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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第二部 魔導の塔

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罪は、その身に還る。

りゅうたろうが、ひらりひらりとキャットタワーを降りる。


こ、怖い……。

高いんだよ!


無事に地上に着いた時には、りゅうたろうにしがみついていた手には感覚がなくなっていた。


「貴様ら、よくも!」


まじか。

あの状況で無事だったのか、こいつら。


……? 


何だろう、この違和感は。


「もうすぐ、老師の魔法が発動する!」


「思いしるがいい!」


声が、変に甲高い。


連中の中心にいた男が、口をぱくぱくと動かしている。


……あんなに若かったか?


そう思っている内に、魔導師達の身体はみるみる縮み、子供の姿になってしまった。


「わたしは、わた、ぼくは……?」


「おかあさん、どこ?」


「うわあああん」


「……」


前に試したが、チャビのごろごろで若返る事はなかった。


当然だ。

身体だけ若返るなんて、そんな都合のいい事がおきる訳がない。


今回のチャビのごろごろは、暴走に近い。


私達のように免疫がなかった魔導師達は、子供の状態に復元されてしまった。

これまで培った知識も経験も、全てリセットされてしまったのだ。


「……」


ろくでもない連中だったが、さすがに、何も知らない子供に仕返し出来るような性格はしていない。


「……行こう」


今度は、まともな人間になる事を祈るだけだ。







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