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男神の涙

作者: 鈴音あき

超短編。

原稿用紙二枚ほどの本当に短い、あらすじにもならないようなお話。

ちょっとした思いつきで出してみました。

創造主によって創られた種から芽吹き根を張り、大樹となった天界の樹。


天界の庭では、創造主の子である三神、光の女神・闇の女神・水の男神が楽しく遊んでいた。


しかしある時、水の男神がくしゃみをした反動で、大樹の枝の先を誤って吹き飛ばしてしまった。


あっという間の出来事だったので、女神たちは気づかなかった。


男神は、創造主の大樹の小枝がどこに飛んで行ったのか探したが、見つけられなかった。


天界で見つからないので、人間の世界にまで飛んでしまったのではないかとまで考えて探しに行った。


どこを探しても見つけられず、男神は途方に暮れた。


そのうち創造主だけでなく、姉神達にも枝を折ってしまった事が分かるだろう。


きっとすごく叱られる。


どうすればよいのか分からなくなり、男神は泣いた。


男神は水の神なので、彼が泣けば人間の世界は水浸しの災害を引き起こす。


男神は人間の世界で海を造ってしまった。


光の女神と闇の女神が弟神の行動に驚き、急いで天界に連れ帰った。


泣き止んだ男神は素直に、大樹の枝を折ってしまい小枝を探していることを話した。


創造主にもすべてを打ち明けて男神を許してほしいと嘆願する姉神たち。


三神の話を聞いて、創造主は微笑んだ。


「大丈夫ですよ。あの小枝は、別の世界で根を下ろし、成長していきます。あちらの世界で立派な樹となり、世界を救う安らぎの樹をなるので、安心なさい」


泣きはらした男神は創造主の言葉にホッとした。


そして、人間の世界を水浸しにしてしまった事を反省した。


「人は頼もしいです。見てごらんなさい」


創造主の言葉に従い人間の世界を覗き見ると、たくさんの動物たちと共に海の波に揺られながら舟に乗って助かっていた。


「人間の世界は無事なのですか。良かった…」


それからは男神は心穏やかに天界んで暮らしている。


偶に姉神たちと喧嘩をしてやり込められて泣かされることもあるが、もう以前のような泣き方はしない。


そんなことをしては人間の世界にまた迷惑をかけてしまうことをしっているから。



創造主はイザナミ・イザナギ。

光の女神は天照大神、闇の女神は月読の尊、水の男神は素戔嗚尊。

天界の樹は世界樹。

海はノアの箱舟。

いろんなものを混ぜ合わせたら面白いかなと思いました。

が、と~っても!

薄っぺらな神の設定です。

なので何方か面白く書いてくれないかなぁ……。なんて思ってます。

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