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親元離れて

掲載日:2026/05/30

スマホでナビを見ながら とぼとぼと 歩いてきた

この辺りが 目的地のはずだけれど

とにかく 大きな建物ばかりで 妙に緊張してしまう


周囲を見渡してみると 視界に入ってくる 全てのものが

キラキラと 輝いていて とてもまぶしく感じてしまう

いかにも テレビで見ていた 都会って感じで

とても 自分が 場違いに思えてしまう

だけれど 逃げ出すわけには いかなかった

私は この場所で 頑張っていくしかないのだ


兄弟が多かった 私の家では 母がいつも忙しそうにしていた

昼間に働いて 帰って来ると 一気に家事をこなして

また 次は 夜働きに行って

妹や弟たちは まだ幼くて もっと

お母さんと一緒に 居たかったみたいで よくぐずっていた

もっと稼ぎがあれば 母も 兄弟も

もう少しだけでも ゆっくりできただろうに


だから 私がたくさん働いて 家族を楽させてあげるんだ

ここまで 私を育ててくれて 今も大変な思いで

必死に 家族のために 働き続けてくれて

私も無事 一人でやっていける 環境が整ったから

もっともっと 皆の為にも 頑張るよ

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