表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/57

1-3

俺は、魔法で地面を冷却してから、結界を解除した。


きれいな更地が、眼前に広がっている、

豪邸消失の調査に来る人たちは、せいぜい首をひねる事だろう。


えっ?組長の家族には責任が無いって?

お年寄り達から、巻き上げた金で、

贅沢な暮らしをしていたんだから、

組長と同罪さ、

俺は、別に正義の味方じゃない、

官憲が裁けない悪人を、

俺が気に食わないから、私的に裁いてるだけさ。


明朝、出勤すると、

社長が笑顔で、出迎えてくれた。


「おはよう!田中くん、

今朝はグッドニュースがあるわよ、

ナント吉崎さんから連絡があって、

オレオレ詐欺犯が全額送り返して来たって言うのよ、

それも、手紙がえてあって、

『私たちが調べて周っていたので、不安になったから返す。』って、

書いてあったんだって。

吉崎さんも、全額返ってきたから、

捜査費用は、はずんでくれるって言ってたわ。」


「へ~、そりゃ良かったな、

初仕事が大成功でおわったな。」


「ええ、犯人が捕まえられなかったのは残念だけど、

それは警察の仕事だからね。」


もちろん、犯人が改心かいしんするなんてありえない、

俺が、精神魔法でやらせたのだ、

実行犯の連中は今頃、遠洋漁業の船に乗って、

どこかの海外の海で働いているはずだ、

今までだました、お年寄りの皆さんに、

全額返済し終わるまで働いているので、

生きて帰ってこれるかは不明だ、

えっ?死んじゃったらどうするって?

その時は、保険金が被害者の会に振り込まれるように、

なっているので無問題もーまんたいだ、

今回の事件の顛末てんまつは、こんな感じだ、

また次の機会きかいがあったら、新たな事件でお会いしよう。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