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「突然ですが、貴方は今から魔王です。」  作者: 野菜イタメ
第二部―――・・・「俺達は家族(ファミリー)!!」
22/25

1,Step:「ようこそ、汚れてしまった近未来へ・・・」

様々な世界。


もし・・・本当にこことは別の世界があるのなら・・・


どうか・・・どうか俺のお願いを聞いてください・・・


誰か・・・この世界を助けて・・・!

―――――――-❖-―――――――


「ん?」

「どうしました?」

薄暗い道をただ進む男と女。

一人の名は、『ボス』

魔王の力を授かり、見事とある国の危機を救った”ただの人間”

もう一人の名は、『スラナ』

その魔王の秘書であり、執事でもある者。 所謂いわゆるお側役。

「いや・・・誰かが助けを求めていたような求めていないような・・・」

「何ですかそれ・・・漫画やアニメじゃあるまいし・・・」

「スラナ・・・さらっとメタ発言は止めろ。」 (しかし・・・今さっきの助けの声・・・気になるな・・・)

「気になりますか?」

「あぁ……それとあんまり心を読まないでくれ・・・」

「顔に書いてます。」

「なぬっ?」

「嘘です。」

「こらっ!」



―――――――-❖-―――――――



それは、何処かの世界。

近未来の世界。


「ハァ……ハァ……。」

物陰で息を切らせながら座り込んでいる一人の男の子・・・。

「あんな・・・あんな奴に勝てるものか・・・! クソッ!」


「そうか。 ならば・・・試合放棄と見なし、収容所へ連れて行こう。」


そこへ、黒いスーツを着た男が現れる

「クソッ・・・! 見つかった!」

少年は逃げ出した

「待て! 逃がさぬッ!」

「ハァ……! ハァ……!」 (逃げ切るんだ・・・! 必ず・・・!)

「こちらα。 逃走者は、そちらへ向かった。 オーバー」

《了解。 こちらに誘導してくれ。 オーバー》

少年と黒スーツの男との鬼ごっこは加速する

まだまだ続く道。 先に行き止まりさえないであろう道

それは・・・本来、”車が通るべき道”だった。

果てしない道路が続く・・・

「逃げ切らないと・・・逃げ切ってやるんだ・・・!」

「……無駄。」


そびえるビルの屋上から、一人の男が飛び降りてくる

着地時には、砂埃が男の周りを包み込んだ

煙が晴れ、男の姿が見えてきた・・・

男の格好は、両手が鋼鉄製の義手。 服装は軍隊が着るような迷彩服を着ていた。

そして・・・男の顔はニッと笑っていた。

「往生しなおチビちゃーん♪ 無駄な抵抗しなかったら、痛い目には遭わせないからよ」

「くっ・・・! ”捕獲者”・・・!」

「おうおう! 人聞きの悪い発言じゃねぇかぁ~・・・俺達は、立派な警察官及び監視員でありますぞぉ~?」

「五月蝿いッ・・・! お前等の・・・お前等のせいで・・・!」

「ああ? 何だってぇ~? 声が小さすぎて、よーく聞こえないな~?」

「あぁ・・・こりゃ失礼。 体もヒョロヒョロでアリみたいにちっこいからだなぁ~・・・はははははっ!!」

男の言葉に少年はキレた。


「その口を閉じろ!! 脳筋やろォォォォォォォォッ!!!」



―――――――-❖-―――――――



戻って、ボス達が居る空間。


「本当にこっちなんですかぁ?」

あの後、ボスはどうしても声が気になり・・・声が聞こえた方角へと足を進める。

「あぁ・・・確かにこっちから聞こえたんだよ」

「それよりも・・・早くボスが”居るべき場所”へ早く急ぎましょうよぉ~・・・」

「いや、そうもいかんのだよ」

「どうしてですか?」

「俺の世界はこれぞとばかりに通り方が複雑なんだ。」

「こうして回路を通るのは、ただの通路。 ここからが本番なんだ」

「……つまり?」

「ここからもう一度、別の世界を通らなくてはならないって訳。」

「……えっ?」

スラナは首をかしげる

「つまりね。 二重って訳なのよ。 これが」

「魔王。 よく分かりません。」

「あぁ~~~・・・俺って、こういう奴は語り慣れてないんだよ~~~・・・」

ボスは、こんがらった頭を掻く

「なら、無理に説明しなくても……」

「お前が説明しろっつーから……」

「一度も言ってません、そんな事。」

「もう良いから・・・さっさと声がした方角へ行くぞ。」

(話そらしたな・・・)

