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偽りに塗れたこの世界で。  作者: 朱羽の索夜
偽りの言葉
1/7

広大なる世界

はい。どうも。朱羽の索夜です。

私は、この物語の他に、違う物語も書いています。URL↴

https://ncode.syosetu.com/n3765ib/

※上の物語は東方の二次創作です。

この世界には、不思議なものがたくさんある。

魔物が巣食う洞窟。

巨大な《ヌシ》というものが住み着いている湖。

凶暴な生物が飛び交う空。

そんな世界を、私、『アリシア・ローレット』は生きている。

「さて、今日は何をしようかしら。」

そう言って私は期待に胸を膨らませ、新たな一歩を踏み出そうと…

…したところで、盛大にコケた。










『ビタン!』

「痛ったぁ〜」

ここは、カムダラ王国の王城…

ではなく、城下町の一角にあるただの家。

「大丈夫!?アリシア!?」

と言いながら、玄関から、女性が出てきた。

彼女は『ロネア・ローレット』。

私の母親に当たる人物だ。

「おい、どうした!?」

そして、今度は男性が出てきた。

彼は『レリンガ・ローレット』。

私の父親に当たる人物だ。

「いや、何やってんだよ。」

と、元々私の後ろにいた青年が言った。

彼、『キルリア・ローレット』は、私の兄だ。

「もう、しょうがないじゃない!足がもつれたんだから!」

「だから、そこでもつれる意味がわからねぇって言ってんだよ。」

「はぁ!?」

「はい。二人共、もうおしまいよ。」ゴゴゴゴゴ…

「「すいませんでした。」」

お母様…確実に女性が出しちゃいけないオーラを放ってる…

「ま…まぁ、もうアリシアは冒険に行くんだから、いいんじゃないか?」

と、お父様。

そう。今日、私は旅立つのだ。

まだ見ぬ世界へ。

「…気をつけろよ。俺だって、外には行けてないんだから。」

「ええ。分かってるわよ。お兄様。それと…今まで面倒を見てくれてありがとう。お母様。お父様。」

「あ…あぁ。」

「ええ。気をつけるのよ。」

「じゃあ、行ってくるわね。」

こうして、私は旅立った。

期待に胸を膨らませ。













「えっ!?ちょっ…痛っ!?」

今、私は低級の低級、超低級のモンスター、スライムと戦っている。

が、痛いのだ。スライムだよ?柔らかいんだよ?

なのに何でこんなに痛いのか。

「っ…このっ!」

流石にイライラしてきたので、勢い良く斬りつける。

「…ふぅ。これでいいかしら。『ステータス・オープン』。」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

名 【アリシア・ローレット】

性 女

歳 15歳


LV.2

攻 140

守 133

速 121

魔 0


スキル 【】

魔法 【】


装備

胴 旅立ちの服

脚 旅立ちのズボン

足 旅立ちの靴


手(右) 石製の剣

手(左)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

…やっぱり低い…

すべての数値がやっぱり低い…

ちなみに、さっきの魔法は自分の潜在能力を数値化する魔法だ。

「…何で…何でよ…何で上がらないのよ。」

そういうものなのかしら?

「あぁ…レベル早く上がらないかしら?」

無意識にそう呟くと、不意に近くで声がした。

「レベルを上げたいのかい?」

「…え?誰?」

近くに黒ローブを着込んだ男が立っていた。

「私は…『オーマ』。ただの旅人さ。」

「へぇ。私は『アリシア』よ。よろしく。オーマ。」

私とオーマは、握手を交わした。

その瞬間。

「…ぐっ…っ!」

激しい痛みを感じた。

手を見ると…電流が走っていた。

「なんで…」

「この世界には、【魔王】という邪悪な存在がいるのは知っているかな?」

魔王…?そんなの…聞いたことない。

「15歳の子供の旅立ちには、その魔王の生贄にするという意味を持っているんだよ。」

…生贄?

「だから君は…家族に捨てられてしまったんだね。可愛そうだよ。」

…私が…捨てられた?お母様たちに?

「嘘…そんなわけない…」

「そして…私がその魔王だよ。」

…え?いや、え?どういう事?

「だから…君には、死んでもらうよ。」

そうオーマ…いや、魔王が言った瞬間、激痛と共に私の意識は、堕ちてゆくのだった…

まさかの主人公が死んでしまいました…

さて、どうなるのやら。

それではばいなら!

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