表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/212

旅立ち……させてよ!

「ステータスの中に、マップ機能とかもありますから」


なるほど、無限収納にマップとか、私にもそれなりのチートがあるわけだ。


手のひらサイズになったりゅうたろうを見ながら、ふむふむと私は頷いた。


気がつけば、着ている服もファンタジー風のものに変わっている。

ステータスを確認すると、防御力∞とかいろいろ付与効果があるようだ。


……若返ったりはしないのか。ちょっと期待していたのに。


いや、別にいいんだけどね。


ため息をつく私をよそに、女神様は手のひらサイズのりゅうたろうにメロメロだ。


「小さくて可愛いですねぇ」


猫は大きくても可愛いです。


お城サイズだって、多分、きっと、おそらく……。


「りゅうたろうちゃん、これ食べる?」


女神様、とうとう、ちゃん呼びになりましたか。


女神様の差し出した某おやつに、りゅうたろうは困惑しているようだった。


ちらっと私の顔を見上げてきた。


間違っても、飼い主の許可を待っているわけではない。

食べたければ、人間が止めても食べようとする生き物なのだ、猫は。


単に「何、これ?」の表情だ。


「りゅうたろう、カリカリしか食べないので」


「そうなんですか?」


「じゃあ、これならどうかな?」


どこから出した、女神様。


「食べたら行くよ、りゅうたろう」


ほかの子達も、早く見つけてあげなければ。


「こっちも食べる?」


行かせるつもり、あります⁉️


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 女神様。気持ちはわかる(笑)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