「何か思ったか?」

「いいえ」



―――――――-❖-―――――――



「ハァ……! ハァ……! 痛ッ……!」

あの後・・・少年は、ここぞとばかりに殴られ・・・ズタボロにされていた

鋼鉄義手の男が近づいてくる

「へへへっ・・・弱いなぁ~・・・おい。」

「さっきの威勢がまったく感じられねぇぜぇ~~?」

「う、五月蝿い・・・!」

「あぁ? 弱者が……」

男は、鋼鉄の義手で少年をぶん殴る

「ぐふっ!」

少年の体は、面白いほどに飛んでいく・・・

「チームα部隊将軍。 それぐらいにしときなさい。 オーバーキルですよ」

黒スーツの男が、男の前に出て止める。

「何だよぉ~~・・・別に良いじゃねぇか・・・収容所では、これよりキツイ地獄が待ってるんだからよぉ~~・・・」

「聞こえませんでしたか? 即刻攻撃態勢を中止。 ターゲットの捕獲を最優先なさい。」

「チッ・・・! 相変わらず、チームTopの大将さんは、頭がお堅いですな!」

「脳筋野郎の貴方にだけは、言われたくありませんでしたね。」

「まぁいいぜ・・・こいつの意気は気に入った。 こいつは俺のチームでこき使ってやるぜぇ~~・・・」

「悪趣味も含めてですね。 貴方は・・・」

「悪趣味とは酷い言われよう。 せめて”良い趣味”と言って欲しいですな」

「まったく……」 (あの少年・・・精神的に死んだな。)

「さぁ、回収回収っと・・・」



……俺・・・ここで終わりなのかな?

結局・・・廃墟の皆に迷惑かけっぱなしだったなぁ~・・・

ごめん、皆・・・ごめん。

今度・・・”捕獲者”として皆の前に現れたら・・・



”俺を殺してください。”




――――--〖ぶっ殺すって台詞は、終わってから言うもんだぜ?〗--――――




「……えっ?」



少年の前に二人の人間が現れる。



「少なくとも・・・俺達・・・家族ファミリーの世界ではな」

「何か・・・その台詞。 どっかで聞いたような・・・」

「気にするなッ!」

ボスは、某キ○ガイアニメの魔王声を真似ながら言った

「なんつー顔と声で言うんですか」

二人の突然の登場に将軍は、驚きの顔を隠せずにいた。

「な、何モンだ! お前ら! 何処から出てきた!」

「お待ちなさい将軍! まさか・・・! 彼らは!」

黒スーツの男は何かを思い出す。

「俺か? 俺の名は、ボス。 ”ただの人間だ”」

「そして、そのお側役をしている者。 スラナです」


「”異端者”……ッ!」


「な、何なんだよ・・・その異端者ってのは・・・!」

「あー・・・俺知ってるぜ? 確か、別世界の人間をよくそんな名前で呼ぶんだっけな」

「それよりもボス。 背後に重傷者が居るんですが・・・?」

「なぬっ?」

ボスは、後ろを振り向き少年の姿を確認する

「……あぁ、男の娘くんですか」

「何故、その印象になる。」

「ていうか・・・この傷って、その図体が無駄にデカくて明らかに脳筋っぽいあんたの仕業?」

「あっ? そうだが? 何か文句あるか?」

「ほうほうそうかそうか・・・お前のせいかぁ~・・・」


「全国の男の娘ファンを代表して・・・貴様をデストロイしてやろう。」


ボスは、拳をパキポキ言わせる(フリ)をしながら男を睨みつける

「ボス。 背後から途轍もない殺気が・・・!」

「オーモーイーガーでも良いぞ? 最終的にはテレッテーにしてやろうか?」

「ボス! イマイチ言っているネタが分かりません! てか、全然分かりません!」

「実に不愉快。 『発狂ハッキョーセット』という動画を見せられた気分並みに不愉快だ」

「だから! 分かりませんって!」

「知っている人ならば知っている。」

「なーにを訳のわかんねぇ事をほざいてる! 来ないのか? 来るのか? はっきりしな!」

将軍のイライラは有頂天だった。

「すまんな。 相手してやる。」

「スラナ。 その男の娘くんの治療を頼む。」

「ボス。 その印象は、絶対なのですか?」

「絶対です。」

キリッ顔で言う。

(絶対なのね・・・)


「あの・・・!」

「何だい? 男の娘くん」

「いや・・・俺、そんな名前じゃないんですけども・・・」

「今は本名聞く暇ないから暫らくこの名前で我慢しろ」

(えっ・・・!?)

