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未定です。未定って言ったら未定です。  作者: ベニテングタケ氏
第一章 魔法学校転入編
4/4

第3話 目覚めてから 上

リアル忙しいし、筆がのらないし、書いてて訳わからなくなってしまっている。ベニテングタケ氏です。


今回も短めになってしまった事を謝罪します。

すみませんでした。

 目が覚めると、知らない天井が見えた。そして、少しずつ視線をずらしていき、状況を把握しようとする。


 どうやら自分は倒れた後、広間の様な所へ運ばれ、布団で寝かされたらしい。


 隣では紫苑がまだ小さく寝息を立てている。


 よくはわからないが、一命は取り留めたのだろう…。


 起きた事をおじさんに伝えようと体を起こそうとしたが、体は思う様に動いてくれなかった。


 体からなにか抜け落ちているような感覚だった。


 動けないのならどうしようもないので、あの瞬間の事を思い出す。




 (あの時…ええと、石に触れようとしたのよね…そしておじさんの声にびっくりして勢いで触れてしまった。その直後にピンク色の粒子みたいのが体から溢れ出したのよね…?。ピンク色の粒子が溢れれば溢れるほど、体に力が入らなくなった…。)


 「おはよう瑠凪」


 「……」(でも感覚的にはなんか…)


 「なぁ、おはよう…って聞いてるか?」


 「……」(…そう!疲労感で体を動かしたくなーいみたいな!そんな単純じゃないだろうけど、そんな感覚が1番しっくりくるわ!)


 「なに嬉しそうしてんだよ。バカ瑠凪」


 「ん?あぁ、紫苑起きたのね。おはよう」


 「おはよう。……で、なんでそんなに嬉しそうにしてたんだ?」


 「ええと、あの時の事を思い出して、その後自分に起きた事の再確認してたの。それで、感じた事に対してしっくりくる例えを探してたわ。なんせ初めての感覚だったからね?だから自分なりの解釈で納得しようとしてたのよ」


 なるほどなぁ、と紫苑はまっすぐ天井を見ていた。


 紫苑もあの時の事を思い出しているのだろうか?


 「そういえばあの時紫苑は、胸を押さえて苦しそうにしてたわよね?」


 隣で寝ている紫苑もその事を考えていたのか、割と早く答えが返ってきた。


 「わりぃ、あん時のはあんまり思い出せないみたいなんだわ」


 そう言って苦笑いした後、紫苑は再び天井を眺めてしまった。


 またまた沈黙が暫く続くのかと思いきや案外早く沈黙は破られる。


 「2人とも起きたようだな。具合はどうだ?どこか違和感がないか?」


 突然入ってきたおじさんは唐突に2人に問いかけてきた。


 瑠凪が紫苑の方を向くと頷いて合図をする。


 そしてわかる範囲で自分の状況を説明した。


 「体が言う事をきかない感じがするし、ダルさがあるかもしれないです」


 そうか、とおじさんは納得していた。


 「紫苑はどうだ?わかるか?」


 今度は紫苑に対して聞いたが、その問に紫苑はやはり首を横に振った。


 おじさんはまたしても納得したようだった。


 そのおじさんの様子を見て、もしかしたら答えは予めどのように答えるかわかっていたのかもしれないと瑠凪はその時思った。


 「まぁ、まずはきちんと説明出来るように体を起こしておこうか」


 そう言って、おじさん他の人を呼んだ。


 そして呼ばれてきた人はとても意外な人なだけに、瑠凪はとても驚いた。


 部屋の入口には腰まで伸びたストレートの黒髪に前髪のとこを桜の花びらをモチーフにした髪留めをつけた、陽菜以上のザ・大和撫子、桜が立っていた。


 「久しぶりだね!瑠凪ちゃん、紫苑君!元気にしてたかな?って今はそんな事ないか…えへへ」


 そう言って微笑みながら瑠凪達の体を起こしてくれた。


 驚きの余り言葉が出なかったが、とりあえず瑠凪達は用意された座椅子に腰を下ろす事になった。


 そして、おじさんは同じく用意された座椅子に座った。何故か隣には桜も居たが…。


 「なんで桜お姉ちゃんが居るの?」


 頭が回ってないのか、いきなり失礼な事を口に出してしまった。


 怒られると思って桜の方へ向くが、やはり微笑みを浮かべていて、安心した。


 「まあ、ここは私の家って事もあるけど、1番はお父さんから瑠凪ちゃん達が大変って聞いたから、急いで飛んで帰ってきたってところかな〜」


 「そこはありがとうなんだけど、私は話し合うのにお姉ちゃんはどうして?って意味で言ったんだけど…」


 少し恥ずかしさと気まずさから声が段々と小さくなってしまった。


 だが、おじさんはそれも分かりきっていたかの様に、桜の代わりに答えた。


 「桜がいる意味は、すぐにわかる。さて、本題に入ろうか。まずは…」


 おじさんの顔が急に引き締まり、部屋全体に緊張感が走った。


 隣では紫苑が緊張の余り、固唾を飲んでいるのが聞こえる。


 だが、その一瞬の緊張もすぐに終わることになった。


 なぜならおじさんの言葉は余りにも現実味がなかったからだ…。


 「二人共…魔法を知っているか?」


 「「はい?」」

1話で終わると思ってたんですけど、読みが甘かったですね…

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