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夜勤族の妄想物語 4.異世界ほのぼの日記2~異世界でも夜勤になったので堂々と昼呑みします~  作者: 佐行 院


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108

対策を練りに練る結愛。


-108 シスコン登場の後始末の為-


 久々に海外でぷらぷらと生活しているはずだったシスコンである兄との再会を果たした巨大財閥の代表取締役社長は、早速隣のバルファイ王国にある本社への同行を求め『瞬間移動』を行った。初めての魔法スキルに動揺を覚えている兄は訳が分からなくなっていた、どうやら光の魔力により向こうの世界から無理矢理連れて来られたらしい。

 声色から動揺を隠せない様子が伺える神が「いつもの件」を行うべく、海斗を連れ出そうとした。


神「光とやら・・・、まさか神と同等の力を手に入れてしまったとはな。わしも年を取る訳だな、うむ・・・。時に海斗とやら、こっちに来ると良い。」

海斗「いや、あんた誰だよ。それにどうやっ・・・。」

結愛「行ったな。」


 妹の目の前で気を失った様に見える海斗を、黒服長の羽田が学園の保健室に連れて行った。この世界の貝塚家に海斗の部屋は用意されていなかったからだ、元々一緒に来た訳ではないから当然だ。


結愛「来ちゃったからにはこいつを住まわせない訳にもいかないけどな、何となく嫌だな・・・。」


 代表取締役なのに本社ビルの1番上の階を夫婦の住居として使用しているので別に狭くは無いのだが、家でもシスコンを発揮されるのは本当に嫌だった。


光明「そう言えば、今管理者がいない部署があっただろ、あそこの上階も住居にしていたんじゃね?」

結愛「あそこか・・・、丁度いいかもだがこの世界に来たばかりだぞ。信用の面で大丈夫と思うか?」


 しばらくこの世界に慣らしてから空いている部署に回そうと考えていた結愛、ただ慣れるまでの間でもニートをさせる訳にもいかない。兄の事で他人を巻き込みたくは無いのだが、社長は良き友人である好美を頼る事にした。


結愛(念話)「好美、今大丈夫か?」

好美(念話)「後にしてもらえる?子供達が一斉に集まっちゃって、光さんも帰っちゃったの!!」

結愛(念話)「騒動だな、ちょっと待ってろ。」


 好美の下に『瞬間移動』した結愛は現地の様子を見て焦りを見せた、好美所有のマンションに住む多種族の子供達が群がっている。住居部分が多い分当然の事なのだが、大家というのも大変だそうだ。


好美「うぶぶぶぶぶ・・・・、皆ちょっと押さないで!!私潰れちゃうから!!」

結愛「ほらほら、順番だぞ。並べ並べ。」

子供「おばさん、何だよ。邪魔すんなよ!!」

結愛「「おばさん」だと、何処からどう見ても俺はぴちぴちの28歳だろうが(※この世界での転生者は歳を取らない設定になっています、何と便利なんだ)!!」

子供「見えないもんね。やーい、おばさーん。」

結愛「こらー。てめぇまた!!」


 怒り狂った結愛を何とか制止する好美、やっと落ち着いたのか社長は軽く謝罪した。


好美「もう、大人げないって。」

結愛「悪い、シスコンの兄貴が来たから気が滅入ってたんだよ。取り敢えず戻るか。」


 やっと落ち着きを取り戻した2人は改めて子供達の相手を始めた、1人ひとりに短冊と紐を配っていく。どうやら先程の貝塚兄妹の件を見た住人達が押し寄せて来ている、子供達どころか大人達まで。

 「書いた願いが必ず叶う」とでも勘違いしたのだろうか、新しく配った短冊は先程好美が普通の折り紙を切っただけの物なのだが。


好美「ど・・・、どうしよう・・・。」

結愛「良いんじゃねぇのか、見た目が豪華で賑やかになりそうだからよ。」

好美「なら良いんだけど・・・。」


 よく見てみれば1階の店舗で働くメンバーも短冊を書きに来ていた、全員書いている事がまさかの全く同じとは思わなかったが。


≪売り上げ、ぐんぐん倍増!!≫


結愛「おいおいお前ら、それは自分で頑張れや・・・。」


全くもって同感。

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