「そ、それより・・・あなた方は一体・・・?」

「言ったろ? ”ただの人間”だと」

「どっからどう見ても人間です」

スラナは「うんうん・・・」っと納得するように首を頷かせる

「そゆこと。 ……だけど・・・」

ボスは、改めて将軍を睨む。

「困っていたり、虐められていたりしている人が居れば、すぐに駆けつけるヒーローさ」

「ヒーローと呼べるかといえば・・・まぁ、悪系ヒーローと言えますね」

「……悪系ヒーローは意外と好かれるンだよね~~・・・」



―――――――-❖-―――――――



「ええい! さっきからごちゃごちゃと話すな! イライラする!」

「おいおい、カルシウムちゃんと取ってるかぁ~? あんまり怒りすぎると血管が切れちまうぜ?」


”ブチッ”


「あっ・・・今、中の血管が切れた音。」

「地獄へ一直線ンンンンンンッ!!!」

鋼鉄の拳がボス目掛けて飛んでいった!

しかし・・・拳はボスに命中した手ごたえを見せなかった・・・

「何っ!?」

なんと・・・! ボスの腕から生えるピアノ線状の触手が盾になり、攻撃を防御したのだ・・・!

「甘い甘ーい♪」

続いて、触手は将軍の義手に巻きつきギリギリ絞める。

「はははっ! 無駄だ無駄! 俺の義手は鋼すら折り曲げる代物! そう簡単に……」

バラバラに砕けた。

「簡単に砕かれましたが?」

「なん・・・だと・・・?」

「鋼鉄 (笑)って所だな。 こりゃ」

「ありえねぇ・・・ありえねぇぞォォォォォ!!」

将軍は、もう一つの義手で攻撃を仕掛けようとした。

だが・・・


「そこまでです。 お止めなさい」


黒スーツの男の言葉に将軍は、ボスの目の前で拳を止めた・・・

「無駄は、貴方の方ですよ。 脳筋将軍。」

「何ぃ!?」

「見てみなさい。」

将軍は、自分の残った義手を見てみる。

そこには、既に触手が巻きついてた。

「なっ・・・!?」

「そのまま攻撃をしていたら・・・間違いなく両手を失う所でしたよ」

「ここは、大人しく引きましょう。 上に報告しなくてはならぬ事が出来ましたし・・・」

「……チッ!」

将軍は義手を下げた。

それと同時に義手に巻きついていた触手が解かれる。

「どうやら、少なくとも頭が冴えてて話が分かる敵さんも居るようだな」

ボスと黒スーツの男は一瞬だが睨み合った。

「それはどうも。 それでは・・・行きますよ、将軍。」

「ちゅくしょう・・・! 覚えてろ・・・! 次は絶対にメタメタにしてやるからな!」

「覚えてねぇよ、いちいちそんな負け犬のお決まり台詞。」

黒スーツと将軍は、その場から去っていった。



―――――――-❖-―――――――



「ボス。 見事な戦いっぷりでした。 彼の治療も完了しましたよ」

「そうか、ご苦労さん」

「……凄い・・・あのチームαの将軍を負かすなんて・・・」

「まぁ、結論的には相手の試合放棄だからこちらの勝利だかな」

「それよりも、幾ら治療したからと言ってもまだ酷い状態だ・・・」

「病院まで送ろう。 何処にある?」

スラナは、少年の肩を持ち立たせる。

「いえ・・・病院よりも、皆の所へ戻った方が・・・」

「皆?」


「あぁ、あのAAアスキーアートの・・・」

「ボス、いい加減そのネタは止めましょうか」

「ショボーン・・・」



―――――――-❖-―――――――



その頃・・・別の場所では・・・


「ねぇ~~・・・”クロウ”の帰り、遅すぎない?」

「リーダー・・・もしかして・・・」

「……かもしれんな」

ここは廃墟。

ここでは複数人の人間が生活をしている。

「それって・・・まさか・・・」

「嘘・・・! だって、あの”ルール”は・・・!」

「あぁ・・・確かに”ルール”は、弱者は戦闘さえしなければ大丈夫だ」

「だけど・・・もし、”ガルディーズ”の奴らに無理やり戦わされていたら・・・」

「クソッ! ただでさえ負ければ、収容所行きなのに・・・!」

「落ち着け皆! まだクロウが収容所に行かされたって決まったわけがないだろう!」

「だけど、リーダー・・・!」

リーダーと呼ばれている青年は険しい顔になる・・・


「お~い! みんな~!」


すると・・・そこに聞き覚えのある声・・・クロウの声が!

「クロウ! 無事だった……?」

そこには、一人の男に抱っこされ後ろにもう一人女の人が居た。

「だ、誰?」



{数分後}



「へぇ~・・・”異端者”……」

「聞いた事がある。 確か、別世界から来た者を言うんだっけか・・・?」

「そうそう。 そういう知識は俺得意よ?」

「あれ? そういう説明とは苦手とか言いませんでしたっけ?」

「スラナ。 少し黙ろうか」

「まぁ兎に角・・・まずは礼を言わなければならないな。 ありがとう。」

「俺達”スクールーズ”は、とても弱小で人数が少ない。」

「表に出るのも一苦労なのさ」

「あー・・・何となく察しで理解できるけども、答えあわせの為にこの世界の仕組みについて説明してくんない?」

「……良いだろう。 どの道、この世界に来たのならばいずれかは知らなければならない事・・・教えよう。」



―――――――-❖-―――――――



俺達が住むこの世界。

まぁ、この町なんだが・・・ここには”ルール”というモノが存在する。


ルール1:お金などは戦って稼げ。


ルール2:勝者には金を・・・敗者は収容所へ・・・


ルール3:歯向かえば、即処分。


ルール4:生きたければ戦え!


