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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第三部 黒のキャラバン

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翡翠の森。

キングがぱちっと目を閉じると、私達は森の中に移動していた。


「この人数で、あの距離を……?」


驚くのは、あとにしなさい!


「みう、精霊樹の泉は?」


「この森を抜けた所!」


そう言いながら、みうは走り出した。

私達も、あとに続く。


木のてっぺんに、太陽が隠れ始めた。

ここから、日没はあっという間だ。


木の根が張り出していて、走りにくい!


「ダメだ! 日が落ちる!」


仕方ない。


「ごめん! あとで、ちゃんと謝る!」


「つかさ?」


「福助、まっすぐ『風魔法』!」


「にゃ!」


いつものように、全力で福助が風魔法を放つ。

めきめきと音を立てて、木々がなぎ倒されていく。


視界が開けた先に、きらきらと光る泉が見えた。

少し遠いけれど、まっすぐだし、的も大きい。


よし、いける!


私は虹雲の卵を手に持った。


ボール投げ レベル8発動!


「いっけぇぇぇ!」


「えー!?」


虹雲の卵を思い切り投げた私に、みう達が呆気にとられている。


ぼちゃん、と卵は泉に落ちた。


同時に、完全に日が暮れた。


そして。


暗くなっていく周囲とはうらはらに、泉は虹色に輝き出した。


「間に合ったぞ!」


「卵が孵化する!」


エルフ達が、喜びの声をあげた。


よかった、間に合った。


「つかさ、ありがとう」


「あー、なんか、ごめん」


大事な卵を投げてしまったし。


なにより。


なぎ倒された木が、重なりあって倒れている。


大惨事だ……。

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