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イ-19

帝国海軍の保有潜水艦数で最も割合を占めるのが、


伊一五型である、


そして、その伊一五型潜水艦の中でも屈指の戦果を残すこととなるのが、


伊号第一九であった、


第七艦隊によって購入された伊一九は、母艦と共に偵察任務に就いた


時間は過ぎ、


10月5日、


この日を境にアメリカが真っ二つに割れた、

ハワイでは亡命に成功したフランクリン・デラノ・ルーズベルトの妻、

エレノア・ルーズベルトを筆頭に亡命政権が樹立、

アメリカ本土では辛うじて生きていたルーズベルトが捕らえられ投薬、洗脳、

その思想を真っ赤な共産主義に染めた、

更に、ルーズベルトは『ハワイ・アメリカ亡命政権』に対し、

その日のうちに逃亡した艦艇の全ての返還を要求、

妻であるエレノアはこれを断ったが、

対立が激化、

エレノアは日本に対し同盟を申し込む、

これには入院中(遠龍の医務室内で)の矢川もベットから転げ落ちるほどびっくり仰天した、

ちなみに怪我は全治三ヶ月の重傷だったそうだ、



10月6日、


ここで、

ハワイ・アメリカ亡命政権の保有艦艇を確認すると、

エセックス級空母が『CV-9エセックス』~『CV-12ダイコンデロガ』までの4隻、

インディペンデンス級は全てそろっており、

駆逐艦はフレッチャー級の『DD-445フレッチャー』~『DD-509コンヴァース』までの64隻、

気付いているとは思うが、

エセックス級やフレッチャー級は建造中のが未だ有り、

その全てがスターリンのソ連と赤く染まったアメリカ本土の支配下に置かれている

戦艦にいたっては『BB-64ヴィスコンシン』から前の『BB-61アイオワ』~『BB-63ミズーリ』までが亡命政権が所有している、

それ以降の『BB-64ヴィスコンシン』、『BB-65イリノイ』、『BB-66ケンタッキー』、

更には建造中のモンタナ級までが本土に置き去りである、


一方ヨーロッパ方面では、

相変わらず進撃が続いており、

前線のソ連兵がむやみやたらに無能将校によって消費されていく

それでも進撃がゆっくりなのは量の暴力である、


ここで、

亡命政権から、

近海のパトロールをやって欲しいとの催促が届き、

軍令部は司令官不在の第七艦隊(本当は医務室内に居るが)の派遣を決定、

これに山本が噛み付くも、機動部隊は全て引っ張りだこなので泣く泣く了承した、

ちなみに、龍驤は最近搭載機種をカ号観測機に変更され、南方の対潜戦闘において功績を挙げつつある


第八艦隊の計画も愈々末期に入った時期でもある、



10月9日、


この日、

ハワイの北側の海域を第七艦隊の所属艦、伊一九が哨戒航行していた、

その横には、元戦艦、元標的艦、ここまで言えば流石に察しただろう、

そう、『摂津』が航行していたのだ、


第一煙突から後ろ百mを全て飛行格納庫、及びその上に飛行甲板が敷かれていた、

更に、艦橋後部の舷側に配置されている第二と第三砲塔の場所には傑作砲の60口径三年式15.5cm三連装砲が設置されている、

第一砲塔は相変わらず30.5cmの連装砲である


飛行甲板はその大きな艦橋を避けるために艦尾方向に射出機がある、呉式2号5型の火薬式である、

空気式の射出機は手に入らなかったため、有り余った火薬式をそのまま甲板に埋め込んだのだ、

合計で二本埋め込まれている、

つまり、艦尾からの発艦である

着艦は艦橋横から滑り込むように飛行甲板に入らなければならず、

直線甲板だったときは事故が相次いだためにアングルド・デッキの実験もあり、飛行甲板は今やY字型である、

搭載機種は九七艦攻が十機以上、二十機未満、ただそれだけである、


残りは強いて言えば

二隻とも機関をエーテルへ改装したぐらいである、


「あ~あ、何にもないね~」

伊一九潜水艦の艦橋にいる潜水艦長が呟く、


そう、伊一九号潜水艦長と言えば、

木梨きなし 鷹一たかかず少佐...







...では無く、

その木梨に矢川が弟子入りさせ舞い戻ってきた女子少佐、

知波田ちばた 花奈はな』である、

日本では始めての潜水艦長であり、

何故か潜水艦長なのに大艦巨砲主義者と、

変わった性格の持ち主である


「油断しないで下さい、唯でさえハワイは危険な状態なんですから、」

そう言うのは、

この艦の艦魂、『伊号第一九潜水艦』である


最も、

番号で呼ぶと囚人っぽいので『伊久美』と知波田は呼んでいる、


「本当よね、何であんな危険な物を、」

ここでの危険な物の意味は『デスサイズ』と『13号』のことである、


「アメリカが何を考えているかますます分からなくなりました、何がしたいのかも、ん?」

そう言うと伊久美は目を細める、


「あの艦影、龍驤さん?」

「チョッと待って、龍驤は南太平洋のはず、どういうことなの...」

「周りに居るのは、戦艦と巡洋艦一隻ずつ、こんな配置聯合艦隊には有りましたっけ?」

「いいえ、無いわ、急速潜航よ、急速潜航用意!!!」

艦内に通じる伝声管に向かって知波田が叫び、

その蓋を閉じる、


一方、

伊久美は艦橋の屋根の上に登り、

最後までその艦を見つめる、


「...」

やがて、

伊一九の周りを泡が包み込むと同時に甲板が波の下に消えた、

水位はドンドン上がってくる、

艦橋が水没し、そして、波が被るか被らないかのギリギリのところで漸く伊久美は艦内に転移した


摂津も、

これに気が付いたのか、

無理矢理詰め込んできた二十機ばかりの九七艦攻を後部の射出機で大空に送り出す、


いささか奇妙な光景だが、

ここでは放っておこう


「何やら、始まりそうな予感だわ」

摂津が何かを思ったように、呟いた、







作者:さて、またまた新たな小競り合いがおきようとしております、


遠龍:早く投稿しろよ...


作者:仕方ないだろ、艦これが攻略できないんだから...


遠龍:で、翔鶴はもらえたの?


作者:だーかーら、まだ攻略できてないんだってば...


遠龍:...まぁ、頑張れ、では、


作者:また今度!!


遠龍:Have a nice day!

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