表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一緒に異世界転生した飼い猫のもらったチートがやばすぎた。 もしかして、メインは猫の方ですか、女神様!?  作者: たまご
第七部 《ことわり》をはずれたもの

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

165/212

協力。

とりあえず、黒い霧と魔物の対応をしながら、小細工したやつを探しだそう。


んー?


少なくとも、古代神語が分かるやつだよな。


だけど、魔導の塔の連中はチャビの暴走で子供に戻ってしまったから、話を聞く事は出来ない。


「……」


情報が少なすぎるし、私一人では手が足りないよな。


猫の手も借りたい……。


つい、目の前にあったよつばの肉球をぷにぷにしたら嫌がられてしまった。


いや、真面目に考えよう。


普通ならギルドに頼るところだが、元凶が神様となると難しいところだ。


おまけに、運命神が誰を滅ぼそうとしているかもハッキリしない。


違う世界からきたものを、《ことわり》をはずれたものとして排除しようとしている事は分かっているのだが。


誰がそうなのか、という事はもはや本人達にも分からないくらい、この世界に馴染んでしまっているのだとミーコさん達が言っていた。


だとすると。


ハッキリしている人達に、忠告がてら、協力を求めてみるか。


んー?


まずは、サナとナルシ。


魔導の塔の出身の父親と、火の神の娘の末裔の血を引いている。


この二人がいなくなると、地下迷宮の魔方陣は無力化され、火山が噴火してしまうらしい。


多分、火の神様からある程度事情も聞かされているだろうし、腕のたつ冒険者だ。


二人の養い親であるナロクもドワーフだから無関係ではないし、協力してくれるだろう。


それと、エルフ達だな。


「とおみ」の力を持つみうなら、何か分かるかもしれないし。


虹雲の卵の事で、私達に恩義を感じてくれているようだし、頼めば翡翠の森全体が協力してくれるはずだ。


なにより、一度黒い霧に覆われているから、こちらの話も信じてもらえるだろうし。


問題は、エルフ達が意外と頭に血がのぼりやすい事なんだよな……。


事情を知ったら運命神に直接殴り込みをかけそうだが、まぁ、そうなったら、うちの魔王様に(力ずくで)止めてもらうとするか。


あとは、真珠国か。


エルフやドワーフ達と違って、この世界の誰もが、真珠国が違う世界からきたという事を知っている。


私も、こちらの世界の絵本を読んで真珠国の歴史を知った。


エルフやドワーフ、こちらの世界に馴染んだ人達と比べれば、真珠国は比較的新しいのだ。


それに、真珠国はまだ黒い霧に覆われていない。


さすがに、国レベルを私達だけで守るのは無理がある。


滅ぼすなら、数時間もあれば十分なんだろうけどな……。


すやすやと眠るくぅとチャビを見ながら、私はため息をついた。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