以上が、ルールの一部分だ。


以前までは、こんなルールなんて無かった。

とても平和に暮らしていたんだ・・・

だけど・・・


あいつが侵略をしたせいで・・・この町は一気に・・・

戦う意志が無い者は、一斉に処分され、収容所で働かせれている毎日・・・

そして・・・残された奴は、こうして廃墟での生活を世に無くされているんだ・・・



―――――――-❖-―――――――



「残りの説明は、追々説明する・・・」

「突然だけども頼みたいことがある・・・」

「引き受けてくれないことは承知だが・・・」


「別に良いよ?」


「そう・・・別に……えっ?」

「良いぜ? 助けてくれってことだろ? つまりは」

「あ、あぁ・・・だけど、本当に・・・?」

「あんまりくどいと嫌われるぞぉ~?」

「あ、ありがとう! 微かにだが、希望の光が見えてきたよ!」

「微かになのね・・・」


「魔王! 良いのですか!?」


「あっ! 馬鹿ッ!」

スラナの台詞に一同は耳を疑った。

「ま、魔王・・・?」

「あちゃ~~・・・あれほど言うなと言っただろうに・・・」

「すみません・・・つい口が・・・」

「ど、どういうことだ?」

「あ~・・・説明するとだな・・・」

ボスは、自分が人間だが・・・魔王の力を授かった事を説明した。

寅午との戦い。 そして、今までに出会った人達や仲間の事を・・・

「成る程・・・一言『魔王』っと聞いたからビックリしたよ・・・」

「悪いな。 俺も好きで魔王になったわけじゃない」

「というか・・・もう魔王は辞めた身なのさ、俺は・・・」

「そうだったのか・・・」

「それで? 俺を仲間にしたのは良いけど・・・どうするんだ? これから」

「あぁ、俺達の計画は、こうだ。 まず・・・俺達を困らせている奴らを黙らせる必要がある」

「奴ら?」


「ガルディーズさ」


そこへ一人の赤毛の女が歩いてくる。

「カルティ」

「まったく・・・今日は色々と大変な一日だねぇ~・・・クロウは怪我をする。 異端者っていう訳の分からない奴が仲間になる」

「こら! カルティ!」

「あぁ、構わないよ。 こういう意地っ張りな女性は嫌いじゃない」

「へぇ~・・・あんた、意外と紳士的な性格してるんだね。 ちょっとは見直したよ」

「そりゃどうも。 それで? ガルディーズっつーのは?」

「意地汚い連中さ! ウチの仲間は、殆どがあいつ等にやられたのさ!」

「そう・・・ガルディーズのメンバーは、どれも上級クラスの実力者・・・とても敵う相手じゃない・・・」

「あー・・・色々と王道な展開になってきているのは、分かるな。」

「まぁつまりは、そのガルディーズの大将を討ち取れば早い話だろ?」

「簡単に言うね~・・・あの大将の首を取るなんてのは、至難の業ってもんだよ?」

「あらま、そうなの?」

「あぁ・・・ガルディーズのリーダーは、他のメンバーの2倍・・・いや、10倍は強い!」

「幾ら、異端者のキミでも・・・互角に戦えるか・・・」

「う~ん・・・」

ボスは、腕を組み考える

「あぁ、そうだ。」

そして何かを思いつく

「ならば、その大将の実力がどんなものか・・・試しに見てみたら早い話じゃねぇか」

