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投稿できてなかったです!!
すみません!
父からは先出しで『呪いについて、話さねばならないことがある』と来ていた為に、自分はこれで死を選択させられるのか、とばかり思っていた。
もし、それが呪いの継承などであり、魂を交換したエターナル姫が呪いを良く知る人物に成長していたのだとすれば、『運命』すらねじ曲げれ存在となっていた可能性がある。
自分はその行動を実行する勇気はないが、エターナル姫には出来たことも多かったに違いない。
確かに、父の部屋でみた本の中には『転霊させる方法』という文字があったのだ。
でも何故自分まで巻き込まれているのかはさっぱり分からなかった。
何か恨まれる事をした覚えはない、そもそも魂を入れ替えたのはエターナル姫であるのに。
もしかして、レティシーの結婚が無くなってしまったと知らなかったのではないか。旅に出た知らせは婚約破棄から数日後に届いていたようだが、手紙とはそれ位の遅延は出てしまうものだ。
もし、知らず、やっとの思いで入れ替わったのにレティシーは隣国に嫁がなかったら。エターナル姫なら逆恨みくらいしそうである。
そこで呪いについて知り、永遠に苦しめと呪いをかけてきたのなら大分迷惑な話だ。
1つ気になる事といえば、フラワージェが言っていた『『運命のパートナー』として正しい位置に戻す』という言葉だ。
エターナル姫が呪いを発動したにしろ、そこにフラワージェも関わっている可能性も高い。フラワージェはどうやって呪いについて調べたのだろうか。
『複雑すぎる』
「あれ、終わった?」
『レティシア……終わりませんでした。思い出すにも限界があって』
「まぁそうだよね、めっちゃ時間経ってるし。寧ろよく覚えてるよ」
レティシアは感心したように呟くと、ふう。とため息をついた。
現在レティシア達は王宮で開かれているパーティーに出席している。レティシーは頑張って思い出していたため、気がつけばすでに始まっていた。
確か陛下が『小さなパーティー』と言っていた気がするが、パッと見ただけでも300人は居るのではなろうか。そのどの人物も豪華なドレスに身を包み、お酒を片手に談笑を楽しんでいる。
「これが小さいパーティーとか、私の世界と違いすぎて困惑するよ」
『多分数千人規模ではないですか』
「なるほど……確かにそう聞くと小さなパーティーだ」
レティシアからすれば、数十人規模のホームパーティーとの比較を行ったに違いない。
このように貴族達が集まってとなると、少数でもこの人数になってしまうのだろう。レティシアは今後多く出席するようになる可能性が高いので慣れた方が良いよと話したくらいだ。
レティシアは、「私が数百人のパーティーに慣れるなんて、想像しただけでも吐き気がする。どちらかといえば給仕に回りたいよ」とため息混じりに答えていた。
確かに、レティシアが優雅にパーティーに参加する姿は想像がつかない。
レティシーはその想像に対してクスリと笑みをこぼした。
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