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みんなで綴る物語  作者: サラサ
22/73

年中期7

午後の授業を開始した。


午後は普通にこの世界の物理現象について学んだ。

細かい調整ができれば、物理現象に干渉することができそうだ。

試しに体を浮かせてみた。

無事に浮いたので、今度は浮いたまま前後左右に移動してみた。


『お見事です。さすがはミズ様です。科学を学べば水を生成したり、炎を生成したりもできそうですね。』

『ほう、それも興味深い。科学が学べれば料理の旨味の解析に役立ちそうだ。』


明日は科学を学ぶことにして、今日の授業は終了した。


コクヨウ兄さんが帰ってきた。

早速ムツキ姉さんとの事を聞いてみた。


「大兄、ムツキ姉が好きなの?」

「突然何を言うんだ?ムツキは普通に好きだぞ。ミズも好きだぞ?」

「そうじゃなくて、赤ちゃんできるくらい好きなの?」

「???何を言って...まさか!」

「ムツキ姉、赤ちゃんできたらしいよ」

「なんでミズが知っているんだ!?」

「教会経由で先生から聞いた。」

「...そうか。」


コクヨウ兄さんは何か考え込んでいた。


次の日、コクヨウ兄さんが公務で出掛けた後、先生が来た。

午前は科学について色々と学んだ。

午後には実践できるか試行錯誤した。

結論から言うと、原子や電子を見ることができないので、【ステータス】での改変が難しい。

浮遊は自分にかかる重力の方向を変えることで可能だったのだが、見えないものを見えるようできないと難しい。

この部屋の空間を部屋として見れば、学んだ科学物質の含有量が見えるから、空気の清浄位なら可能だった。

あとはコップ一杯分位の水なら取れるかも?

その後に酸素がなくなって酸欠になるかもしれないけど。

炎はまだ無理そうだった。


とりあえず、毎日色々と挑戦してみる事にした。

木片の温度を変えることで燃やすことができた。

他にも物質の分解なら簡単にできた。

数日科学の勉強をして、料理から旨味の成分の分離に成功した。

グルタミン酸ナトリウム、イノシン酸ナトリウム、グアニル酸ナトリウムという。

これからの料理に使ってみるつもりだ。


さらに数日後、大事件がおこった。

治療に応じない教会を王都から排除すると通達があり、この国は神人を神とする宗教を起こした。


馬鹿なことを。

この国はもう滅亡しかない。

コクヨウ兄さんを連れて逃げる事にした。

夜中にそっと窓から兄さんを支えながら飛んだ。

そのまま世闇に紛れて教会の屋根に降りた。

非常識なことをしているのに、兄はあまり驚くこともなく、我に従っていた。

屋根裏部屋の窓からそっと中に入り、先生と合流した。


「こちらです。明日の朝には教会に兵が入ってきて司教を拘束するでしょう。その前に皆で脱出します。」

「お世話になります。よろしくお願いします。」

「先生、急ごう!」


秘密の部屋の入り口は神獣の像の裏にあった。

中に入ると自動で明かりが点いた。

司教と先生と兄と我の四人で一杯になる程度の狭い部屋だった。

急に浮遊感があった。

部屋自体が動いていた。

しばらくすると扉が開いて外に出た。


...そこは獣人の国だった。

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