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三神物語  作者: 桃姫
12/14

12話:契約

 会合も終わり、一息つこうとしていると、蒼天に声を掛けられた。

「会合お疲れ」

「あんたもね」

そんな言葉を交わしてから、しばらくの沈黙。

「それで、契約する?」

私の問いかけに、蒼天は、左手を突き出した。契約のやり方まで知っているらしい。私は、そこに口付けをする。コレで、ようやく二人の犠牲が整った。

「キミの目的は分かってるけど、実際問題、使うことはないと思うよ」

「それは分からないじゃない。実際、一人事件起こしそうなのが居るから」

「それは、まさか……」

「あんた、白城って知ってる」

「やっぱりキミも感じてたんだ。白城が《白王》じゃないかって」

そう、そうなのだ。あの雰囲気、感じが、おぞましいものを感じさせる。

「ハルカは多分、《翠華》の生き残りだし、案外居るのよ。そう言った、七家の生き残りが」

ハルカは、植物と風を使うといっていた。それは、まさしく《翠華》の能力。


 そう、このとき、私達は、確実に、何かが動き出そうとしていることに気がついていた。


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