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夜勤族の妄想物語 4.異世界ほのぼの日記2~異世界でも夜勤になったので堂々と昼呑みします~  作者: 佐行 院


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74

決して長くない残り時間の楽しみ方とは。


-74 2人なりの楽しみ方-


 2人は弁当を予想外の辛さに耐えながら弁当を完食した後の短い時間を充実させようとしたが、流石は出来たばかりの遊園地、園内はカップルで溢れていてどのアトラクションも1時間単位の待ちが生じていた。

 自由時間は残り2時間しかない、2人は2人なりに楽しむ方法を考えた。ただよく考えたらお土産を何も買っていない。

 一先ず、お土産は嵩張るから後にしよう。アトラクションはもう無理確定なので他の楽しみ方を考えよう、2人は熟考した。ただ女子高生達の悩みはすぐに解決する。


「ぐぅー・・・。」


 先程まで2段重ねのとても大きな弁当を食べていたと言うのに2人の腹の虫が鳴った。共通して大食いだという事を思い出し、2人は食べ歩きをする事にした。

 園内にはレストランも数店舗あるが屋外にも屋台が点々としており、良い香りがそこら辺中にずっと漂っている。数多の香りが手伝い、2人はどんどん空腹になっていった。

 取り敢えず目の前にある屋台で売られているホットドッグを食べる事に、一般的な物の約2倍の長さのソーセージが自慢なのだが正直コッペパンの長さが全く足りていない。

 手が汚さないためにケチャップとマスタードはパンの部分だけに付いているのだが、追加したい場合は屋台横に設置されているソースをセルフで使用できるようになっていた。

 ガルナスは明太マヨ、そしてメラはチリソースを追加してソーセージに齧り付いた。コッペパンも焼きたてで美味い、正直家で再現してみたい。

 ただ2人はまだ足らなかった、次は甘いものを食べよう。周囲を見回すとネバネバモチモチで有名な「あのアイス」の屋台が。

 初体験の2人は当然の様に屋台の店主に遊ばれた、2人の声により遠くからでも必死にアイスを求める様子が伺える。


ガルナス「あっ、また!!何でくれないの!!」

メラ「けち!!」

店主「悪い悪い、次はちゃんと渡すから許してよ。」


 しかし店主は当然の様に裏切った、先端にアイスを付けた棒を振り回して楽しんでいる。周囲の者達は店主を見てああなって当然だなと笑っていた、そう店主は人をいじるのが好きな鳥獣人族のホークマンなのだ。

 2人は約5分程店主と格闘し、やっとの思いでアイスを手に入れた。店主の遊びに耐えていた位だ、かなりの粘りとモチモチ感で2人を楽しませていた。

 アイスを頬張りながら次の獲物を探していた、すると次はポップコーンの屋台が。少し塩気が欲しかった2人は塩キャラメル味を選んだ、コーラを飲みながら器用にポップコーンを食べる。

 何となく次は魚だなという気分になったので次は「フィッシュ&チップス」をチョイス、正直この2人の胃袋の底が知れない。

 偶然会った同級生数人の開いた口が塞がらない中、2人は心行くまで食べ歩きを楽しんだ。

 自由時間も残り30分となったので、お土産を買う事に。先程のアイスの屋台で同級生たちが店主に遊ばれているのを横目に移動して、名物の御菓子や何故かお漬物を数種類、そしてバスの中で食べるポップコーンを購入すると集合場所へと戻った後に遊園地を後にした。

 今回の目的地であったダンラルタ王国から魔学校のあるバルファイ王国へと通じる直通道路には数か所のサービスエリアがあった、そこでの小休憩での事。

 2人はバスの中でポップコーンを完食して満腹・・・、のはずだった。


「ぐぅー・・・。」


 そう、本日2回目の「腹の虫」の登場だ。2人はサービスエリアに点々と設置された屋台を見た瞬間に空腹になってしまったのだ。

 取り敢えず15分間の小休憩を有効に使うべく、化粧室で用を済ませて屋台へと直行した。串焼きや天婦羅など手軽に食せる物の屋台が並んでいるのを見て2人は目を光らせた、財布と相談しつつ狙いを定めていく。


メラ「牛串・・・、1本500円か・・・。和牛は2000円・・・、絶対無理じゃん。」

ガルナス「鶏天があるよ、1つ300円だって。」


 それを聞いた人魚は天婦羅屋に直行した、菜種油の香りがより一層食欲を誘う。


メラ「おばちゃん、鶏天1個頂戴。」

女将「あいよ、すぐに揚げるから待ってな。」


 衣を纏った鶏肉をカラッと揚げる、サクサクとした衣が美味そうな1品。

 一方、ハーフ・ヴァンパイアは串焼きの屋台の前にいた。吸血鬼の血がそうさせたのか、血の滴る肉がガルナスを誘った様だ。迷う事無く牛串を頼む。

 焼けた肉からの香りに気絶しかけたが、意識がある内に食にありつけたので無事にバスに乗り込めた。2人の影響でバス内には美味そうな香りがずっと漂っていた。


正直、食べ過ぎ。

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