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「突然ですが、貴方は今から魔王です。」  作者: 野菜イタメ
第一部―――・・・「突然ですが、貴方は今から魔王です。」
12/25

(現在編集中)第十二話:「どっちが悪者?」

〘前回までのあらすじ〙


過去の話を語るボス・・・


過去にあった出来事、寅午との因縁の出会い・・・


その全てを語る・・・


過去。


神を超える者、「アルカード」と共に事件を解決していたボスだった・・・だが!


そこに現れる一人の男。


それが、寅午だった!


そして語られたのは、自分自身の恐怖(トラウマ)・・・そして、アルカードに取り付いた恐怖(トラウマ)


だが・・・!


一度話しの息を止めると、そこに空気を読まない勇者達が・・・!


色々とめんどくさくなるボス!


果たして、どう切り抜くのか!?


〘登場キャラ〙


ボス:色々と疲労が溜まっている・・・。


スラナ:殆ど戦いに参戦しておらず、唯一無傷の状態の一人


ウル:少し軽傷だが・・・戦える。


クリナ:寅午との戦闘で、無傷で勝利したエルフ。


リナ:魔力を使い果たした・・・と思いきや、まだまだ健在。


〘舞台〙


【魔王城:王座】


今回は、勇者達が6名ほどが相手となる。


主なジョブは・・・


「勇者」装備:剣、盾、鎧、兜。


「僧侶」装備:杖、ペンダント、僧侶服。


「シーフ」装備:布の服、バンダナ、短剣。


「モンク」装備:ハチマキ、柔道着。


「黒魔術師」装備:杖、黒服。


「白魔術師」装備:杖、白服。


まぁ、お決まりのメンバーです。

参考は初代FFを参考。


えっ?「赤魔術師は?」って・・・?


・・・こまけぇこたぁいいんだよ!



―――・・・第十一話:「どっちが悪者?」

「魔王、覚悟しろ!」


勇者達は、それぞれ武器を構えた。



勇者は、光の剣を


僧侶は、宝石が埋め込まれた杖を


シーフは、金ピカの短剣を


モンクは、己の拳を


黒魔術師は、黒い杖を


白魔術師は、光り輝く杖を



「魔王様は下がって・・・ここは、我らが・・・」


クリナは、ボスに後ろに下がる様に言う


が・・・しかし、魔王は前に出る。


「いいや、ここは俺が行くよ」


「しかし・・・!」


「最近、お前らに任せっぱなしだろ?」


「いえ、それは我らの使命で・・・!」


「それに・・・体も、ろくに動かしてないし・・・」


「魔王、十分動かしていると思います。」

(というか・・・むしろ動いていないのは、私の方・・・;)


