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夜勤族の妄想物語 4.異世界ほのぼの日記2~異世界でも夜勤になったので堂々と昼呑みします~  作者: 佐行 院


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真希子はこれからどうする予定なのだろうか。


-㉘ 真希子の仕事-


 真希子の『アイテムボックス』から出てきたのはロータリーエンジンを積載している事で有名なあのスポーツカーだった、日本の某チューンアップ会社のデザインがある雑誌観衆のゲームのジャケット画像にも採用されていた車種・・・、だった様な・・・。


渚「これ、MDじゃないか・・・。紫なんて何処にあったんだい。」

光「やっぱり?LX-7だよね・・・(うん、権利的な・・・、もういいや)。」


 ズシンと大きな音を立てて車が出現したので床が壊れたのではないかと心配していたが、渚が頑丈に作っていたので大丈夫だったみたいだ。


渚「後で皆の車を並べて写真を撮りなおさないかい、勿論真希子が良いならの話だけどね。」

真希子「私は構わないけど、一先ず私も何か呑んで良いかい?美味そうな料理が目の前にあるのにお預け感がありすぎてもう我慢出来ないよ!!」


 渚から缶ビールを受け取った真希子が渚の隣に座ると、全員改まった様に酒を注ぎなおして乾杯し直した。

 受け取った缶ビールを一気に煽った真希子は何かから解放された様に恍惚に満ちた表情をしていた。


渚「あんた、こっちの世界では何をしているんだい?あたしゃ拉麵屋なんだが。」

真希子「家庭料理の専門店を出そうと思ったんだが良い場所が見つからなくてね、商人兼商業者ギルドには登録して屋台で営業していたんだけど、そろそろ腰を据えて店を出そうと思ってこの国に引っ越して来たって訳。」


 真希子の話を聞いた光はとある場所に電話をした、話は難航していたみたいだが電話の相手を光自ら『瞬間移動』で連れて来る事で一先ず電話は終わった。


光「真希子さん、少々お待ち頂けますか?」

真希子「何だい、かしこまって。今まで通り「おばちゃん」って呼んでおくれよ。」

渚「そうだよ、昔は「おばちゃん、おばちゃん」って懐いていたじゃないか。」


 光は真希子との再会が久々過ぎて日本にいた頃を正直思い出せないままでいるが、電話の相手を待たせる訳には行かないと思い、『瞬間移動』で急いで向かった。相手と再会するとまた『瞬間移動』で戻って来た。

光が連れて来た人物を見て渚はぽかんとしている、一体どういうつもりなのだろうか。


渚「ナルリスじゃないか、どういう風の吹き回しだい?」

ナルリス「お義母さん、どうも。そんでこちらの方が話にでた真希子さんかい?」

真希子「光ちゃん、誰なんだい?」

光「真希・・・、おばちゃん。私の・・・、旦那の・・・、ナルリス。」

渚「こう見えてヴァンパイアだよ。」

光「今それ関係ある?」


 一先ず話の流れを戻そうとするナルリス。


ナルリス「実は先程妻と相談したのですが、真希子さんの家庭料理を私の経営する店で出させて頂けないかと思いまして。光の家庭菜園で採れたばかりの新鮮な野菜で料理を出すお店です、勿論副店長としてのポストもご用意させていただきます。いかがでしょうか?」


 腕を組んで考え込む真希子、正直悪くない話だと思われるのだが。


真希子「お店って・・・、何を出すお店なんですか?」

ナルリス「そうですね、言葉で説明するよりお召し上がり頂いた方が宜しいかと。」

光「それいいね。好美ちゃん、良いかな?」

好美「勿論です、確か旦那さんのお店って美味しいって有名なんですよね。お金払わなきゃいけない位ですよ。」

ナルリス「いえいえ、場所をお借りするのでお金は頂けませんよ。」


 吸血鬼はそう言うとエレベーターで下に降りて料理の準備を始めた、好美が食材は大丈夫かと聞くと家庭菜園の野菜を『アイテムボックス』に入れて来たと答えていた。

 数分後、出来立ての料理を持ったナルリスがエレベーターで上がって来た。両手で鍋を運んできている。


ナルリス「煮込みハンバーグにしてみました、光の家庭菜園で採れたトマトのソースで作っています。中の人参とじゃが芋もそこで採れた物です、どうぞお召し上がり下さい。」


 真希子は手渡された皿を受け取ると、ハンバーグを箸で切り一口。


真希子「じんわりと来る優しい味ですね、店長。私を貴方のお店で働かせて下さい!!」


よっぽど味が気に入ったのだろうか。

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