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一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第七部 《ことわり》をはずれたもの

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会合。

神様達の方は、どうなったかな。


女神様の所に、顔を出してみるか。


キングの「空間転移」で、久しぶりに神聖王国クリスタルへと移動した。


神殿に入ると、待ちかねていたように女神様が像から抜け出してきた。


「つかささん!」


「あ、久しぶり」


「猫さん達はご無事ですか!?」


「……」


いや、もう、本当にぶれないな!


「大丈夫。こっちは片付いたよ」


気を取り直してそう言うと、女神様は困ったように眉を下げた。


「こちらはちょっと……」


神様達が集まって、運命神への対応を話し合ったはずだが、何か問題があったのだろうか。


「いえ、運命神を止めなければ、という意見で一致したのですが」


具体的にどうしていいのか、と女神様はため息をついた。


「運命神が話し合いに応じるとは思えませんし」


まぁ、そうだろうな。


それが出来るくらいなら、最初からそうしているだろう。


ミーコさんが猫を探す必要もなかったはずだ。


「力ずくというわけにもいきませんし」


神様同士が力をぶつけ合うと、その力が大きすぎて、ほかの世界も巻き込んで消滅してしまうとかいう話だった。


まぁ、それがあるから運命神も自ら出てくる事はないのだが。


神様の事は、神様がどうにかしてくれないとなぁ……。


こっちは、地道に黒い霧に誘き寄せられる魔物を退治していくしかないわけだし。


「……分かっていますけど」


女神様が肩を落とす。


あんまりいじめても可哀想か。


女神様一人の責任ではないしな。


「猫達と一緒に、おやつでも食べようか」


私も、少し休みたい。


そう言うと、女神様の顔がぱっと明るくなった。


「猫さん達のおやつ、用意してあります!」


新発売だったんですよ、と女神様は勢い込んで言った。


……言っておくけど、私も食べますからね?





           第七部 完











これにて、第七部は終了となります。


お楽しみいただけたでしょうか?


面白いと思って下さった方は、ブックマーク、評価などお願いいたします。


「にゃん!」


「ぽちっとすれば、あなたのお好きな物が手に入ります」


「猫が好きな物しか、出してくれないんだけど……?」




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