「スラナは秘書。クリナ君とウルは警備。そしてリナは俺との遊び相手。」

「どれを取っても、俺がろくな事をしていないと思うがな?」



「何をごちゃごちゃと言っている!来ないなら・・・こちらから行くぞ!」


勇者達が武器を構え、突撃しようとした。



「まぁ、待て・・・家族会議中だ。」


だが、ボスは相手が殺気立っているのに、お構いなしで話をする。



「こんな・・・舐めやがってッ!!」


モンクが一人で突進してきた。



「ちょっ!魔王様!」


「あーあ・・・」


ボスは、突進してきたモンクの腕を掴んだ。


「何っ!?」


「血の気の多い人は・・・」


そして、そのままモンクを勇者側へ思いっきり投げた。


「ぐあっ!」


モンクは、勇者達の目の前に倒れた。


「楽しい時に突然帰ってくる親ぐらい嫌いなんだよ。」



「大丈夫か!?」


勇者はモンクに駆け寄る。


「あぁ・・・」


「魔王・・・侮れない奴ッ!」



「魔王様~・・・そんなに相手を挑発して大丈夫なんですか?」


「大丈夫だ、問題ない。」


「しかしですね~・・・;」


そして、話が戻る。


「とりあえず・・・今日ぐらい、魔王らしい事させてくれよ」


「・・・仕方ありませんね・・・今回だけですよ?」


「恩に着るぜ、スラナ。」


「やれやれ・・・」



そして、ボスは勇者達の前に立つ。



「お待ち、話し合いの結果・・・俺が戦う事になった。」


「よし・・・ならば、覚悟しろ!」


「その前に・・・ちょい待ち!」


「・・・ッなんだ!?」


「あんた等・・・何のために俺の命を狙うんだ?」



「・・・知れた事ッ!お前が・・・」


「お前が、この世界を恐怖のどん底に陥れたからだ!」

「お前が、この世界を恐怖のどん底に陥れたからだ。」


ボスと勇者の言葉が合わさる。


「なっ・・・!?」


「ありがち設定なんだよね~・・・」


ボスは、自分の頭を指でつつく。


「大抵、魔王ってのは・・・人をさらったり、村々を襲ったり、環境を破壊したり・・・色々と仕出かしすって奴だ」


「ふっ・・・自分で自覚していたのだな・・・!」


「それが全然違うんだよね~・・・”今回のは”」


「何?」


「今回の件は、それの逆。あんた等人間サイドが、この世界を破壊しているんだよ。」


「何を・・・嘘っぱちを・・・!」


「顔が引きつってるぞ~。嘘ついてるのは、そっちじゃねぇか?」


ボスは両指で勇者を指す。


「実はね・・・俺、あんた等ん所の街へ行った事あるんだよ。」


「・・・ッ!?」


それを聞いた勇者達は、驚いた。


「まぁ、驚くのも無理ないわな~・・・魔王が平然と街中うろつけたんだから・・・」


「そこでよ・・・あそこに女の子が居るだろ?リナって名前なんだけどな?」



”奴隷商人の所に居たんだよ。”



もう・・・勇者達は、何も喋らなくなった。


「色々と矛盾だらけだよな~」


「殺人に強盗、あわよくば奴隷商人・・・」


「そんな悪事が渦巻いているっているのに、あんた等はそれを解決しようとしない・・・」


「それよか、俺の命を取りに来る。」


ボスは、勇者の耳元で・・・こう呟いた。



「一番の悪者は、あんた等人間なんじゃないか?」



「う、うわあああああああぁぁぁあ!!!」


勇者は突然剣を持ち、ボスに襲い掛かってきた。


しかし・・・ボスは剣を掴み、話を続けた。


「まぁまぁ・・・そうカッカするなよ・・・”悪人さん”」


勇者は、掴まれていた剣をボスの手から無理やり引き剥がした。


「黙れ・・・黙れ黙れッ!!」


パンッパンッ!


ボスは、拍手をする。


「ハッハー!悪人らしい面構えになったじゃねぇか!」


ボスは、45口径ハンドガンを取り出し、構えた。




”Come on guy!! Let,Rock!!”




バンバンバンッ!!


銃が火を噴く。


勇者達は、何とか銃弾を武器で防ぐ事が出来た。


だが、モンクだけは避けるのに必死だった。


彼は武器を持っていない、持っているのは技と己の拳だけだった。


当然、ボスはモンクを狙った。


モンクはなす術もなく、頭を撃たれ・・・倒れた。


「モンク!」


「今、回復を・・・!」


バンッ!


白魔術師は頭から血を流し、倒れた。


チッチッチッ・・・


ボスは、指の代わりに銃を横にゆっくり振った。


「きっさまぁぁぁぁぁぁ!!!」


シーフが、短剣を構えて突進していく


「馬鹿ッ!止めろ!!」


バンッ!


シーフの体は防御もしていない・・・まさに的となっていた。


ボスは、容赦なく頭を撃った。


「がはっ・・・!」


残りは、黒魔術師・・・


バンッ!


いや・・・勇者と僧侶だけ残った。


「あーあ・・・一気に減っちゃったね・・・”悪人さん”」


ボスは、僧侶に向かい銃を構えた。


バンッ!!


そして撃った。


何も迷いもなく、人を撃った。



「これで、あんた一人だ。」



勇者の手から剣が抜け落ち、床に膝を付く。


「あらら?絶望感って奴かい?」


ボスは笑っていた。


だが、目だけは笑っていなかった。


ボスは、銃口を勇者の頭に突き当てる。



”「じゃあ、ゲームオーバーだ。」”



バンッ!



