爆撃神
やっぱりこの人ですよね!!
僕の中では結構英雄だったりします!!
てな訳で、最新話をどうぞ!
3月1日、
前回から結構打っ飛んだと思うが、
はっきり言えば結構打っ飛んだ。
ちなみに、第七艦隊の二月中の成績は潜水艦が十三隻、戦果未確認は数えられませんでした
そして、二月中の出来事が、
先ず、矢川の愛車、『ホンダ・ジュリオ』が神さまによって届いたこと、
更に、そのホンダ・ジュリオで付近の散策をしていたところ、
偶然にもむつ市の龍本寺近くに自動車工場を発見、
(☝地図で確認してみたら本当に有ったので、名前は変えさせていただきます)
98式特型指揮車の設計図を持ち込んだところ、
お店の主人が『面白いじゃないか』と言い、快く引き受けてくれたそうです
まぁ、どうして98式の設計図を持っているかは分かりませんが、
そして、今に至る
「フゥ、やっぱり、空母の艦長なんて誰も引き受けないのか、」
これだけ立候補が有ったのだから、
誰か一人はと思っていたが、
誰も志願しなかった、
むしろ、大森や田束の方が人気が有り、
現在艦内は割り振りやらで忙しいようである
「すまんよ~、この結果どう遠龍に伝えればいいんだよ~」
志願者:零と堂々と大きく書かれた紙が矢川の目の前では、
お寺の御札か、余命を宣告する医者のように見えた
「矢川!!艦長来ないぞ!!」
ガンと扉を蹴飛ばし鼻息乱し入ってくるは遠龍
「そ、それはだな...」
バクバクと自分の心臓の音が耳元に聞こえる
「何々、『志願者:零』...だと、」
矢川から遠龍の顔は紙で隠れて見えないが、
その紙を持った手がワナワナと震えているのが良く分かった
「じゃ、次回を期待するよ」
蛙を睨んだ蛇のごとく遠龍は睨み付けたまま、部屋を出た
「失礼します」
そう言って、松葉杖を付いて入ってきたのは、西住
「おお、で、陸軍は何と?」
そう言うと、一枚の紙を渡される
「大喜びですよ、東條さんは今日にもここに来るそうですよ」
脇にある大きめの接客用のイスを引っ張って持ってくる
「そういやぁ、試験車両今日中に取りに来てほしいって言ってたなぁ、取りに行って来るわ」
そう言って、矢川は部屋の棚においてあるヘルメットを取り、部屋を出た
「...忙しいのはお互い様か、」
外に目をやると、全ての艦艇がここ北の拠点である大湊基地のドックに収まりきっていた
「たしか~、ここらへん~」
訳が分からん歌を口ずさみながら矢川は道を愛車で走っていた
『あんた!!ちょっと待ちなさいよ!!』
『すまねぇって!!だからやめてくれぇぇぇ!!』
『許すもんかい!!この!!食らえ!!(ブン!!)』
なにやら飛んでくる音はしたが、気にしない
「ほ~、夫婦喧嘩か~、ゴハッ!!!!!」
いきなり、目の前が真っ黒になったかと思うと凄まじい衝撃が顔面を襲い
見事に愛車から転等、
ちなみに、愛車はそのまま暫く走り続け、藁の束の中に突っ込んだ
「は!!海軍さん!!」
一人の女性が駆けつける
「大丈夫ですか!?」
必死に矢川を揺さぶる女性
「は、はは、ナイススイング...!」
すると、ぼやけた視界に見知っている人物が写りこむ
「おぉ、や、矢川さん?」
オドオドしまくっているこの髭モジャモジャのお爺ちゃんは、
「あ、師走さん、」
そう言うと、立ち上がり、向こうの藁の束の中から愛車を救い出す
「で、出来上がった車両は、何処ですかね?」
工場内に入り師走爺さんに聞く
「あれじゃよ、陸軍さんに受けが良いんだと聞いたんじゃが?」
キセルで車両を指し、矢川に聞く
「はい、東條さんは今日基地のほうに来ますので、ご同行お願いできますか?」
