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指切り  作者: かの
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私が私であるために始めた命。

本当に?

親のエゴで生まれた命。

本当に?

虚無に語りかける。

あなたは誰?呼び掛けに答える人なんていない。

私ってなんだろう。

生きたいとは思うけれど、理由なんて分からない。

生物として本能で生きてるのだろう。

重い足取り。特に希望もない1歩なんてその程度だろう。義務で通わないといけない4階建ての建物。12歳にして希望を持たない若者のこれから毎日通う場所である。

希望や夢なんてないのだ。

願っても叶わない。

母親も父親も死んだ。

生きて欲しいなんて想いに反して。

私は本能で生きる獣になったよおかあさん。

希望なんて信じない虚無になったよおとうさん。

あなたたちがくれた命なんてそんなものなの。

私の名前の由来?そんなの関係ないんだ。

名前に込めた想い通りに生きてる人なんていないよ。

希。たった一文字だよ。でもね?あなたたちはきっと大きな愛情をくれたのだろうね。

愛情。そんな感情持つことなんてないのだろうけど。

地獄から見てる?おかあさん、おとうさん。

夢や希望を信じないくせに地獄は信じるのね。なんて自分に疑問を持ちつつさっきの話の続きをしようか。

なんで地獄に行ったと思うか。

それはとんでもない犯罪者だからだよ。

事故で死んだ。私を庇って死んだ。

なんで庇った?わからない。

元来生物ってのは自分がいちばん大切なはずなのに。

本能に反した。それ即ち大罪というわけだよ。

自殺した人は地獄に行く。それと一緒。

だから私は死ねないし、死にたくない。

結局怖いんだ。死ぬことが。

私にも感情らしい感情があって嬉しい。

もしかしたら感情豊かなのかもしれない。

両親よ。あなたの娘はちゃんとした感情を持つ素晴らしい人間になったようだ。

はたしてどちらなのか。自分自身のことは自分がいちばんわかる?そんなわけが無いだろう。

自分は主観でしか見れないのだからね。

所詮人間なんて何一つ理解できない愚かな生物なのだろう。

つまり私は理解できないことをひたすらに考えては勝手に自分なりの結論を出してる愚者ということ。

ここまで自身に対する皮肉もないだろう。

こんなに悲しいことを無いだろうね。


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