表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/160

第七十四話 ひと休み:ミケとシャムとトラ

【登場人物】

マリリア ジョルジア王の末娘 〈聖者〉

ミケ 怯者の精霊

シャム 識者の精霊

トラ 愚者の精霊

ジュード達が学校へ行っている間は暇なのでミケ、シャム、トラの3匹は王宮にある一角で一緒に日向ぼっこする事が多い。この日もミケ達3匹は日向ぼっこしながらお喋りしていた。


「なぁ、最近は僕達の出番が少なくないか。」


「そうだね、僕達は喋る事しかできないからね。」


「でも最近は神装具が登場したから出番が増えるんじゃないかな。」


「神装具になると僕達の愛くるしい姿は見えないけどな。」


「そうだね。」


お喋りに飽きたのかシャムがフラフラと何処かへ飛んで行った。ミケだけが喋り続け、トラは仕方なくそれに付き合っていた。


「なぁ、僕達って精霊だよな。」


「そうだね。」


「神界から来てるんだから、もっと崇められても良い筈だよな。」


「そうだね。」


「でもマリリア達は僕達を空飛ぶネコだって思ってるよね。」


「ミケ、それは思ってても言葉に出しちゃいけないよ。僕達が惨めになる。」


「そうだね。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