その言葉にメンバーは愕然とする。

「あんたねぇ~・・・相手は御山の大将だよ? そう易々と自分の力を見せるもんですか!」

「ツッコむ所そこですか」

スラナは、大事な部分をツッコまないカルティにツッコんだ

「仮に相手リーダーの実力を見て把握しても、勝てるかどうか分からないぞ・・・」

「そこんところは任せないな。」

「先ほど申した通り。 魔王は、こう見てもお強い方なんですよ」

「たかが雑魚リーダーなぞに負ける魔王ではありません。」

「スラナ。 ハードル上げてくれる嬉しいけども、上げすぎないようにね」

「すみません、少し自重します。」

スラナは頭を下げて謝った。

「さて・・・ここには食料とかは……ありそうにないな・・・」

「すまない・・・今日は、クロウが食料を取ってくる係りだったんだけども・・・」

「う~ん・・・よし。 だったら、俺がその食料をたっぷり頂戴してこよう」

「えっ!?」

ボスの発言にメンバー全員が驚く

「ちょっと! 幾らなんでも言い過ぎだよ!」

「大丈夫大丈夫。 お試し期間と思ってくださいな」

「お試しって・・・! 本当に大丈夫なのか!?」


「大丈夫だ、問題ない。」


そして、ボスは立ち上がり外へ出ようとした。

「スラナ。 念のために、ここの警備を頼む。」

「了解しました。」

「ちょっと待て!」

リーダーが止めに入る。

「ここのMAPだ。 これで何処に何があるかが分かるだろう・・・」

「それと携帯無線機だ。 これで連絡を取ってくれ」

「まるでデットライジングだな。 オティスるなよぉ~?」

「ボス。 いい加減に以下略。」

「とうとう以下略まで言い出したな」


「じゃ、行ってくるぜ」


ボスは、外へと出る。


〚あとがき〛


どうも、零式です。

前回が終わりだと思っていたか? 違うんです。 これからなんです。


第二部は、ガラッと世界観を変えて近未来風・・・まぁSF風味にやっていこうと思います。

(ぶっちゃけ、SFファンタジーの方が書き慣れているというかなんというか・・・)

「こんな感じのファンタジーはいかが?」的な・・・(意味不)

そんなこんなで・・・第二部。始まります。


しかし・・・第一部よりも内容ぎっしりの本文を書いたのは、別で書いてるポケスペ小説以来ですな。

どんどん妄想が膨らみング的な・・・(だから、意味不なんだって)

まぁ・・・実際、第一部よりも第二部が人気あるって漫画やアニメ、ゲームがあるしね。(デビルメイクライ等を除く...)

第一部もオチオチ編集していこうかしらっと思ってます。


それと・・・小説の書き方を変えてみました。

一般で発売されてる小説風味で良いかなっと思ってます。(実際書きやすいし)

毎回毎回書き方を変えててすみません本当に・・・^^;


さて、気づけばユニークなんとかがぁ・・・? 1000を突破ぁ~!?

驚きです。

本当に驚いたよこれは・・・「どういうことなの・・・♂」とリアルで口に出ちゃったよ。

本当に皆さんのおかげです。 本当にありがとうございます~・・・


これからも宜しくお願いしマース!


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