相手は年配者なので、出来るだけ敬語を使う
「おおうよ、わしの操作技術なめなさんな」
そう言うと、車内に入りエンジンを掛ける、
「おお、いい音ですね」
見て居た矢川がエンジン音を聞き、感心する、
「ほう!若いのにもうこの発動機に良さが分かるのか!!」
それもそうだ、
積んでるエンジンは師走爺さんが五十年もの年数を研究に費やし完成させたものであり、
後に『師走エンジン』と呼ばれる代物である
最大の特徴は、整備のしやすさ、小型高出力、量産可能、の三拍子がそろっているのだ、
日本の中小工場恐るべし、
その後、何故か基地に付くまで師走爺さんとカーチェイスする矢川であった
「ほう、中々の車両だな、この場で採用しても良いか?」
一通り、基地内を走り回って東條が感心する
「ええ、まぁ、良いですよ」
と、良く分からんうちに採用された車両の制作期間は約一ヶ月、
本当に信用が有るかは知らないが、早いと思う
「......。今日も終わりか」
お茶を飲みながら夕日を見て呟く矢川
「失礼します」
聞きなれない声であった
「おお、どうぞ、(ゴクゴク)、こんに、ブーーーー!!」
顔を見た瞬間、矢川の口からお茶が霧吹き状に飛び出す
「どうしたんですか?」
どうやら自分がどれだけ凄い人か分かっていないもよう、
「あなたは、確か、江草隆繁さん!!」
驚く暇も無く、
「司令官!!格納庫で大喧嘩が始まっています!!!」
ボロボロになった整備員が駆け込んで来た
「何があったんだ!!今行く!!」
そう言うと、両手にイングラムM10を持ち、
整備員と江草と共に部屋を出た
『馬鹿野郎!!日の丸が貴様の目には見えんのか!!』
『じゃ!!何で青なんだよ!!』
『脇腹ぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!』
『ぐっふぇ!!!!!』
『誰か航空隊呼べ!!!!』
『死ねぇ!!!』
『いっ!?』
『うるせぇッ!!!』
『本当、すいませんうちの馬鹿が』
『航空支援未だか!!!』
『戯言ほざくな!!!!!!』
「やかましんじゃ貴様ら!!!!」
M10を思いっきり天井に乱射する矢川が乱入
「「「「「「「すいませんでした!!」」」」」」」
「何でもめていたんだ!」
マガジンを交換しながら言う
「「「「「「「あれです」」」」」」」
「あれって、......F-2B!?対艦番長!!?」
戸惑いながらも、もう一度確認する、
「た、確かにF-2だ、しかし、誰が、」
と、言いかけた途端、
奥の電話のベルが鳴った
「もしもし、誰を乗せるんですか?」
既に掛けて来る相手は分かっていると言うより、
一人しかいない
→『う~ん、江草さんを乗せとけば?、一応ダイブブレーキやら、いろいろ付けて置いたぞ』
これを言うと、神さまは急いで電話を切った、
まるで、何かを見張っている忙しさのごとく、
「まぁ、相談しますか」
ため息をつき、江草に振り返る矢川が格納庫の窓から入る夕日に照らされていた
作者:もう一回ドイツと組んじゃえ
遠龍:何を言い出すんだ?
作者:ん?だって、ドイツが40キロワットのレーザー砲の実験に成功したそうだぞ!迫撃砲弾や厚さ40㎜の鋼鉄板を数秒で無力化出来るそうだぞ!!
遠龍:ふ~ん、
作者:ちなみに、裏話だけど、ドイツの技術者がこっそり日本の技術者に、『次はイタリア抜きでやろうな。』と言ったそうだ!!
遠龍:...なに?世界大戦?
作者:世界大戦では無い、対中包囲網の方だ!
遠龍:まぁ、いいや、では、
作者:また今度!!
遠龍:Have a nice day!!