表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私とAIの異世界転生!  作者: 星廻 月華
【夏休編:豪華客船章】
110/273

コード109「豪華列車と豪華客船」

第109話

前回、学園長達との話が終わり旅行の日から

「では、お師匠様、私はしばしの間ハイブヘイヴンに帰省します。新学期には戻りますので、何卒。」


ロードベルト、セントラルステーション魔列車乗り場にて、

ミアリーゼとアミルダが居た。


「お、そういえば、みんなも今日が旅行だったね~。」


アミルダとミアリーゼは師弟関係にあった。

「あ、皆さん!先日は私もパーティに誘って頂きありがとうございました。とても楽しい時間を過ごせました。その、こちらでは知り合いが少なかったので、嬉しかったです。」


ミアリーゼはハイブヘイヴン国、セレスティア天術学園の

シスター見習い交換留学生である。

先日のサマーデュエル後のパーティに誘うと

ミアリーゼは顔を輝かせてパーティに来てくれていた。

そこで、カナリー達と交流を深めることが出来たのだった。


「皆さんにもお伝えし忘れていましたが、私、サマーバケーションにしばしの帰省をするので…。その、しばらくの間、私の事忘れないでくださいね…?」


カナリー達は顔を見合わせ、くすっと笑った。


「忘れたりしませんよ!実は私達も旅行に行くんです。ミアリーゼさんが良ければ、途中まで一緒に行きませんか?」


パーティの時に見せたような顔を見せて、

「はい!是非、途中まででもご一緒させてください!」


「それでは、アミルダさん!行ってきます!」

アミルダはモニカに皆の事をお願いされた。


「もちろんです。皆さんの事お任せください。ミアリーゼさんも途中まで送っていきますね。」


アミルダとモニカは良い友人関係になれそうだった。



魔列車に乗り込む。

サマーバケーション中だからか、乗客が多い。

それでも、皆の顔は楽しみに満ちていた。



旅行へのルートとしては、


魔列車で2日かけて南に進む。

そして港に到着し、港で船に乗る。


船で更に2日間、乗り換えを挟みアトラベルト直行便に乗り込む。



「旅行~♪楽しいなっ!」


魔列車もロングトレインと呼ばれる、長距離を移動する魔列車に今現在乗り込んでいる。


車両の中は、マギア・ターコイズ・グランド・エクスプレス。


ロードベルト魔列車運営会社が誇る最大級の豪華列車となっている。

チケットの特典にも入っていた為、みんなはこれに乗り込むことが出来た。


「私は、アミルダ師匠にこのチケットを渡されて…。あはは…過保護なんですから。」



車窓から見える景色はどこも綺麗で美しかった。

夜はレストラン車両に移動をし、ビュッフェ形式で楽しんだ。

ケーシィさんがとてもはしゃいでいた。

シャワールームや展望車両も存在している。


そんなこんなで、目的のロードベルト港都市に着いた。

港都市では、海産物が主に取り扱われており、

魔列車の運用でサテリッズにもお魚が入ってくる。

ここは観光都市にもなっている為、人が多い。


皆でお昼休憩を取り、時間を確認する。

13時、ミアリーゼとはここで一時お別れとなる。


「皆さんとご一緒出来て嬉しかったです!ではまた9ムーンに学園でお会いしましょう!神のご加護がありますように。」


ミアリーゼは飛空艇に乗り込んだ。

ハイブヘイヴンは空に浮かぶ大きな島であり、

飛空艇や飛竜でなければ行くことが出来ない。


「また~!学園で~!」

ミアリーゼは良い友人が出来たと心の底から嬉しくなった。

飛空艇はゆっくりと空へ飛んで行った。


そして14時頃、皆で港に向かった。

カナリー達が乗り込む船はロードベルトの誇る世界旅行の豪華客船だった。

マギア・アクア・グランド・クルーズ。

かなり大きな船であり、これで世界のどこにでも行くことが出来る。


ロードベルトからアトラベルトは近い方ではあるのだが、

それでも2日はかかる。しかしこれでも短縮された方である。

その理由は後々分かることになるのだが。



「うわぁぁ~!すっごーい!大きい!船だ!」


カナリー達は大興奮だ。船に乗るのは前世でもしたことが無い為、

とても楽しみにしていたらしい。

超巨大豪華客船の中は、煌びやかな装飾ばかりで

貴重な鉱石や宝石、魔石なども使用されている。


レストラン、プール、カジノ、コンサートホール、

大浴場、スパ、バー、お店、資料館なども併設されている。


また家族連れなども多く利用されるため、

キッズコーナーも豪華なものとなっている。


「本日は、マギア・アクア・グランド・クルーズをご利用頂きまして誠にありがとうございます。皆様の日々の疲れがここで癒されますように。Thank you for your attention.」


こうしてマギア・アクア・グランド・クルーズが無事に港都市を出航した。

ターコイズには旅の安全という言葉が込められています。

中央大陸を行き来し、皆の安全を運ぶ為の豪華列車。

それが、マギア・ターコイズ・グランド・エクスプレス。

彼女達を無事に運んでくれました。

道中にも、ミアリーゼとカナリーらは更に仲を深めることが出来ました。


豪華列車から豪華客船に乗り換えましたね。

しばしの船旅を。


第109話、読んでいただきありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