかのように。


(聖白様は昔よりも輝鳥様に似てきましたね…。昔はもっと表情も硬く…口調までも、昔とは変わって…。)

ルールアンカーは昔を懐かしむ。


会議としては、上手く纏まった方だろう。


2日目の成果を簡潔に伝えると、


銃が世界に出回る事となる。

自由に捜査出来る調査局を設立。


の2つとなった。


「これは…悪くありませんね。銃の流通に関しては厳重に審査査定して、決めるとしましょう。調査局に関しての人員はまた、遠隔会議やらで、決めましょう。募集して面接しても良いかもしれませんね。その後の動きに関しても我々、王立司書委員会がサポート致します。」


決まればトントンと進むこととなった。


「さて、他に議案はありませんでしょうか。気になる事があればぜひ。…。無さそうですね。細かいことがあれば、王立司書委員会にまで便りを送ってくだされば、こちらで対応致します。」


今回の会議としては、そこまで長くは無かった。

その為、少し自由時間が出来る。

これは王達の話にはなる。


ルールアンカーは、多忙が極まってくる。

考える事が更に増えるのだが、

それとはまた別に、世界の事で、打開でき、

進展出来るかもしれないと、そう考えると、

忙しさすら、嬉しくもあった。


「2日目の会議を終わりたいと思います。皆様、ありがとうございました。明日に関しては、新魔王様のこれらの全ての意向を踏まえての挨拶及び、考えを聞きたいと思っています。くれぐれも…時間厳守で遅刻の無いように。よろしくお願いします。では、解散します。」


会議が終わる前、ルールアンカーは魔王達をじっと見つめていた。

やはり、ナイアではない事がバレていた。

どうやってかは分からないが、解析魔術か、

それに近いスキルのようなものだろうか。


ともかく、この2日目、3日目で

なんとか、探して連れ戻さなくてはならない。


だが、結果としては、それは無念に終わる事となる。



時刻は2日目の会議が終わった頃。


「やア。オリヴィア。昨日は会えずだったが、少シ話したいな。あ、もちろん、個人的な事でだ。国交については、追々正式な場で。少し話せないだろうか?」


オリヴィアは嬉しそうにそれに応える。

「もちろん!私も、話したいと思っていました。嬉しいですね。またアイジアに会えるなんて。ブロックチューンについては、聞かない方が良さそうですかね。」


それについては、悩んだのち、話さなかった。

「すまない、それについては…来るべき時が来れば、まタ話したいと思ってる。それまで待っていてくれるカ?」


オリヴィアもそれに同意する。

話せないことと言えば、オリヴィアも同じだったからだ。


「まあ、話せる範囲で話そうじゃなイか。最近の趣味とかでもさ。」


オリヴィアとアイジアの2人はその日、趣味について話し合う事となり、

その話は、少しだけはなくなり、かなりの時間話してしまっていた。



視点は、魔王達視点。


「おい!本気でどうするんだ!?ナイアの嬢ちゃんがいねーと、俺ら笑われちまうぜ。新魔王はビビって来ねぇってよ。このままじゃ…。」


この日はギリギリまで、探しに出ていた。

魔王は、眠気を感じず、寝なくとも活動が可能となっている。


「会議が始まるまでの間、全力で探そう。」

全員で魔術を駆使し、探す。


「ナイア…。どこに…。」

バエリアは不安が募っていた。

ナイアに何が起こっていたのか魔王達は何も知らない。


そして、ナイアはニブルティスからどうやって帰って来るのか。


世界会議に潜り込んだ奴らが何をするのか。



運命の3日目、最終日が始まろうとしていた。

聖白王、オリヴィアの昔はもっと表情が硬く、

口調も今とは全然違っていました。

何かが彼女を変えたのでしょう。

ちなみに最近のオリヴィアの趣味は色々な紅茶を飲んだり、

世界中の紅茶を集めたりすること。

アイジアの趣味は、たくさんの猫を撫でること。

2人共、良き趣味の話が出来た事でしょう。


魔王達は、皆ナイアの心配をしています。

果たして、帰って来れるのか。


世界会議編、終盤へ近付きます。

運命の3日目。どうなるんでしょうか。


第228話、読んでいただきありがとうございます。

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