11/29
2008/2
センター試験も終わり、国立大学の願書も出し終えた。
成績は上がったものの、希望の大学の判定予測は否だった。
願書を提出した大学はセンター試験の結果のみで合否が決まるため、あとは結果が出るまでのんびり羽を伸ばすだけだ。
手持ち無沙汰な僕は、久しぶりに碧の日記を見た。
後悔と懺悔が、何日も何日も書かれていた。
彼女は……中絶をしていた。
誰にも言えない気持ちを、日記に書いていたのだろう。
僕はそんな彼女に……何も連絡をすることができなかった。
一体なんと連絡すればいいのだろうか。
知らないふりをして連絡をする?
それとも、「自分をそんなに責めないで」と連絡する?
たくさん、いろいろなパターンを考えたが、どれも正しくない気がした。
彼女とは友達だと思ってた。
けれど、何も連絡をできない僕は、本当に友達なのだろうか。
せめて、誰かが救いになってくれていることを祈るばかりだった。




