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注意書き、あるいは裏メニュ

 BGM。深夜高速。


 狂ったような深夜。部屋に潜む昆虫がとうとう私という個体を認識しなくなった時刻。私の心はこれからの睡眠のことで一杯。少し、いい気持にもなりたい。疲れた夜。もうすぐ朝。


 手紙を書く。誰に? 遠い時代に一緒だった人に。私の佐野イズミに送る。これは、正直な気持ち。多少、ヒステリック。よろしく。今では私が誰かを好きにさせるときに使う文句だけど最初に行ったのは気味だ。


「ヒステリィなハルが好きっ」


 そのときは意味が全く分からなくて、眼鏡を外して可愛い顔をした私だけど今なら分かる。とても分かる。偏見が楽しくなったのと同じ。私はヒステリィな女の子たちが好き。


 多分、私はここに一番書きたいことを書く。ジュンブライトに乗せた、私ことハルカと佐野イズミの物語。


 戻りたいよね。タイムマシンに乗って。でもきっと何も変わらないし、きっとピストルを持ちたいほどの後悔なんてないし、若かりし頃の私たちは私たちだから、きっと、今はもっと素敵。


 君が好きだよ。ジュンブライトに乗せる。薫り。揺れる髪。優しい翠色。とても珍しい歌。魅力的なハルとイズミの人間関係。お願い。


 きっとあなたには切手を貼って送らない。見つけてほしいの。運命を見つけるように。いつか、夢の続きを願えるように。一度、おやすみ。物語は、あなたが私の大事なベルを鳴らした、十年前。

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