表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【夏休編:豪華客船章】
129/273

コード128「グラシーの誓い」

第128話

前回、グラシーがリーナと話してから

「皆様、こちらはマギア・アクア・グランド・クルーズ乗組員です。まず初めに、皆様にお知らせがございます。先ほど、私たちの航海中に予期せぬトラブルが発生いたしましたことを大変お詫び申し上げます。具体的には、海賊からの襲撃にて内部に潜り込まれ、船体の一部に不具合が生じ、航行に影響を及ぼす可能性がありました。

しかし、乗組員一同、迅速かつ冷静に対応し、皆様の安全を最優先に考え、全力を尽くしました。更に、乗客の皆様のご協力のおかげで、現在はすべての問題が解決され、無事に航海を続ける事ができます。これから皆様には、素晴らしい島の景色と、心温まるおもてなしをお楽しみいただけることと思います。私たちのクルーズが皆様にとって特別な思い出となるよう、スタッフ一同、心を込めてお手伝いさせていただきます。

また、トラブルの影響でご不便をおかけしたことを重く受け止めており、今後のサービス向上に努めてまいります。何かご不明な点やご要望がございましたら、どうぞお気軽に乗組員にお声がけください。

それでは、皆様の素晴らしく楽しいひとときをお過ごしください。ありがとうございました。」


マギア・アクア・グランド・クルーズからのアナウンスがあり、無事に次の島に着けそうである。

それまでの間、クロウ達は縛り上げられ、船の中に軟禁されている。

次の島で彼らを海術警察へ引き渡す予定である。


グラシーが居ない事はもう既に分かっており、クロウは

リーナが居なくなった時と同じような気がしていた。


(まったく。あの親子。でも…まぁ、黒髪メイドに言われてやっと気が付いた。俺達は任務や仕事優先にし過ぎて、気持ちを無視していたのかもな。ルナリアは別に殺し屋集団とかじゃないし、あくまで諜報員。でも、これからはホワイトになれるよう少しずつ変えていこう。クオリティは下げずにな。今は大人しく捕まろう。これを機に変われたらいいよな。な、姉さん。)


「おーい、そこの美人な看守さん、タバコか酒でもくれよ。」

クロウはニヤッと笑いながら看守に向けて話しかけていた。



船は無事、次の島へ着いた。

アトラベルトとロードベルトの中間地点にある島だ。

ここで、一時停泊する事となる。


カナリー達が船から一時降りると、

クロウ達が連れていかれるのが見えた。


「…叔父様。」

フェニは相当にショックを受けていた。


グラシーは白猫のお面を付けている。

一応、バレていない。服も黒スーツから

ワンピースにベストと服装を変えている。

更には麦わら帽子を被らせている。かなりのイメチェンであった。

だが、クロウに見られ、即バレした。


グラシーはクロウへ向け、何も言わず麦わら帽子を取り、

白猫のお面を取り、深々とお辞儀をしていた。


(今まで、ありがとうございました。私はこれからは自分探しをします。お世話になりました。)


心の中でグラシーはそう唱える。

クロウは不服ながらも、変わろうとしている。

しっしと、どっか行け等とサインを出していた。

クロウはグラシーに対してもう興味無さそうに振舞っている。

(くっそ~~。ルナリアも戦力ガタ落ちじゃね…?また増員出来るかね~。刑期終わってからだけど。そういえば、あれが…。)


クロウはカナリーとフェニを見る。

(あれが姉さんの…忘れ形見。)


満足したのか、もうこちらは見ていない。

クロウはスッキリしたような顔で海術警察に連行されていった。


各々、港町でショッピングをしたり、

しばしの休息としている。


マギア・アクア・グランド・クルーズでは、大規模な工事が行われていた。


「あれ、何しているんでしょう?大きな、光る石…?」


船の上に、船の半分ほどの大きな石がまるで気球のように配置されている。

カナリーが乗組員に聞いてみると、


「あれは、飛行魔石です!ここからの海域は少々荒くて…、ここからはこのように空から行くことになります!飛空艇にもなるんですよ。」


カナリーは嫌な思い出が蘇った。


「あ、あの…それって、高度はどのくらい…?」


「高度は、大体…約70メートル~80メートルほどですね。気流や天候によっては上昇したり降下したりしています。どうかされました…?」

乗組員さんはカナリーに心配そうに見つめる。


「(あ、それくらいなら…)あ…いえ、大丈夫です!ありがとうございます。なんでもありません。」


この方法を取らなければ、アトラベルトに行くのに更に時間がかかってしまう。

この飛行魔石は、かなり貴重で高価なものとなっている。

ガソリンを入れるかのように、多くの者達が魔力を込めていく様子があった。

ちなみに、雨が降っている場合、防雨魔術を施しての航行となる。

(嵐時は例外なく航行中止と定められている。)



「改めまして、私、グラシー・シルヴァはアステライト家のメイド、使用人となります事、ここに誓います。皆さん、よろしくお願いします。」


強引ではあるが、リーナさんからの申し出もあり、

グラシーさんをアステライト家のメイドとする事にした。

記憶がないらしく、年齢も分からないとの事だが、きっと何とかなるだろう。


「ようこそ!グラシーさん!私たちと一緒にオービット魔術学園で学ぼう!」


オービット魔術学園では老若男女問わずに学生になることが出来る。

それもこれも帰って手続きをしなければならない。

でも、まずは、


「いざ!アトラベルトへ~!」


11人になった。

リルフやノーマンは物凄く驚いていたが、

次第に順応していった。


(だって、順応しないと、付いていけないですからね…。)

リルフはなんとなく順応している。

ノーマンはまだ少し慣れていない様子だった。



「これより、マギア・アクア・グランド・クルーズの航行する舞台は空へと移り変わります。皆様、空の旅、空から見える海をお楽しみください。」


「では、出航します!」


まるで気球のように取り付けられた大きな魔石が輝き、

魔力が放出されていき、船が少しずつ浮いた。


こうして、マギア・アクア・グランド・クルーズは空を飛び、

一気にアトラベルトへ向かっていった。



アトラベルト近海、エネルギー調査船が5隻出ていたが、


その全てが大破されていた。


大きな影が海の中で潜んでいる。

グラシー・シルヴァが無事に仲間になりました。

2人とも、他人になってしまったようですが、

なんとかなる事でしょう。

カナリー陣営、大幅戦力アップです。

なんせ、広範囲魔術を扱えて俊敏に動けて

体術もそれなりに出来る人なのですから。

カナリーにとっては、グラシーも友達の部類に入っています。

ちなみに、グラシーさん、割とかなり従順であり天然です。


第128話、読んでいただきありがとうございます。


現在、私たちの世界では12月25日ですが、

実は、カナリー・アステライトの誕生日、12ムーン25ピリオドです。

作中ではまだですけどね。でも、


カナリー、誕生日おめでとう~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