猫です。ぱーとつー。
第二部スタートです!
さしあたっては、お金を稼がなくては。
女神様が持たせてくれたガリル金貨はまだたくさん残っているが、この世界でずっと生きていくなら、先立つものが必要だ。
せちがらい……。
というわけで。
商業都市ターコイズにやって来た。
しばらくは、ここを拠点にしてお金を稼ごう。
ここではギルド登録もしているし。
肩乗りサイズのりゅうたろうを連れて、ギルドへ向かった。
「美味しそう……」
またしても、出店に心引かれる私の耳をりゅうたろうが前足でつつく。
分かってますよ……。
前の時はいなかった、ほかの猫達の登録をするのが先だ。
「あ、猫の人」
ギルドへ行くと、受け付けのお姉さんは私の顔を見てそう言った。
……どういう覚え方してるんだ。
「使い魔の登録をしたいんだけど」
「……種類は何ですか?」
「猫です」
「…………」
いや、うん。
分かりますよ?
でも、うちの猫達は本当に凄いんだから!
……世界を滅ぼしかけたしな。
面白いと思って下さった方は、ブックマーク、評価など、お願いいたします。
「評価を下さった皆様には、私から加護を……」
「だから、そういうのはダメなんだってば!!」




