表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
追放されたギルドの書記ですが、落ちこぼれスキル《転写》が覚醒して何でも《コピー》出来るようになったので、魔法を極めることにしました  作者: 遥風 かずら
肆頁:相互成長の刻

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

88/180

88.魔所への審判者 


 リウがまさかの成長、それも少女から少し大人びた姿になるなんて。いつも文句を言うレシスたちも急な変化に戸惑い続けているのか、口出しをしてこない。


「にぁ~」

「うん? どうかした?」

「エンジさまに近づけている気がするにぁ!」

「近付いて?」

「むふふふ……リウに足りなかったのは、色気だったのにぁ。これまで以上にエンジさまのお傍を離れなくて済むにぅ!」


 嬉しそうに尻尾をフリフリ、ゴロゴロと喉を鳴らし、ネコ耳を横に寝かせながら俺に甘えまくっている。


 突然のことに戸惑いながらも前に進みまくると、またしても堅そうな扉があった。


「コ、コホン! そろそろアルジさまから離れて下さるかしら?」

「そ、そうだぞー! ネコだけずるいー! ヌシさまは平等だぞー!」


 あまりにリウがべったりしていることに悔しさが募ったのか、ルールイとレッテが声を張り上げる。


「にぁう!」

「んん? リウ、どうしたの?」

「扉の前に何かがいるにぅ!」

「何も見えないけど、リウには見えるのかい?」

「にぅ」


 これもリウの特殊スキルによるものなのだろうか。俺やルールイたちは同時に首を傾げた。

 レシスも首を傾げているが、不思議な彼女はリウと同様に何かを感じ取っているようにも見える。

 

「エンジさん、わたしにも見えますよ~! でもでも、人なのか何なのかは分からないですよ~?」

「え、そうなの?」

「目をこすればハッキリ見えるかもです! よぉし、よぉおし……!!」


 何かは分かっていないようで、レシスはゴシゴシと何度も目をこすっている。相変わらず行動が読めないが、魔力感知の無いリウにだけ見えているのは一体どういうことなのか。


「エンジさま、リウが近付いてみるかにぁ?」

「危なくない?」

「攻撃性は感じられないにぅ。リウ、話して来るにぁ」

「それなら俺も一緒に行くよ。レシスとルールイ、レッテはそこで待っててくれないか?」

「えええ~? わたしも微かに見えるかもなんですよ~?」

「ヌシさま、大丈夫ですー?」

「アルジさま、お気をつけてくださいませ」

「危険が無いとはいえ、現状はリウ頼みだからね。俺が付いて行くから、待ってて欲しい」


 リウとスキル、ステータスの共有を果たしているのは俺だけだ。

 

 他の彼女たちとは明らかに異なるだろうし、まずはリウのスキルに寄り添いながら見えない何かに接触して見るしか無い。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