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夜勤族の妄想物語 4.異世界ほのぼの日記2~異世界でも夜勤になったので堂々と昼呑みします~  作者: 佐行 院


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絶景に心を奪われるピューア。


-㉔ お待たせしました-


 屋上からの絶景などに感動し、数分の間呆然としていたピューアがやっと落ち着きを取り戻した頃、好美の用意したグリルで美味そうに肉が焼けようとしていた。

 日本からの転生者3人が既に肉や料理を囲み着席している。まずいと思った人魚ニクシーは急いで席へと着いた。


ピューア「すみません、お待たせしちゃって。」

好美「大丈夫ですよ、さあさあ呑みましょう!!」


 ピューア以外の3人は『転送』で冷蔵庫から直接酒を取り出していたが、『転送』が出来ない元寿司職人が急いで冷蔵庫へと向かおうとしたので光が引き止めた。


光「ごめんごめん、良かったらこれ使って。」


 光が『転送』を『付与』した事により、同様に冷蔵庫からすぐ酒を取り出せる様になった人魚は早速缶ビールを取り出した。


渚「全員酒が行き渡った所で。」

4人「昼からすみません、頂きます!!乾杯!!」


 待ちに待った瞬間ときを迎え、そこにいた全員が欲しくて堪らなくなっていた酒を一気に煽っていく。幸せと共に酒が五臓六腑に染み渡った頃に、食べごろに焼けてきた霜降りカルビ肉に全員が箸を伸ばして1口。熱々の肉がまたビールを誘う、この幸せのスパイラルがまた最高なのだ。

 その横では鶏もも肉やハマチの照り焼きが焼けてきた、因みに鶏もも肉には塩胡椒が振ってある。

 同じ鶏もも肉で作った2種類の鶏の唐揚げも好評で、特に好美が感動していた。


好美「うーん・・・、こんなに外カリカリで中ふんわりジューシーな唐揚げ初めて。ビール進む!!」

ピューア「2度揚げしてみました、お口に合って嬉しいです。」


 すると渚が気になる一言を発した。

 こんなに美味い料理があるのだ、「あれ」も是非欲しくなる。渚は辺りを見回してからだった。


渚「酒だけじゃなくて米も欲しくなってきちゃったかもね。」

光「分かるぅ、でも食べちゃったら折角の酒が呑めなくなっちゃうよ。」

渚「何言ってんのさ、あんたの大食いはあたい譲りだろ。」


 そう、光が結婚前のナルリスやパン屋の従業員達を驚愕させた大食いは母親譲りで、この世界に来てから年月が経ったがまだまだ2人共現役だ。やはり転生者が歳を取らない事がその理由なのだろうか。


好美「ごめんなさい、今日炊いてないんです。」

ピューア「好美さん、いやオーナー。私に任せて下さい。」


 その言葉待ってましたと言わんばかりにピューアが『転送』で自宅の炊飯器を取り出して近くのコンセントに接続し、保温モードに設定して蓋を開けると中から銀シャリの香りが漂って来た。


ピューア「実は家で用意してたんです。」


 出された米を1口、すると柔らかくも少し歯ごたえのある米から仄かにだが優しい味がしてきた。


渚「あれ、噛む度にふんわりと何かの風味がするから米だけでも食が進むね。良い具合に歯応えがあってそれもあたしゃ好きだよ。肉にも合うから最高だね。」

ピューア「水の量を目盛より少し少な目にして氷を2~3個入れているんです、炊飯器に入れた時に水に和風だしを加えました。」


 いつの間にか米と日本酒をダブルで楽しんでいる渚は、皆が知らぬ間にグリルの端で焼いていた魚の干物の身を1人ほぐして食べていた。


渚「いや、やっぱり米と酒にはホッケだよね。」

光「えっ、お母さんいつの間に?」


すると4人に念話で女性の声が飛んで来た、どうやら少しほろ酔いモードらしい。


女性(念話)「どうしてお・・・、私を誘ってくれないんですか?」


やはり、酒と言えばであの人が食らいついて来た。

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