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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第二部 魔導の塔

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最期の記憶。

身体中が痛い。


アスファルトが濡れている。


雨、降ってきたのか。


さっきの子猫、大丈夫だったかな。大丈夫だったら、いいな。


起き上がれない。


どうしよう。


早く帰って、猫達にご飯をあげないと。


みんな、お腹を空かしている。


よつばが、勝手にカリカリの袋を引っ張り出しているかもしれない。


猫、近付いてきた。


さっきの子猫の、お母さんかな。


大丈夫だった?


私の顔をのぞき込んで、やれやれという風にため息をついた。


もしかして。


「……」


おかしいな、声が出ない。


ミーコさん、だよね?


そうだ。


はやく、かえって……。


ねこたちに、ごはん、あげな……。





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