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「超ズボラ勉強法」は、こんなに楽!

 さて、いよいよ「超ズボラ勉強法」の話に入ります。

「超ズボラ勉強法」は今までの勉強法といったいどこが違うのか? まずは前回の話を踏まえながら、本書の特徴を見てみましょう。



・「超ズボラ勉強法」は、読者が優秀であることを要求しません!


 これは当たり前のことですよね。読者が優秀であるのなら、勉強法などそもそも不要でしょう。

 ですが世の中には、放っておいても東大や国立医学部に受かるようなレベルの人間を念頭において書かれているような勉強法がびっくりするほど多いんですね。もちろん、東大・国立医学部受験生向けの勉強法であればそれで構いません。しかし、「誰にでもできる!」とか書いておきながら、実際には元々頭のいい人でなければ実行できないような内容の本が、世の中には本当に呆れるほど多かったりするんです。


 ですが皆さん、どうぞ安心してください。「超ズボラ勉強法」ではそんなことは決して要求しません。むしろ、「どんなにできない人でも、これならできる」というところまで突き詰めたのが「超ズボラ勉強法」なのです。

 ですから、「東大レベルの難問の解答を見て、その解法を完全に理解して記憶しろ」とか「授業の内容をノートに書き写せ、その際にはどこが重要かを適切に判断し、先生が口頭で説明した重要事項も書きもらすな」などといった難易度の高い方法は一切要求しません。「超ズボラ勉強法」が皆さんに要求するのは、「いくら何でもこのくらいのことはできるだろう」というレベルの作業のみです。



・「超ズボラ勉強法」では、たくさんの指示を出したり、特殊なスキルの習得を要求したりはしません!


 通常、多くの勉強法では各科目ごとの勉強法まで懇切丁寧に書かれています。ただ、それを真面目に実行できる方はいいのですが、多くの人は手をつけてみたはいいものの、それを続けることができずに挫折してしまいます。いえ、まず手をつけること自体ないということの方が多いかもしれません。

 個別の勉強法を詳しく書くこと自体が悪いというわけではないのですが、いっぺんにやることが多すぎると長くは続けられない、そもそも始めるハードルが高くなるということですね。


 これはPDCA方式の記録型学習にも同じことが言えます。毎度毎度自分で計画を立てたりそれを評価したりというのは、それ自体大変な労力を伴います。実はこれに近い形で週単位、一日単位の学習計画を手帳に書かせる学習法を以前生徒の皆さんに少しやってもらったことがあるのですが、案の定誰も続きませんでした(笑)。


 一方、「超ズボラ勉強法」では基本的に細かい指示は出しません。必要最小限にまでしぼった原則やルールにしたがい、極力余計な要素を排して粛々と学習を進めていくだけです。より効果的に学習を進めるためのコツなどはもちろんあるのですが、極端な話、それらは一切捨て去っても問題ありません。

 当然ながら、速読術や記憶術などのような特殊なスキルを身につけてもらう必要もありません。とにかくシンプルな原則とルールだけで、驚くほど成績が伸びる、効果が出る。それが「超ズボラ勉強法」なのです。



「本当にそんな手軽にできる勉強法なんてあるのか?」と思った皆さん、あるんです。それが「超ズボラ勉強法」なのです。

 もっとも、タイトルでは「楽」などと書きましたが、決してただ楽ができる方法というわけではありません。ですが、少なくとも最初に示した2点のような心配をする必要はないのです。

 おそらくは今日本で出回っている勉強法の中で最も実行難易度が低く、かつ確実な効果が見込める方法だと確信しています。


 それでは、「超ズボラ勉強法」では具体的にどんなことをすればいいのか。実は、皆さんに身につけてほしいのはたったの3つだけです。次回はそこを詳しく見ていくことにしましょう。




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