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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第二部 魔導の塔

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迫りくる危機。

「キング、『空間転移』。目的地はターコイズ」


嫌がってないで、さっさとしなさい! 緊急事態なんだから!




「あら、お久し振りです。旅に出たんじゃ……?」


「達成済みの依頼書って、どこにあるの?」


「それなら、右の棚にありますよ」


この世界に、知り合いはほとんどいない。

ギルドのお姉さんや、ラーラ達ラピスラズリの人間が何か仕掛けてくる理由はない。


心当たりがあるとすれば、しつこく依頼を出していた魔導の塔だけだ。


事務処理スキル、発動!


……。


…………。


……………………。


ない!


「おかしいな。絶対これがらみだと思ったのに…」


んー、もしかして?


新しく書類の束を取り出してきた。


再び、事務処理スキル発動!


……。


あった!


小型のドラゴンの目撃情報関連の依頼は取り下げられていた。


つまり、魔導の塔はドラゴンではなく、猫だということを認識したのだろう。

猫を連れて歩く人間は珍しいから、見つかってしまったのかもしれない。


日付を確認すると、コーラルの水かけ祭りの日だった。


……待てよ。


コーラルでは、りゅうたろうはキャットハウスの中だったはず。

猫を連れていないのに、特定したということは。


つまり。


まずい! 私の素性がばれている!


「よつば、『解除』」


よつばが前足をちょいちょいと動かし、私に仕掛けられていた「なにか」を解除した。


これで、向こうにも私が気付いた事を知られてしまっただろう。

一刻も早く、ここから離れないと。


「りゅうたろう、行くよ」


小さくなったりゅうたろうが、ひらりと肩に乗った。








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