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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第三部 黒のキャラバン

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正確無比。

「助太刀、感謝する!」


参戦した私に、敵と切り結びながら冒険者が声をかけてきた。


……まさか、実際にこの台詞を聞く日が来るとは思わなかった。


「うう……」


血を流して倒れている人達の横で、チャビがごろごろいい始めた。

チャビの「回復」なら、一度に全員を治せる。


びゅっという音と共に、どこからか矢が飛んできた。


「!?」


「気をつけろ! やつら、隠れて狙ってきてるからな!」


まずい!

くぅ達はともかく、大きくなったりゅうたろうはいい的だ。


「せり、『気配察知』!」


ひげをぴくぴくさせたせりが、一点を見つめた。

どうやら、崖の上から射ってきているようだ。


「おこん、『創成魔法』! スーパーボール!」


カラフルな小さなゴムボールを手に持つと、私は狙いを定めた。

スーパーボールは、射手の隠れている崖へと飛んでいった。


そして。


スーパーボールに反応したりゅうたろうが、ボールの行方を追って崖の上へと飛び上がった。


「うわあああ!」


山賊の悲鳴がきこえてくる。


よし!


私は、逃げようとする山賊の足元にもスーパーボールを次々と投げ込んだ。


ボールを踏みつけてバランスを崩した山賊に、くぅが剣魔法で攻撃する。


コントロールには、自信がある。

狭い家の中で、八匹の猫達を家具や柱にぶつからないように遊ばせるには、絶妙なコントロールが必要なのだ。


ボール投げ レベル8の力を見せてやる!


……いいんだ、別に。役に立っているし。

もっと、ちゃんとしたスキルが欲しかったとか思ってない!


本当ですよ……?




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