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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第二部 魔導の塔

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魔導の塔。

「これか」


あの時、くぅがいた鐘のある高い塔。

ぐるりと蔦でおおわれている。


チャビの回復で、建物は真新しくなっているのだから、この短期間で蔦が生えるわけがない。

入り口が見当たらないところをみれば、この蔦で外部の人間が入り込むのを防いでいるのだろう。


一見さんお断り、ってとこか。生意気な。


我が愛刀、草刈り鎌の切れ味を思い知らせてやる!


ピコン。


スキル草刈りがレベル7になりました。


ふっ。また、つまらぬものを刈ってしまった。


庭の雑草、なめてんじゃねーぞ、コラァ!


さて、気を取り直して。


「せりは『気配察知』。危ないと思ったら、みんなに教えて」


せりがひげをぴくぴくと動かした。


「よつばは『解除』。結界とか魔方陣とか、かたっぱしから解除してね」


よつばは、もふもふのしっぽをぴんと立てた。


「キング」


キングは大きな目で、私を見上げた。


「あんたは、危ないと思ったらせりとよつばを連れて逃げなさい」


せり達は戦闘には向いていない。


「チャビとおこんは、キャットハウスで待機」


「りゅうたろう、大きくなって」


ひらりと肩から飛び降りたりゅうたろうは、虎ほどの大きさになった。


最大で、建物ごとぷちっ! も有りだろうが、それじゃこっちの気がすまない。


楽に逝けると思うなよ?


「福助、全力で『風魔法』」


張り切ってるな、福助。


「くぅ。好きなだけ、やりなさい」


くぅの金色の目が、ぎらりと光った。


まぁ、猫の目は元々光るんだけどな……。


「突撃!!」













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