そして、流れる静寂・・・。


床には、赤い血を流し倒れている勇者達が・・・


「ボス・・・とうとう人を・・・」


「いいや、殺しちゃいないさ」


「何故ッ!?頭を撃ったじゃないですか!」


「頭しか撃てなかったんだよ。」


「えっ・・・?」


「あっ・・・」


勇者達の体を調べていたクリナは、その言葉の意味を理解した。


「銃弾が・・・”無い”!」


「えぇ!?」


「これは・・・?」


「”空砲”だよ。」


「空砲?」


「殺傷能力が無い銃撃・・・だから、頭に当てる必要があった。」


「成る程・・・頭に強力な一撃を加えれば、相手は即座に気絶で倒れる。」


「でも、この空砲用の弾は特別でね・・・」


「空砲用?」


「そう・・・あえて、相手に殺さずに生かす為の銃弾。」


「そんなものを何処で・・・」


「俺の友達からね、この空砲弾は特別仕様。もれなく頭から血が出ます。」


「どっちみち、危ないじゃないですか!!」


「アハハハ・・・念には念と装填した私が馬鹿でした~・・・;」


「まったく・・・!冷や冷やしましたよ!?」


「悪い悪い・・・」



「それにしても・・・このひとたち・・・」


リナは、ボスにしがみ付く


「あぁ、金で雇われたか・・・己の本能で来たのか・・・」


「今になっては分かりませんね」


「どうするの・・・?」


「もち、人間側にお返しします。」


「じゃあ・・・リナにまかせて・・・」


そう言って、リナはポケットからチォークを取り出し、陣を書き始めた。


「何を書いているんですか・・・?」


スラナは、興味があるのか・・・まじまじと見る。


「そのひとたちを、もとのところにかえすためのもの・・・」


「つまり・・・召還陣を書いてるんだな?」


ボスの言葉にリナは頷く。


「もう、そんな事まで・・・」


「リナちゃんって天才だね!」


「いや・・・天才を越してるでしょ・・・;」


ウルとクリナの言葉に少しだけ、リナの頬が赤くなる。


「おーおー喜んでる喜んでる。」


そして、陣が完成した。


「そのひとたちを、まんなかに・・・」


言われたとおりに陣の上に勇者達を置く。


「陣の文字を消さないようにな」


「了解でーす。」


そして、勇者達を全員置いた。


「よし、リナ。始めてくれ」


リナは頷き、陣の前に立つ。


そして、呪文を唱え始めた。


陣は光だし、光の粒が宙へ舞う。


「おぉ・・・これは凄い・・・」


「静かに・・・彼女は集中しています。」


「・・・・・・・。」



”テレポート!!”



バシュゥゥゥゥゥン・・・!


最後に大きな声で唱えた言葉で、勇者達は光に包まれ・・・消えた。


「・・・せいこうした・・・ぜんいん、ぶじにもどった。」


「ご苦労様、大丈夫か?」


ボスはリナの心配をした。


「うん・・・だいじょぶ。」


「そうか、偉いぞ~リナ!」


ボスは、リナの頭を撫でた。


その頬は、さっきよりも赤かった。

〘あとがき〙


はい、どうも、零式です。


今回は、ちょっとエグい内容でしたね・・・^^;

すみません、こんな頭しかなくって・・・


戦闘シーンでは、デビルメイクライ4より・・・「The Time Has Come」を聞きながら作業してました。


触手は使いませんでした。銃だけ・・・;


てか、ボスは普通の人間って設定の筈なのに・・・


「触手使える」、「銃持ってる」、「身体能力あり。」


・・・大丈夫、ぎりぎり・・・うん、ぎりぎり人間だ。


そう思わないと、やっていけませんwwww


そんなこんなで、次回は・・・まだ作成中です。


いい加減、この小説終わらせないと・・・;


あと少しだけ、零式にお付き合いください。

それでは・・・

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